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他力本願の設定集  作者: 叶山 慶太郎
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挑戦者(卓球の話)プロット

自分は卓球部でした。もうたまにしかやらないけど、それがめちゃくちゃ楽しい。毎日やってるとダルかったりするけど。不思議ダナー

一度卓球辞めた主人公が再起して日本一になる話


主人公


カットマン。カットはかなり鋭い。ぶったぎりカット。ナックルとかはできないカットマンは前後の揺さぶりに弱い。カットさせた後にツッツキをされる。そのツッツキは多少浮いても前に出る移動時間があるため打ちにいけない。だが、類い希な脚力と集中力によりその多少のミスを逃さず打ちに行く。本来防御主体なカットマンだが彼は攻撃的。中3の時にライバルと対戦し、ボコボコにされ卓球を辞める。オンオフが激しい。基本的に何考えてるかわからない。実は何も考えてない的な。授業はめっちゃ集中して聞いているが休憩時間は寝ている。


ヒロイン


隣に住む幼馴染。主人公と同じく卓球をしている。前陣速攻。カウンターが得意。ライジングとかも得意。ウジウジしている主人公を見て勝手に大会にエントリーしていっぺん卓球やれやと発破をかける。「やっぱ卓球やってるあんたが一番かっこいいよ」って本人には言わない。日本一を目指している。県では一年生にしてトップレベル。


ライバル


中3の時に中国留学から戻っていきなり日本一になったやべえやつ。綺麗なフォームで無駄が無くミスが極端に少ない。主人公をボコボコにしたが、その時主人公が魅せた一つのスマッシュが記憶に残っていて主人公を意識している。本来はもっと荒っぽいプレスタイルだが周囲が弱すぎるから抑えている。強豪校に属している。


主人公の父親


昔卓球をやっていた。怪我が無ければプロになれたかも知れないほどの選手。今は株とかFXとかで稼いでいる。なので基本的に家にいる。自宅には卓球台があり主人公やヒロインはここで卓球を始め、父親から教えてもらったりした。というか今も教えてもらっている。


主人公の母親


通訳。基本的に海外にいる。自宅には彼女英語の本がたくさんあり、そのおかげで主人公は英語が得意。卓球経験は無し。







高校1年


主人公がやらないって言ってるのにも関わらずヒロインが勝手に春季大会に申し込み参加することに。


「父さん。卓球の練習付き合ってくんない?」


「ん?お前やめたんじゃ」


「~が勝手に申し込んだみたいで強制参加」


「~ちゃんには逆らえないもんなお前」


「ほっとけ」


(・・・否定しないんだな)


んで大会に出て卓球の楽しさを思い出す。特にスマッシュの感覚。始めた頃はこの感覚が最高だったとかそんな感じ。

んで2階から見てたヒロインが一言


「やっぱ卓球やってるあんたが一番かっこいいよ」


多分惚れてる。


「久々の試合はどうだった?」


「・・・控えめに言って最高だった。ありがとな。お前のおかげだ」


「・・・別に。ウジウジしてるあんたが見てられなかっただけだから」


2回戦進出。そして2回戦の相手はまさかのライバル。因縁の対決。ライバルは主人公のことを覚えていない。が、


(こいつどこかで・・・)


試合は一方的。中3の時よりも酷い。ブランクは数日では埋まらない。特に体力の低下。3セット目10-1でライバルのマッチポイント。ライバルのツッツキがほんのわずかに浮く。


(少し浮いたか。だがこの程度なら・・・!)


いつの間にか主人公が台上まで来ていた。そこでライバルは思い出す。中3の時唯一脅威に思ったプレイヤーのことを。地区予選で圧倒していた相手が最後の最後に今と同じような状況でとてつもない迫力をはなってきたことを。その相手こそが主人公だった。


放たれたスマッシュはライバルの横を通過していった。中3の時は外したが今回は見事に決まった。


そのあとあっさり点とられて主人公は負ける。いやだってもうへとへとだし。


すれ違いざまライバルが告げる。


「期待している」


そこから練習で技術と体力をもとに戻す。そして迎えたインハイ予選だったがライバルと当たるまえにライバルの高校のやつに負ける。


そこからナックルカット覚えたり肉体改造したりとか。流し打ちのスマッシュとかカットを磨いたりとか。


秋の新人戦


戦闘狂と出会う。ライバルとは別の強豪校所属。


(次の相手カットマンか。やる気おきねぇ。あいつら守ってばかりだからなー)


(な!?こいつ、カットマンだってのに攻める気満々じゃねぇか!)


的な展開。戦闘狂はツッツキせずに打って打って打ちまくる。それに応えるように主人公はひたすらカット。ナックルカットは使わない。そんな小細工はこいつは求めてない。真っ向勝負。


激闘の末主人公が勝利。この戦闘狂はかなり主人公のことを気に入る。


んで新人戦もライバルと戦うこと無く終了。



クリスマスイブに男女混合ダブルスの小規模だが大会があり、主人公とヒロインはそれに出ることに。っていうかヒロインが誘う。普通にデート誘ったら来ない可能性があるけど卓球だったら来るだろ的な思惑。


そして無事に優勝。周りがカップルだらけで調子を狂わせることもあったが事なきをえた。


その日の帰り道


「にしてもクリスマスイブだっていうのに卓球だなんてロマンチックの欠片もなかったな~」


「・・・誘ったのお前じゃなかったか?」


「ひ、日にちとか気にしてなかったの!卓球の大会があるって聞いて誘っただけで、たまたまクリスマスイブだったんだから」


「ま、俺にとっちゃいいイブになったと思うけどな」


「大好きな卓球ができたから?(笑)」


「大好きな人と1日ずっといれたから」



メリークリスマス



冬は多分肉体改造してる。あと球技大会とかしたい。種目はバレー。集中力と瞬発力生かしてスーパーレシーブ連発とかさせたい。秋の体育祭とか文化祭とかも書きたい。体育祭は普通に活躍。文化祭は外国人が立ち寄って英語力生かして目立てばいいかな。





そんで二年の春。春季大会にライバルは出場しない。もう既にインハイ予選のシードは決まってるしとかそんな感じ。

で、主人公が優勝する。結構な激闘を次々と突破して的な。ちなみにヒロインも優勝。てかヒロインは一年で全国行ってる。優勝はしてないけど。


そんでインハイ予選。決勝でライバルと対決。毎セット接戦ながらも3たてで敗北。


北信越大会。

観客を味方につけるプレイヤーと対戦。派手なプレー観客を煽る。とにかく盛り上げる。周囲はそいつの応援を始め、主人公はまるでヒール。しかし主人公は持ち前の集中力で周囲の声を気にしない。セット数は2-1で主人公優勢。4セット目は8-3くらいで主人公リードだが相手はそこから4点連取で一点差。流れは完全に相手。

主人公のサーブ。フォア側にロングサーブ。打ってくれと言わんばかり。ノリノリの相手は思いっきり強打。

しかしそんなもの主人公は読んでいる。その強打をカウンターでストレートに放つ。ノータッチで主人公の得点。観客は静まりかえり騒がしかった相手も黙りこむ。流れが止まった。相手のサーブミスでマッチポイント。次はラリーで相手がミス。主人公の勝利。


またしても決勝でライバルと対決。

まさかまさかの一セット目先取。しかしここでライバルが本気を出す。今までの正確さを重視したプレイスタイルは仮の姿。本来は荒々しくガンガン攻めていくアグレッシブプレイヤー。

猛攻に遭い、あっという間にニセット取られてさらにライバルのマッチポイント。絶体絶命。

ライバルがドライブ。主人公は無我夢中にそのボールを思いっきりカットした。どんな風にやったかや、どんなボールが行ったかなんてよくわからない。だが、その球は明らかにキレていた。対してライバルは渾身のドライブ。球は無情にもネットイン。ライバルの優勝。だが、ライバルは納得がいってない様子。逆に主人公はその球に希望を抱いた。


インターハイに向けて主人公は意識の改革を行う。というのも主人公のプレイには感情が無かった。勝ちたいとか負けたくないとかそういうものが試合中は皆無。もちろん試合前は勝ちたいし試合後は悔しいだとかうれしいとかはある。


勝つ意志を持つこと。気持ちで勝つというのはスポーツではよくあること。気持ちの乗ったいいボールとか言うじゃん。集中のなかに感情を入れる。100パーセント集中できればそれが一番だがそれは無理だから気持ちで補う。



インターハイ。1回戦余裕勝ち。2回戦で去年の準優勝者と当たる。が、一セットもとられず勝利。調子が悪かったのか、準優勝は運がよかったなのか。どちらも違う。主人公が強くなっただけ。父いわく主人公はもうライバルと同じレベルだそう。


順当に勝ち上がりまたしても決勝はライバルと。一セット目は主人公がとる。ライバルには勝利への意欲がない。勝つことが当たり前だったから。その差で主人公が有利。

しかし、二セット目の後半主人公優勢でのとき。ライバルは


(・・・このままだと負ける?)


久しぶりに負けを意識した。そして思い出した。


(・・・・負けたくない)


試合中、誰もが思う感情を。


「・・・・勝ちたい!」


勝利の渇望を。


主人公の優位が消える。二セット目は元々の点差のおかげでとる。が、それ以降はライバルが優勢。実力は同じだが、ライバルのほうが経験が多い。その差、わずかな差だがそれにより三セット目を奪われる。


(このままじゃ、勝てない。何か手はないか。何か、一つでいい。俺があいつに勝っているもの。・・・・!


そうだよな。俺の最大の武器はこれだよな。これでどうにかするしかねぇよな)


4セット目もライバルが優勢だが、徐々にラリーが長引き1点決まるのに時間がかかるようになっていく。


父は気づく。


(まさかあいつ・・・。完全に集中する、ゾーンに入るつもりか!)


4セット目はとられ、5セット目中盤。ビハインドだが、ここで主人公はゾーンに入る。そこから盛り返し主人公のマッチポイント。


相手の強打を主人公は前に出ながらカット。前に出た分摩擦が高まり回転数があがる。なおかつスピードも出る。北信越の最後に見せたカットだ。


(前はネットインだった。今回は完璧に返す!)


「うおおおおおお!」


渾身のドライブ。


だが、またもやネットイン。


しかし、主人公は前に出てきていた。読んでいたのだネットインを。


「本当は自覚あんだろ?」


「お前にこの球は返せない。ネットインが限界だ」


「そして、俺の勝ちだ!」


放たれたスマッシュはライバルの横を過ぎていった。


高々と拳が掲げられた。


唸る歓声。鳴り止まない拍手。向き合う二人。握手をかわす。


「・・・次は勝つ」


「次も勝つ」


父と一言二言かわしてすぐに主人公は立ち去る。女子はまだ試合中だから。


フルセットの10-8絶体絶命のヒロイン。


(ヤバい。負けちゃう。ここまで来たのに・・・)


「まだ、負けてない!諦めるな!」


「!」


観客席から主人公の声。主人公は握り拳を前に出す。


(勝ったんだ!・・・そうだよね。ずっと諦めなかった人の前で諦めるわけにはいかない!)


で、しゃがみこみサーブとかで奇襲かけるとかで勝利。失敗恐れて今までやってなかったとかそんな感じ。


表彰式とかあるんかな。で、帰る。まあその際イチャイチャしたらいいよ。







数年後オリンピックの決勝でまたこの二人は戦う。


END


おまけがあるとしたらダブルスの世界大会で主人公とライバルが組むとか、混合ダブルスで主人公とヒロインが組むとか。












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