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1月1日

1月1日

 年が明けると、数日ぶりに快晴の空が広がっていた。

溜まっていた洗濯物を洗って干すと、出かけることにした。

久しぶりの青空のおかげで道路に残った雪も解けていく路面を歩いていくと、途中で通りかかった近くの公園では大きな雪だるまと小さな雪だるまが寄り添うように並んでいた。

僕と母親が作ったものが、まだ残っていたのだろう。

日差しで溶けかけて、小さな雪だるまが大人の雪だるまへと傾いている。

その姿はまるでお互いを支え合っているようで僕は、その姿につい母親の姿を思い描いた。

「ありがとう、お母さん。心配しなくても僕は幸せだよ」

最後に伝えたかった言葉を呟き、再び歩き始める。

空から見ている母親の為に、誰よりも幸せに生きていこうと思った。


おしまい

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