プロローグ〜私の死因〜
初めまして、あまりんごと申します!
初投稿、小説となって無いかもしれませんが暖かい目で見てくださると幸いです!
毎日毎日平和に暮らす平穏な人生。
前から入りたかった専門学校へ入り4年後卒業、大手の会社に就職して休日はユー〇ャンなどで習い事をして資格を取る毎日。
それでいいのか28歳。そんなことを思う機会が現在ある。
理由は__
「先輩はぁ、なんで結婚しないんですかぁ〜?」
このウザ…、ンンッ、可愛い後輩にチクチクと嫌味を言われているからである。
田村ゆかり、通称甘美な天使。
「んっとね、男に興味が無いんだよね。」
「えぇ〜?それ、末期なんじゃ…?女の子として終わってますよ〜」
うるっさいわ!こちとらそんなこと言われんでもわかってるわ!
だが、末期だという彼女の言葉もわからなくはない。
親に結婚の話を切り出される事にそろそろやばいと思うのだが、なかなかできるものでは無い。
「そうだ!どうせならカフェ行きません?私が先輩に女子力とは何かをお教えしますぅ!先輩の奢りで♡」
そう言って無理やり私をカフェへと連れていく。
その最中に、信号がいきなり赤に変わったような気がした。
いや、待って、いくら何でも赤になるの早すぎるでしょ。
しかも今そこには田村ちゃんが…!
途端に田村ちゃんは空中を舞った。
ペしゃっと落ちる音を聞き、やっと私の脳は正常に動いた。
「…た、田村ちゃん!!」
私は駆け寄り、動かしていいかわからなかったがとりあえず歩道へと動かした。
「田村ちゃん!田村ちゃん!」
必死に呼びかける私に彼女は笑って言う。
「あ、はは…、失敗、しちゃったなぁ…、先輩に、女子力、教えるはず…」
「田村ちゃん…」
彼女は、今年の六月に結婚するはずだった。
会社でチヤホヤされて、旦那からも愛されて、この世に必要な人間のはずだ。
なぜ、何故こんなことに…!!
せめて、死ぬのが自分だったら…!!
《じゃあ死んじゃえ☆》
「へ?」
次の瞬間、私の視界はブラックアウトされた。