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この世界を救って!  作者: 緋波ゆうひ
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異世界へGO!

 私は10年前、妖精(フェアリー)に出会った。その妖精は言った。

「この世界を救って!」

…と。たったそれだけ?って思ってた。10年も放置してしまったのが悪かったのかな。そしてある日、世界は一変した。世界は(ほろ)びる寸前だった。ー…いや、滅びた。私は大切な人を失った。滅びた世界で、私だけが生き残った。妖精に出会いを求めて、昔に妖精と出会った公園に向かって走った。走りつづけた。大切な人の名前を、灰色の空に吐き捨てながら。

今、世界を救います!


 私は、高校生一年生になったばかり。10年前に、昔よく遊んでいた公園で、ある妖精と出会ったの。その妖精は、名前を教えてくれた。でも、その時はまだ、5歳だった私。「この世界を救って!」と言われたことしか覚えてないの。そんな過去を持つ私の名前は、赤坂歩海(あかさかあゆみ)。この話をしても、誰にも信じてもらえない。

本当なのに。どうして?ずっと悩んでいた。中学2年になって、ある男の子と仲良くなった。私の過去を話したら、その男の子は信じてくれた。それどころか、「その妖精に会ってみたい」とも言ってくれた。凄く嬉しかった。両親ですら、信じてくれなかったのに。その男の子は、いつしか、私の大切な人になっていた。中学3年のとき、同じ高校を志望していると知ったとき、嬉しかった。そして私達は、奇跡的にこの学校、星空学園高等部に入学した。制服が凄く可愛くて、学校も素敵!……だったので、星空学園を志望した。………は、いいが。

それからがマジ地獄!偏差値高いし、倍率高いし。しかも全国から、試験の受付が殺到。入れる確率はめっちゃ低い。猛勉強した。しないと落ちる。一日でも勉強をしなければ、確実に落ちる。必死になって、寝る間も惜しんで勉強した。 


そして、結果発表のとき。彼が言った。

「お互い、受かっているといいね」

って。こんなに人数いる中で、私を見つけてわざわざこれだけを言いに来てくれたのが嬉しかった。そして受かった。

入学してから約一ヶ月。この学校には、ある噂があった。それは……〔異世界に繋がる場所〕だということ。異世界へ転送された人達は忽然と消えて、何事もなかったように数ヶ月後に戻って来るのだ。異世界について聞いても、話してくれた人は(いま)0(ゼロ)。それを解明したい!という一心も、入学を決めた一つの理由。


今日もいつも通り、学校に登校する…はずだった。


「え?なにこれ…」

寮を出たときは、既に世界が変わっていた。

誰もいない、静かな街。時折、凄い音が街を駆け巡る。死体も何もないし、ただ私がこの世界に閉じ込められたみたいに。建物は崩壊状態。ここの寮だけが形で残っている感じだ。そして今、【この世界を救って!】と言った妖精が私の脳裏を過ぎる。あの妖精に会わなくては。私は直感した。すぐさま、あの公園に向かった。妖精と出会った、あの公園へ。


「来んの遅ーい」

妖精が言った。

「あ、はいすみません……じゃなくて!あの時の妖精さん!」

妖精は持っていた団子の串と思われるものを、【ボキッ】と音を立てて折った(そして捨てた)。

「名前覚えてないわけー?さいってー」

なんで私が最低?あの時私、まだ5歳ですけど!覚えてなくても仕方ないし!とか考えていると……

「さーて、私の名前はなんでしょー?

①ほし

②スバル

③スカイ

④グリーン

⑤モモ

⑥アスカ

⑦アイカ

⑧緑茶

⑨グリーンティー

⑩紅茶

⑪アッサム

⑫アール

⑬グレイ

⑭五ェ門

⑮アイス

⑯バーサーカー

⑰アカリ

⑱ユマ

⑲ミク

⑳ミランダ」

(しばら)くの沈黙……を、破ってみた。

「選択肢多っ!しかも「⑭五ェ門」って何!?ゴェモンて!緑茶とグリーンティーは同じだし!紅茶とか、アッサムとか、アール、グレイとか!お茶やないか!」

「お茶ー?ていうかさー!沈黙破んないでよー!空気読んでよー!」

あ、はいすいません…て言いそうになった。この妖精は、多分モブになるのではないか?絶対そうだ。…それより、世界を救わないとなのでは??

「⑳ミランダ、で正解でしょ?」

だって、ミランダだけ難しー名前だし、星の名前だし、響き良いし。

「ふー。改めまして、こんちゃーっす。私はミランダよ!妖精界では五本指に入るその一人!私は世界を救うことの、手助けをするのよ!さ、アユミ!代償を選びなさい!」

「代償!?」

そんなもん払う必要あるのか!何、どーゆー意味??

「どんなものがあるの?」

ここは冷静に。だって私は、数学の能力者アビリティープレイヤーだから。 何それ?って思ったそこのアナタ!この能力は結構凄くてね?6歳の時から、数学については全て頭に入ってて、科学さえ勉強すれば、風読みなども出来るの!あ、話戻るけど、代償だっけ。

「代償はー。」

小さい手で、私を指差す。

「アユミとあなたの大切な人を、異世界へ転送する。そうすれば、この世界は元通りになるわ~」

異世界!?彼と異世界!?相談も許可も無しに、彼を巻き込めない…

「あなた分かってないわねー!アユミと彼が異世界に行かないと、彼も助からないってことよ!」

マジですか。彼を助けるために異世界に行くしか無いなら、行ってやろうじゃない!

「行く!彼を助ける!世界を救う!」

ミランダがコクリと頷くと、異世界転送の魔法を使う。

「……大地の妖精、ミランダ・リアリス・ライムが申す!この地は豊かなる田畑に恵まれ、人々の愛に溢れ、そして皆が幸福を掴むよう命ずる。さあ、赤坂歩海、朝霧佑(あさぎりたすく)、行け!異世界、"カムイ帝国"!」

皆さんはじめまして!緋波ゆうひです。

小説家になるのが夢で、とうとうこのサイトにたどり着きました。私が憧れる小説家の方が、このサイトから小説家になられたみたいで……アニメも見てました。大好きすぎて、友達に勧めまくっているところです。


さてと。最近、私は色々なことに没頭しております。テスト勉強にテスト勉強にテスト勉強に……(泣)もう勉強なんて嫌です。期末テストなんて誰が考えたのでしょう。因みにこの前の中間テストでは、学年4位を取りました。3位以内の壁は遠く……。5教科合計得点が460点という、自分にとっては最悪な点数で……


なんて言ってもしょうがないですね。


小説家になり、小説とアニメだけに没頭する人生がいつか来るのでしょうか…?

とは言え、まだ学生ですけどね。近い将来、そうなればいいなと思っております。

引き篭らない小説家になりたいです。外の世界が大好きなもんで。

都会とか大好きです。私の家はど田舎ですが。周りは畑ばかり。私の家も農家で、野菜は大体は家で取れます。食費のお金が普通より掛からなくて助かっているのですが。


この作品を読んでくださった皆様、心より感謝を!

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