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接近

温泉話、もう少し続きます。



 一度部屋に入って軽く休憩してから、男性組と女性組に分かれた六人は、さっそく大浴場へと向かうことにした。荷物を減らすためか、皆浴衣に着替えていたので、唯の目から見た誰もが新鮮で、ああ温泉に来たのだなあと実感させられる。


「大浴場から露天風呂に行けるの?」


 そう訊いた藤子に、木内は普段と変わらぬ穏やかな笑顔で応える。


「はい。外から見えるかもって心配かも知れませんけど、女湯のほうは比較的高いところに造ってあるから、男湯からも近場からもそうそう見えないようになってますんで、どうぞ安心して入ってください」


「てことはー、逆に言えば女湯から男湯のほうは覗けるってことか?」


 にやにや笑いながら訊くのは大崎。


「見えなくはないですけど…見られたいんですか?」


「あんたたちの裸なんて、誰が見たいと思うってのよ!」


「いち兄とかかず兄で見慣れてるから、いまさらなー」


「真央、誤解を招く言い方はやめろ! お前が思春期に入る前から、上半身しか見せた覚えはないぞっ」


「…………」


 何とまあ…皆、あけすけな会話をするものだと唯は思った。唯にも父親や弟はいるが、たとえ家族であっても恥ずかしくて見られないというのに。しかも、よその男性とそういう関係にすら至ったことがなければ尚更だ。


「あー、唯、顔真っ赤♪」


「ま、真央っ」


「ま、とにかく。夕食の前にさっさと入っちゃいましょー」


 藤子の一声で、エレベーターに乗ってそれぞれの大浴場のある階へと分かれていく。


 ちょうど他の客も到着する時間帯だったのか、脱衣所も浴場もそこそこ人数がいたが、混んでいるというほどでもなかった。浴衣を脱ぎながらふと隣の真央を見ると、極端に浴衣が長いということもなさそうなので────唯は真央から渡された浴衣を何の気なしに着ていたので、いままで気付かなかったのだ────自分の浴衣の裾がつんつるてんにならずに普通の長さだったことにいまさら気付く。そういえば一哉も大崎もそうだったし、これはもしかしなくても木内が事前に皆の身長を伯父たちに伝えていてくれたのかと、いまさらながらに木内の細やかな気遣いに気付いて驚く。


「どうしたの? 唯ちゃん」


 そんな唯の様子に気付いた藤子が訊いてきたので、支度を続けながらいま思ったことを正直に話す。


「木内くんって結構そういうとこあるわよね。彼が使った後のコピー機とか給湯室のものとか、いつも次に使う人のこと考えて綺麗にしてあるの、気付いてた?」


「へー、木内くんってそうなんですかー」


 感心したように言う真央に、さすがに片方だけ持ち上げるのはマズいと思ったのか、藤子は言を継ぐ。


「まあそれは、大崎も負けてないけどね。ほらうちの課総務だから、あちこちの課の人間のよそからの評判が耳に入ってくるんだけど、たまにうちの社の封筒を持ってた男の人に気分が悪くなってたところを介抱してもらったとか、痴漢から助けてもらったとか感謝の電話も来たりするのね。で、名乗らないで去ったっていうその人の特徴を訊いて、『長身の人だ』って言われたらたいてい大崎と思って間違いないわね」


 それは、唯も初耳だった。大崎は営業課だから、外を歩く機会も多いだろう故のことだろう。


「へえ~。大崎さんも結構親切なんですね」


「見た目がチャラいから、誤解されることも多いけどね。馬鹿な言動もしたりするけど、基本はいい奴だから何だかんだで大槻も嫌えないみたい」


「そうですね、いち兄も嫌いだと思ったら容赦なく切り捨てるタイプだし。まあこれはかず兄もだけど、あっちは客商売だからいろいろ我慢してるんだろうなあ。ストレスため過ぎなきゃいいけど。って、いまはいち兄のことか、はたから見てても悪友っぽいつきあいしてるみたいだから、大崎さんのことも嫌ってないと思いますよ」


「そうよねえ、大槻も本気でキレたら女相手でもキッパリスッパリ言っちゃうタイプだし」


 どことなく遠い目をしている藤子は、恐らく一哉が加藤にはっきり引導を渡した時のことを思い出しているのだろうと唯は思った。確かにあの時の一哉は、いままで見たこともないほどに冷たい目と口調で、情け容赦の欠片も感じられなかったから。あんな一哉を見たのは、唯は初めての経験だった。もし自分があんな風にされたらと思うと、お湯に入っているというのに、背筋を冷たいものが伝う気がした。


「それはそうと」


 ふいに、藤子がこちらを見た。


「会社で着替えるの見てた時から思ってたけど、唯ちゃんって結構着痩せするタイプなのねえっ ね、カップはいくつ? してたブラ、ちょっとサイズ小さいんじゃないの?」


「ふっ 藤子先輩みたいなナイスバディな人に言われても、お世辞にしか聞こえませんよーっっ」


「あら本心よー、今度一緒に下着屋さん行きましょうよ、ちゃんと測ってもらったほうがいいわっ」


「二人とも胸大きくっていいなあ。あたしなんか背も小さいから全然ですよう」


「あら、真央ちゃんも言うほど小さくないわよ。むしろ身長のわりにあるほうじゃない? 何なら、バストアップ体操とウエストのくびれ作る体操教えてあげるわよ」


「藤子さんが言うと、効きそうな気がするなあ」


「ねー、あたしも教えてほしいですー」


「はーい、二人揃っていらっしゃい、お姉さんがまとめて面倒見てあげるっっ」


 そんな風に、すっかり女同士の話で盛り上がっていたので、その声が約半階分下にある男湯の露天風呂に筒抜けだったことに、誰一人気付かなかった。


「……女同士って結構大胆な話するんスね…」


「何をいまさら。これで女子会とかで酒が入ると、もっとすげーぞ? ん? どうしたよ大槻、ウブなガキでもあるまいに、顔真っ赤だぞ」


「…まったくの他人なら全然気にならないけど、自分の身内もいると思うと、正直いたたまれないというか……ていうか、お前らもしっかり聞いてんじゃねえっ」


「えー、いいじゃん、聞こうと思って聞いた訳じゃないしー」


「そうっスよ、不可抗力っスよ」


「うるさいうるさいっ ほらとっとと中へ戻れっ」


 ブーブー文句をたれる大崎と木内を追い立てながら、一哉が中に戻っていったことも、唯たちはまるで知らない……。



 それからしばらくして、風呂から上がった唯は、浴衣を羽織ってからドライヤーをかけ終わったところでふうと息をついた。


「お疲れさまー。髪長いと大変だねー」


 真央が手渡してくれた紙パックのオレンジジュースを、礼を述べながら受け取る。


「さて、と…」


 オレンジジュースを飲みながら、髪を上げようとバレッタを手にしたところで、かけられる声。


「ねえ唯ちゃん、ちょっと髪いじらせてもらっていい? 試したいことがあるのよ」


「あ、はい、どうぞ。お好きになさってください」


 藤子もそこそこ髪が長いが、唯ほどの長さはないのでいじってみたいのだろう。鏡越しで、自分の背後で何をやっているのか細かいところはほとんどわからない状況で、藤子は実に手際よく唯の髪を上げたりねじったりしていく。最後に何かをつけられたような気がしたところで、横で見ていた真央が感嘆の声を上げた。


「わあっ 唯、大人っぽーいっ」


「え?」


 言いながら身体の向きを少し変えて鏡に映った後頭部を見ると、見たこともないかんざしが一本、唯の髪を綺麗にまとめ上げていた。そうやって見ても、どうやってかんざし一本で髪全部を結い上げたのかよくわからない。


「先輩、これって…?」


「前に気に入って買ったはいいけど、あたしには似合わなかったのよ。唯ちゃんなら似合うんじゃないかなー、と思ってたけど、ビンゴだったわね。それあげるわ」


「えっ そんな、悪いですよー」


「いいのよ、あたしが持ってたってタンスの肥やしにするだけだし」


「そう…ですか? すみません……」


 今度、藤子にお礼をしなければなあと思いつつ、三人は大浴場を後にする。




          *        *       *




 夕食は、海が近いということもあって、新鮮な魚介類尽くしで、皆で舌鼓を打つ。皆成人しているしということで、乾杯分だけビールを口にして、唯と真央はあとはソフトドリンクに切り替えていた。藤子は意外に酒豪で、男性陣に負けないくらいに飲んでいたが、まったく酔っている様子がないのは流石である。


「藤子さん、お酒強いんですねえ」


「まあ、ビールくらいならね。それにあたし外見がこうだから、下手に酔いつぶれるとどこに連れてかれるかわかんないから、頑張って鍛えたのよ」


「美人でナイスバディにも、また別の悩みがあるんですねえ……ちなみにあたしは、うちの会社の新入社員歓迎会で、『未成年に酒飲ませてるみたいで後ろめたい気分になる』って言われました。むかつくー」


 真央は唯や一哉とは別の会社に就職したので、そちらではどういう風に扱われているのかよく知らなかったが、その一言で真央が会社で皆に可愛がられている様子が目に見えるような気がした。


 食事を済ませて皆でしばし休憩した後、真央が辺りを散歩したいと言い出した。それに、すっかり酔いも醒めた藤子が同調する。唯も、反対する理由もつもりもなかったので、同意の意をしめす。各々貴重品だけ持って、旅館の下駄を履いて表へと歩み出た。夜も更け始めていたが、温泉街というだけあって、付近の飲食店も土産物屋もまだ煌々と明かりが灯っていて、街灯も要らないのではと思えるほどだった。


「昔は温泉なんて遊ぶところもなくてつまらねーとか思ってたけど、大人になってから来ると、また違うもんだな」


「でっしょー?」


 しみじみ言う大崎に、得意げに木内が応える。木内にしてみれば、身内を褒められている気がして嬉しいのだろう。


「ホント。大人ならではの醍醐味よね」


 真央が続けたとたん、大崎と木内が一瞬顔を見合わせてから、それからほぼ同時にぶふっと吹きだした。


「あっ 何よ、二人とも、その反応はっっ」


「い、いや、別に~? なー、木内」


「ですよねー、先輩」


 二人が何を言いたいのかは、はたから見ていた唯たちには火を見るより明らかだったが、本人たちが何も言わないので、あえて沈黙を守っていた。込み上げてくる笑いを、懸命にこらえながら。一見張り合っているように見えても、大崎も木内も同じような感じに真央を気に入っているらしく、三人揃うと何だか微笑ましい。


 真央の視線から逃げるように、ふと横を向いた唯は、ちょうど通りかかっていた橋の上から見える川面が綺麗で目を奪われてしまった。夜なので、水面自体は真っ黒に見えるのだが、付近の電灯がそこに映って揺らめいて……何だか幻想的な雰囲気を醸し出していて、欄干に手を置いてしばし見とれてしまった。


「…ねえ真央、いつまでも怒ってないで、あれ見てみなさいよ。すごく綺麗よ、ほら…」


 言いながら振り返った唯は、そこに思ってもみなかった人物の姿を見い出して、一瞬固まって、それからすぐに顔を前に戻した。ついさっきまで他の五人がいると思っていたそこには、真央どころか一哉ただ一人しかいなくて……頭の中は、疑問符の山だ。


 えっ 何で!? 何で先輩しかいないの!? みんなはどこ行ったの!?


 返事の前に、背後で聞こえる足音。


「ホントだ。綺麗だね」


「は、はい…」


 もう、後ろを向くことも顔を上げることもできず、俯いてしまう。何しろ浴衣越しの背中に、体温が伝わってきそうなほどに一哉が近付いていたから。


「あ、あの…他の皆さんは……?」


「あっちの店に面白そうなものがあるって言って、俺らを置いてさっさと行っちゃったよ」


「そ、そうですか……」


 何となく、気まずい沈黙。皆がいる時は、まだ普通に話せるというのに。欄干に置いたままの唯の両手の外側に、一哉がその大きな手をまるで唯の身体全体を囲うように置いたことも、唯の緊張に拍車をかけていた。


「────あのさ」


「は、はいっ?」


「もしかして、『名前で呼んで』って言ったの、迷惑だったかな」


「え……」


「いや、唯ちゃん、何か可哀想なくらい緊張してる感じするしさ。もしかして、嫌なのに無理にお願いしちゃったかと思って」


 一哉の声は、昼間のあの強引さが嘘のように、意気消沈しているように聞こえる。もしかしなくても、自分の態度のせいでそんな風に思わせてしまったのだろうか!?


「ち、違いますっ!」


 自分でも驚いてしまうほどに、大きな声が出ていた。


「ま、真央や一度聞かれちゃった大崎さんはともかく、藤子先輩やいままで何も知らなかった木内くんの前で呼ぶのが、は、恥ずかしかっただけで……い、一哉さんが嫌ってことはないです、絶対に」


 恥ずかしかったけれど、一哉に誤解されたままでいるほうが嫌だったから。後ろを振り返らないままで、勇気を出して告げていた、自分のまぎれもない本心を。背後から感じるのは、驚いたように一瞬息をのんだような気配と…それから、ふっと微笑う気配。けれどやはり恥ずかしさから何もできず、唯は俯いたまま暗い水面を見つめていた。そこで、唐突に耳元で聞こえる低く穏やかな声。


「─────ありがとう」


「!」


 その魅力的な声が、耳を通して脳と心を直撃するような気さえして、動悸が早くなっていく自分を自覚する。もう、返事すらできない。耳元でささやかれる声が、こんなにも威力を発揮するなんて、思ってもみなかった。更に次の瞬間ささやかれた言葉に、決定的に思考力を奪われることになるのだけれど。


「…初めて見たけど、綺麗なうなじだよね。誘惑されてるみたいで、指で触れたり……してみたくなるな」


「!!」


 思わずうなじを手でおさえながら、真っ赤な顔を隠すことも忘れて振り返ると、少々驚いたような顔の一哉と目が合ってしまい、慌てて目をそらす。予想はしていたこととはいえ、あまりにも一哉の顔と自分の顔が近かったこともあって、恥ずかしさは倍増だ。唯のそんな内心に気付いたのか、一哉はすぐに普段の笑顔になって、両手のひらを上に向けて見せる。


「いやごめん。冗談だったんだけど、そんなに驚かせちゃうと思わなくて。これじゃそこらのセクハラ親父とおんなじだ」


 ホントごめんね、と素直に告げてくる一哉に、「いいえ…」としか返せない。嫌だった訳ではない。ただ、羞恥が限界を越えてしまっただけで……一哉が好きとか嫌いとか、そんなことまで考えられない状態になってしまっただけだ。そんな唯に、一哉は優しい笑顔で手を差し伸べてきて、唯が応じるのを待っているように見えた。


「さ、みんなのところに行こうか。あんまり遅くなると、心配かけちゃうからね」


 もうすっかりいつもの様子に戻った一哉からは、先ほどまでの何となく妖しい雰囲気はまるっきり感じられない。小さく「はい」と返事してから、そっとその手にみずからの手を重ねる。


 初めてまともにつないだ一哉の手は大きくて温かくて、唯の心に安心を与えてくれる。この手に包まれていたら、何も怖くないのではないかと思えるほどに。唯に合わせて歩いてくれる一哉の歩調はゆっくりで、何だか大切にされているような気がして、嬉しかった。思えば、五年前のあの頃から、一哉は唯を大事に扱ってくれていた気がするけれど。


 数分歩いたところで、射的のお店で盛り上がっている皆に合流することができた。


「何だかすげー盛り上がってんな」


「いや、木内が意外に上手いんだよ。小さい頃からよくこのへんに来てたらしくてさ、俺も負けてらんねー…って、何仲良くお手てつないじゃってるんだよ?」


 振り返った大崎が目ざとく追及してきたことで、唯はようやく現状を思い出し、慌てて手を放す。


「あっ 違うんです、私が危なっかしいから一哉さんが手を引いていてくれただけで…っ 特に他意はないんです~っっ」


「……ま、そういうこった。こんなところには、酔っぱらいも多数うろついてるしな」


 ぽんぽん、と唯の頭にのせられる大きな手。


「ふうん…ところで、大槻もやってみろよ。実力も見せないで余裕ぶってられると何かムカつく」


「何だよ、その理屈は。…別にいいけどさ。唯ちゃん、何か欲しい景品とかある?」


「え…っ」


 言われてそちらを見ると、雛段状になっている台座の上に、適当に並べられている菓子や玩具たちが目に入った。


「…じゃあ、できたらあのクマのぬいぐるみを…あっ 別に、ねだってる訳ではありませんから、気にしないでもっっ」


 唯が言い募っている間に、店主に料金を払った一哉は、ふっと微笑って前に向き直る。


「おっ 大槻先輩もあのクマ狙いますか? あれはなかなか難しいですよ~」


 木内が楽しそうに言った直後、その表情が一瞬にして焦りを多分に含んだものに変わってきた。


「え…ちょっと、マジっスか!?」


 一、二発目は惜しいところで外したものの、一哉が放った弾は三発目で見事にクマのぬいぐるみに命中していた。ぐらり…と傾いだ後、背のない台座の上にあったぬいぐるみがぽすんっと床に落ちて…店主が感心したように口笛を吹いた。


「おーっ ニイちゃん、なかなかやるねえ」


 言いながら、ぬいぐるみを差し出してくれる。


「射的でいち兄に挑むなんて、ちょーっと無謀だったわね。子どもの頃からかず兄と張り合いまくって腕を磨いてて、『射的荒らしの双子』なんて呼ばれてたんだから」


 真央の証言の後、大崎と木内が「聞いてない(っス)よ~っ」と叫ぶが、いまとなっては負け犬の遠吠えでしかない。当の一哉は涼しい顔だ。


「何とでも言え。相手の実力も知らずに侮ったお前らの負けだ。で。唯ちゃん、はい」


「あ…ありがとうございます……」


 「どれがいいか」と訊かれたから、パッと見て可愛いと思ったそれを答えただけで、そんな難しい位置にあるものだとわかっていたら言わなかったのに、とまで思っていたので、一哉が見事それを獲得するなんて、思ってもみなかった。けれど、手の中にある高さ20cmほどのクマのぬいぐるみは、近くで見てもやはり可愛い。


「あら、可愛いじゃない。よかったわね、唯ちゃん」


「はいっ」


「という訳で、大槻、あたしにはあのウサギ獲って」


「えー? 他の奴らは?」


「あいつらは真央ちゃんに貢ぐものばっか獲って、あたしには全然獲ってくれないのよっ 妹のしわ寄せの責任は兄がとりなさいよねっ」


「はいはい、わかりました、お姉さま」


 藤子と一哉の同期らしい微笑ましい?やりとりを横目で見ながら、唯は幸せな気分で、そっとクマのぬいぐるみを胸に抱き締めた…………。

予想外に唐突に接近してきた一哉。唯の心臓は、最後までもつのでしょうか…(笑)

一哉本人はクマというよりオオカミかも知れませんけどねっ(大笑)

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