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ラストリモート〜失われし読書魔法(リーディング・マジック)と金髪幼女で挑む迷宮配信〜  作者: 神崎 ライ
幕間⑤

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閑話⑤ 瑛士とルナの共闘

 ルリと音羽がリビングで話し始めていた頃、庭に建てられた小屋の前で、負けられない戦いが始まろうとしていた。


「まったく……いつの間にこんな小屋を用意したんだよ。なんで俺が……」


 瑛士は不満を呟きながら肩を落とした。すると前を歩くルナが振り返り、じっとした瞳で急かすように見上げてくる。


「なんだよ? ちゃんと外に連れて行っただろ?」

「キュー! キュキュキュ!」

「は? さっさと歩けってか? この野郎……」


 苛立ちながら視線を向けると、ルナは一瞬だけ振り返り、どこか人を小馬鹿にしたような眼差しを返した。


「……迷宮のときから思っていたが、どっちが上なのか、しっかり教えてやる必要がありそうだな」

「キュー?」


 首を傾げたルナは、瑛士の怒りなど気にも留めず、小屋へ駆け出した。


「あっ、おい待て!」


 慌てて瑛士が追いかけると、小屋の前でルナの姿が忽然と消えた。


「は? どこに行ったんだ……?」


 ルナが消えた場所に駆け寄った瞬間、視界が暗転して意識が沈む。気づけば木造の見知らぬ部屋に倒れていた。


「ここは……どこだ……」


 意味がわからず周囲を見回すと、足元に柔らかな感触がすり寄ってきた。


「良かった、無事だったのか」

「キュー、キュキュ」


 ルナは小さく鳴きながら、しょんぼりと耳を垂らす。


「大丈夫だ。俺も無事だ。だから勝手に走り出すなよ」


 声をかけると、ルナの耳はまっすぐに伸び、目が輝きを取り戻す。


(やっぱりコイツ、俺の言葉を理解しているよな……ただのウサギでもモンスターではない何か()()()()()

「キュー?」


 瑛士が考え込んでいると、ルナが裾を噛んで引っ張った。


「なんだ? 帰りたいのか」

「キュ、キュー」


 ルナは短く鳴いてうなずくように動く。


「わかった、家に戻ろう」


 二人が出口へ向かおうとしたとき、瑛士は立ち止まった。


「……待てよ。これ、用意したのって()()だったよな」

「キュ」

「アイツが何も仕掛けずにすんなり出口から出してくれると思うか?」

「キューキュ」


 瑛士の言葉に、ルナは勢いよく首を横に振った。


「だよな。よし、二人で力を合わせて脱出するぞ」

「キュー!」


 瑛士とルナの間に、不思議な絆が生まれた瞬間だった。

 予想通り、出口には数々の罠が待ち構えていたが――それは、また別のお話。

最後に――【神崎からのお願い】


『面白い!』、『楽しかった』と思って頂けましたら、『評価(下にスクロールすると評価するボタン(☆☆☆☆☆)があります)』を是非宜しくお願い致します。

感想やレビューもお待ちしております。

今後も本作を書いていく強力なモチベーションとなります。感想を下さった方、評価を下さった方、本当にありがとうございます!

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