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まーじゃん! ~麻雀部 はじめました~  作者: 雀太郎
最終章 麻雀と――
54/55

最終幕 ②

東三局 一本場 ドラ6s

西家 ナオ 29000

北家 ひめる 18900

東家 ひらく 33200

南家 ふうろ 18900


ひらく 手牌

[23889m 4567p 35()7s 北][ツモ牌 4s]


 打、北。

 ドラ1。二向聴(リャンシャンテン)

 14789m、23456789p、256789s。19種66枚が有効牌である。

 確定メンツ、345()s。メンツ候補、23m、889m、4567p。

 4メンツの4ブロック構成。面前手が主体となる。

 ……6s引きは三面形。8mが雀頭(じゃんとう)になりそう……。


「リーチ!」


 ナオからの先制リーチ。

 打、4s。

 後手に回る。

 ……早い! まったく追いつけなかった……!

 ツモ。


[23889m 4567p 345()7s][ツモ牌 5m]


 危険牌を引き入れた。

 この不揃いな二向聴(リャンシャンテン)から、押すわけにはいかない。

 ベタオリ。

 退路を切り開く。


ナオ 捨牌

[東 白 7m 3m 4s]


[2【3】5889m 4567p 3【4】5()【7】s]


 現物が2枚と、筋牌が1枚。

 ひらくの選択。

 打、4s。

 7sはリーチ宣言牌の筋。あまり信用できない。

 メンツを崩してでも、守勢に回る。

 ふうろのツモ。

 打、7m。

 ひめるのツモ。

 打、7m。

 ツモ。


[2【3】5【889】m 4567p 35()【7】s][ツモ牌 【7m】]


 打、3m。

 7mが4枚見え。89mも壁となり、かなりの安全が保証された。

 リーチ者の現物かつ、他家(ターチャ)に通っていない3mから先打つ。

 ナオのツモ。

 打、2m。

 ひめるのツモ。

 打、1m。

 ツモ。


[【257889】m 4567p 35()【7】s][ツモ牌 9p]


 ナオの現物2mに加え、7mが4枚見えの今、5-8mの筋が否定されている。5mも中筋という考え方が成立する。

 同じく1-4-7mも安全筋となった。

 ナオに対し、萬子(マンズ)はほぼ安全地帯だと判明する。

 手牌には6枚の安牌。ベタオリは容易だ。

 ナオ、ツモ。

 麻雀卓(フィールド)に、牌を晒す。


 七索(チーソー)


「ツモ!」


 倒牌(とうぱい)


[11234p 12366689s][ツモ牌 7s]


「リーチ、ツモ、ドラ3。30符5(ハン)満貫(マンガン)2000、4000の一本場は2100、4100点さぁ!」



――――――――――

点棒移動


西家 ナオ 29000 → +8300 → 37300

北家 ひめる 18900 → -2100 → 16800

東家 ひらく 33200 → -4100 → 29100

南家 ふうろ 18900 → -2100 → 16800

――――――――――



東四局 ドラ3m

南家 ナオ 37300

西家 ひめる 16800

北家 ひらく 29100

東家 ふうろ 16800


ひらく 手牌

[2345m 344467p 246s]


 ドラ1。二向聴(リャンシャンテン)

 25m、2358p、2356s。10種34枚が有効牌である。

 メンツ候補、2345m、3444p、67p、246s。

 4メンツの4ブロック構成。面前手が主体となる。

 良形だが、索子(ソウズ)の愚形にだけ不安が残る。

 ツモ。


[2345m 344467p 246s][ツモ牌 5p]


 打、5m。

 2358p、2356s。8種28枚の受け入れを持つ一向聴(イーシャンテン)となった。

 2mでないのは、234三色を睨んでのこと。456三色よりも近いはず。

 愚形は解消できないが、

 ……そこは面前だけじゃない……。

 ひめるのツモ。

 打、3s。


「チー!」


 ひらくが仕掛ける。

 一副露(ワンフーロ)


[234m 3444567p 6s][←234s]


 打、6s。

 2-5-8p、3pの四面待ち。

 断么九(タンヤオ)、ドラ1。30符2(ハン)は2000点。高め2pは234三色がつき、3(ハン)3900点である。

 先制の聴牌(テンパイ)

 リーチ勝負は、ナオが得意とする雀域(ゾーン)だ。こだわり過ぎず、足も使う。


「ツモ!」


 ひらく、倒牌(とうぱい)


[234m 3444567p][←234s][ツモ牌 2p]


断么九(タンヤオ)三色同順(さんしょくどうじゅん)、ドラ1。30符3(ハン)は1000、2000点です!」



――――――――――

点棒移動


南家 ナオ 37300 → -1000 →36300

西家 ひめる 16800 → -1000 → 15800

北家 ひらく 29100 → +4000 → 33100

東家 ふうろ 16800 → -2000 → 14800

――――――――――



南一局 ドラ發

東家 ナオ 36300

南家 ひめる 15800

西家 ひらく 33100

北家 ふうろ 14800


ひらく 手牌

[22234p 123467s 發發][ツモ牌 6s]


 打、1s。

 ドラ2。二向聴(リャンシャンテン)

 確定メンツ、234p、234s。雀頭、22p。メンツ候補、667s、發發。

 4メンツ1 雀頭の5ブロック構成。發の仕掛けが主体となる。

 扱いやすい牌姿(ぱいし)。發さえ鳴ければ、アガリは目前だ。

 出ない場合も考慮し、リーチを打てる態勢にもなっている。

 ナオのツモ。

 打、發。


「ポン!」


 ひらくが仕掛ける。

 一副露(ワンフーロ)


[22234p 234667s][發↑發發]


 打、6s。

 5-8s待ち聴牌(テンパイ)

 發、ドラ3。30符4(ハン)は7700点である。

 先手をとった。

 アガれば、再びトップ目に浮上する。親落としにも、絶好の手牌となった。


「リーチ!」


 ナオからの先制リーチ。

 打、5()p。

 赤ドラがリーチ宣言牌。勝負手が入ったか。

 しかし引くわけにはいかない。

 勝負に応じる。

 ひらくのツモ。

 打、6p。

 ナオのツモ。

 打、7s。

 ひらく、ツモ。

 打、5m。

 ナオ、ツモ。

 麻雀卓(フィールド)に、牌を叩きつけた。


 六萬(ローマン)


「ツモ!」


 倒牌(とうぱい)


[12345789m 888p 99s][ツモ牌 6m]


「リーチ、ツモ、一気通貫(イッキツーカン)……」


 裏ドラが捲られる。

 裏ドラ表示牌、8s。

 つまり裏ドラ、9s。


「裏ドラ2! 親の30符6(ハン)跳満(ハネマン)6000オールさぁ!」



――――――――――

点棒移動


東家 ナオ 36300 → +18000 → 54300

南家 ひめる 15800 → -6000 → 9800

西家 ひらく 33100 → -6000 → 27100

北家 ふうろ 14800 → -6000 → 8800

――――――――――



南一局 一本場 ドラ西

東家 ナオ 54300

南家 ひめる 9800

西家 ひらく 27100

北家 ふうろ 8800


ひらく 手牌

[35()56m 78899p 西西中中]


 ドラ3。七対子(チートイツ)一向聴(イーシャンテン)

 36m、7p。3種9枚が有効牌である。

 通常手としては二向聴(リャンシャンテン)

 457m、7p、西、中。6種17枚が有効牌。

 確定メンツ、789p。メンツ候補、35m、5()6m、89p、西西、中中。

 6メンツのフルブロック構成。西、中のダブル役牌(ヤクハイ)が主体となる。

 ふうろのツモ。

 打、8p。


「ポン!」


 ひらくが仕掛ける。

 一副露(ワンフーロ)


[35()56m 799p 西西中中][888→p]


 打、7p。

 同じく二向聴。457m、9p、西、中。6種16枚の変化。

 七対子(チートイツ)に構えても36m、7p待ち。ここから良い待ちを発掘するにも、時間が掛かるかもしれない。

 それなら自ら動く。

 ナオのツモ。

 打、9p。


「ポン!」


 ひらくが再び仕掛ける。

 二副露(ツーフーロ)


[35()56m 西西中中][888→p][9↑99p]


 打、3m。

 457m、西、中。5種14枚の受け入れを持つ一向聴(イーシャンテン)となった。

 鳴ける牌は、すべて鳴く。

 対々和(トイトイ)でも役牌のダブルでも、他家(ターチャ)への牽制(けんせい)となる。打点が確保された現状で、恐れるものはない。

 ……あとは1巡でも早く、聴牌(テンパイ)するだけ……!

 ツモ。


[5()56m 西西中中][888→p][9↑99p][ツモ牌 中]


 打、5m。

 4-7m待ち聴牌。

 中、ドラ3。40符4(ハン)満貫(マンガン)8000点である。

 先手をとった。

 6m切りの対々和(トイトイ)に構えれば、跳満(ハネマン)12000点だった。

 しかし5mとドラ西では、両面に比べアガリ率が段違いで低い。

 アガリにくい跳満よりも、アガリやすい満貫。これは麻雀の大鉄則である。

 基本の両面受けで、アガリを目指す。


「ツモ!」


 ひらく、倒牌。


[5()6m 西西中中中][888→p][9↑99p][ツモ牌 7m]


「中、ドラ3。40符4(ハン)満貫(マンガン)2000、4000の一本場は2100、4100点です!」



――――――――――

点棒移動


東家 ナオ 54300 → -4100 → 50200

南家 ひめる 9800 → -2100 → 7700

西家 ひらく 27100 → +8300 → 35400

北家 ふうろ 8800 → -2100 → 6700

――――――――――




ナオ 50200

ひらく 35400(-14800)

ひめる 7700

ふうろ 6700



 ――南二局

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― 新着の感想 ―
[良い点] 最後のは私は対々和を狙う方ですかね。「中」は出るかな?と狙いタイプです。 点数計算も30府はだいぶ最初の頃と比べると分かるようになりました。最後のはいくつになるか考えてから見てます。 ここ…
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