場況判断
「今回は場況判断を教えるさ。様々な状況に、どう対応するのが正しいのか……その一般論を対局形式で説明していくさ」
「対局の流れを検討するんですね? わかりました!」
「ボクたちと一緒に検討してくよー!?」
「ふうろちゃんとひめるちゃんも、よろしくね!」
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東一局 ドラ北
東家 AI1 25000
南家 AI2 25000
西家 ひらく 25000
北家 AI3 25000
配牌
[34m 347p 345566s 西西發]
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「まずはこんな好配牌が来たら、どうするさ?」
「はいはーい! もちろん西ポンの速攻だねっ!」
「うーん……それだと少しもったいない気もするよね。最高で断么九、平和、345三色を見て、面前リーチを狙うべきだと思うけど……」
「あたしもひらくの意見に賛成さ。ふうろの意見も間違いってわけじゃないけど……東一局の平場では南場に向けて、打点を稼ぎたいさ」
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東三局 ドラ8s 5巡目
西家 AI1 20000
北家 AI2 21000
東家 ひらく 37000
南家 AI3 22000
手牌
[45m 67788p 345678s][ツモ 5p]
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「断么九、平和、ドラ1。親の出アガリ3翻5800点でダマテンもあり」
「ひめるちゃんが得意の戦法だね! でもまだ点差も充分じゃないかもだし、親番の好形先制リーチは見逃せないかな」
「ひめるはしないけど、同意だけする」
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南一局 ドラ3m
東家 AI1 19400
南家 AI2 15400
西家 ひらく 46900
北家 AI3 18300
配牌
[1468m 58p 1679s 西北白]
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「少し手が落ちてきてしまったさ。とりあえず今局もアガリにいくかさ?」
「これは止めたほうがいいと思います。形が悪くてアガリが遠い。それにまだ大量リードしてますから」
「それでいいさ。大量リードした南場では、放銃せずに安全な局回しをすることが肝要さ」
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南四局 ドラ9p
南家 AI1 19900
西家 AI2 17400
北家 ひらく 43400
東家 AI3 18300
配牌
[122378m 3667p 79s 中]
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「2着目と23500点差でオーラスさ。このリードなら捲られることは、まずないさ。参加するしないは自由だけど、親への放銃だけは避けようさ」
「私は少しだけまっすぐいって、アガれそうならアガリにいきます。ダメならベタオリですね」
「それでいいさ。次の半荘の検討に移るさ」
【第2対局】
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東一局 ドラ北
東家 AI1 25000
南家 AI2 25000
西家 ひらく 25000
北家 AI3 25000
配牌
[34m 347p 3566s 西西北北]
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「きたー! もちろん西ポンで速攻だねっ!」
「今回はふうろちゃんと同じかな。この手は仕掛けるか、ドラ北を雀頭にしたリーチを打つしかないけど……3翻3900点でも充分だよね」
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東三局 ドラ8s 5巡目
西家 AI1 30000
北家 AI2 21000
東家 ひらく 27000
南家 AI3 22000
手牌
[45m 67788p 345678s]
上家。
打、8p。
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「ポンして聴牌を取るかの選択さ」
「断么九、ドラ2。親の30符3翻は5800点。難しいですけど一度アガって、トップ目に立っておきたい気持ちもありますね」
「ここは個人の雀風で、大きく変わりそうさ。正解はないけど、共通なのはアガリにはいくってことさ」
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南一局 ドラ3m
東家 AI1 40300
南家 AI2 14900
西家 ひらく 27900
北家 AI3 16900
配牌
[13578m 1347p 458s 白]
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「トップ目と少し離されてますね。この手牌はリーチを目指します」
「下位争いも安定とは言えないから、それがいいと思うんさ」
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南二局 ドラ5p
北家 AI1 36300
東家 AI2 12900
南家 ひらく 35800
西家 AI3 14900
手牌
[2344m 24p 23889s 白白][ツモ牌 東]
AI1 手牌
[←678s]
AI2 手牌
[中↑中中][←978p]
捨牌
[4m 8m 6s 8s 1s 9s 發 1p]
AI3 手牌
[←西西西]
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「すべての他家から仕掛けが入っているけど、一番危険なのはどこかわかるかさ?」
「断トツで親のAI2です。ドラ色の筒子混一色をしている上に、染め色の1pも余っていますから……」
「そうさ。こんな手からは、もう筒子を切ってはいけないんさ。ベタオリ推奨さ」
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南三局 ドラ7s
西家 AI1 44700
北家 AI2 12300
東家 ひらく 31900
南家 AI3 11900
手牌
[223456m 678p 77s 東東]
AI3。
打、東。
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「これはポンテンを取ってほしいんさ」
「親番で一気に高打点も狙いたくなりますね」
「南場で大切なのは『オーラスまでの点数差』なんさ。現在トップ目とは、12800点差。これをオーラスまでに最低でも『10000点未満』にしておきたいんさ」
「つまり満貫2000、4000で捲れる点差が逆転への最低ラインってことですか。トップ目が親なら『12000未満』となりますね」
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南三局 ドラ6p
南家 AI1 46900
西家 AI2 10300
北家 ひらく 37900
東家 AI3 5700
配牌
[445 6678p 1138s 西北]
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「配牌ドラ3! トップ目とは9000点差だから、全力で満貫のアガリを目指すんさ!」
【第3対局】
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東一局 ドラ北
東家 AI1 25000
南家 ひらく 25000
西家 AI225000
北家 AI3 25000
配牌
[2459m 57p 1237s 東南白]
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「んー、めっちゃ悪い! これじゃ鳴けないよー!」
「諦めも肝心さ。こんな手は字牌を集めて、守備的に構えるんさ」
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東三局 ドラ8s 8巡目
西家 AI1 29000
北家 ひらく 19000
東家 AI2 31000
南家 AI3 21000
手牌
[45m 23368p 234567s][ツモ牌 3m]
AI1 手牌
[←888s]
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「断么九のみの嵌張7p待ち。ダマテンにするべき」
「ひめるちゃんの言う通りだね。AI1にドラポンまでされて、リーチはしにくい場況になってるかな」
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南一局 ドラ9s
東家 AI1 37000
南家 ひらく 9000
西家 AI2 35000
北家 AI3 19000
配牌
[34m 347p 345566s 白白]
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「今回も白鳴き速攻だねっ!」
「白を鳴くと、たったの1翻さ。持ち点が少ないときは、なるべく安い手で局を進めないようにしてほしいんさ」
「これもやっぱりメンタンピン三色の手組みなんですね!」
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南三局 ドラ北
西家 AI1 37000
北家 ひらく 13800
東家 AI2 31400
南家 AI3 15400
手牌
[345m 357p 3456777s]
上家。
打、6p。
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「よーし! チーして全力タンヤオだねっ!」
「今回ばかりは、ふうろの言う通りさ。残念だけど親番もなくなり、トップを狙うのは厳しい状態 さ。こんな時はラス回避するんさ」
「ひとつでも着順をあげないとですね」
「ラスと3着目には、雲泥の差があるんさ。だからラスにならないことも大切な技術さ。ラス回避に大事なこと……オーラスまでにラス目になっていないことさ」
「麻雀のアガリ率は高くて25%……つまりラス目にいるだけで、75%の確率でラスになるってことですよね」
「そうさ。だから『オーラス前に3着目より100点でも多く点棒を持っている』ことが大事になるんさ」
「この2000点の仕掛けは、3着目への浮上に欠かせませんね」
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南四局 ドラ1m
南家 AI1 36500
西家 ひらく 15800
北家 AI2 30400
東家 AI3 14900
配牌
[128m 45p 7788s 南南西發]
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「オーラス。手は良くないけど、ラス回避のために最後までアガリにいくさ」
「AI3以外がアガっても、3着のままです。放銃にだけは気をつける局面ですね」
「麻雀には似ているようで違う場面が、山ほどあるさ。どんなときでも自分の境遇に合わせて、最良の選択をしてほしいんさ」
「はい! これからも最後まで諦めず、最善を尽くしていきますね!」




