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まーじゃん! ~麻雀部 はじめました~  作者: 雀太郎
第3章 麻雀と戦略
45/55

場況判断

「今回は場況(ばきょう)判断を教えるさ。様々な状況に、どう対応するのが正しいのか……その一般論を対局形式で説明していくさ」


「対局の流れを検討するんですね? わかりました!」


「ボクたちと一緒に検討してくよー!?」


「ふうろちゃんとひめるちゃんも、よろしくね!」


――――――――――

東一局 ドラ北

東家 AI1 25000

南家 AI2 25000

西家 ひらく 25000

北家 AI3 25000


配牌

[34m 347p 345566s 西西發]

――――――――――


「まずはこんな好配牌が来たら、どうするさ?」


「はいはーい! もちろん西ポンの速攻だねっ!」


「うーん……それだと少しもったいない気もするよね。最高で断么九(タンヤオ)平和(ピンフ)、345三色を見て、面前リーチを狙うべきだと思うけど……」


「あたしもひらくの意見に賛成さ。ふうろの意見も間違いってわけじゃないけど……東一局の平場では南場に向けて、打点を稼ぎたいさ」


――――――――――

東三局 ドラ8s 5巡目

西家 AI1 20000

北家 AI2 21000

東家 ひらく 37000

南家 AI3 22000


手牌

[45m 67788p 345678s][ツモ 5p]

――――――――――


断么九(タンヤオ)平和(ピンフ)、ドラ1。親の出アガリ3(ハン)5800点でダマテンもあり」


「ひめるちゃんが得意の戦法だね! でもまだ点差も充分じゃないかもだし、親番の好形先制リーチは見逃せないかな」


「ひめるはしないけど、同意だけする」


――――――――――

南一局 ドラ3m

東家 AI1 19400

南家 AI2 15400

西家 ひらく 46900

北家 AI3 18300


配牌

[1468m 5()8p 1679s 西北白]

――――――――――


「少し手が落ちてきてしまったさ。とりあえず今局もアガリにいくかさ?」


「これは止めたほうがいいと思います。形が悪くてアガリが遠い。それにまだ大量リードしてますから」


「それでいいさ。大量リードした南場では、放銃(ほうじゅう)せずに安全な局回しをすることが肝要さ」


――――――――――

南四局 ドラ9p

南家 AI1 19900

西家 AI2 17400

北家 ひらく 43400

東家 AI3 18300


配牌

[122378m 3667p 79s 中]

――――――――――


「2着目と23500点差でオーラスさ。このリードなら捲られることは、まずないさ。参加するしないは自由だけど、親への放銃だけは避けようさ」


「私は少しだけまっすぐいって、アガれそうならアガリにいきます。ダメならベタオリですね」


「それでいいさ。次の半荘(ハンチャン)の検討に移るさ」




【第2対局】

――――――――――

東一局 ドラ北

東家 AI1 25000

南家 AI2 25000

西家 ひらく 25000

北家 AI3 25000


配牌

[34m 347p 3566s 西西北北]

――――――――――


「きたー! もちろん西ポンで速攻だねっ!」


「今回はふうろちゃんと同じかな。この手は仕掛けるか、ドラ北を雀頭(じゃんとう)にしたリーチを打つしかないけど……3(ハン)3900点でも充分だよね」


――――――――――

東三局 ドラ8s 5巡目

西家 AI1 30000

北家 AI2 21000

東家 ひらく 27000

南家 AI3 22000


手牌

[45m 67788p 345()678s]


 上家(かみちゃ)

 打、8p。

――――――――――


「ポンして聴牌(テンパイ)を取るかの選択さ」


断么九(タンヤオ)、ドラ2。親の30符3(ハン)は5800点。難しいですけど一度アガって、トップ目に立っておきたい気持ちもありますね」


「ここは個人の雀風(じゃんぷう)で、大きく変わりそうさ。正解はないけど、共通なのはアガリにはいくってことさ」


――――――――――

南一局 ドラ3m

東家 AI1 40300

南家 AI2 14900

西家 ひらく 27900

北家 AI3 16900


配牌

[13578m 1347p 45()8s 白]

――――――――――


「トップ目と少し離されてますね。この手牌はリーチを目指します」


「下位争いも安定とは言えないから、それがいいと思うんさ」


――――――――――

南二局 ドラ5p

北家 AI1 36300

東家 AI2 12900

南家 ひらく 35800

西家 AI3 14900


手牌

[2344m 24p 23889s 白白][ツモ牌 東]


AI1 手牌

[←678s]


AI2 手牌

[中↑中中][←978p]


捨牌

[4m 8m 6s 8s 1s 9s 發 1p]


AI3 手牌

[←西西西]

――――――――――


「すべての他家(ターチャ)から仕掛けが入っているけど、一番危険なのはどこかわかるかさ?」


「断トツで親のAI2です。ドラ色の筒子(ピンズ)混一色(ホンイツ)をしている上に、染め色の1pも余っていますから……」


「そうさ。こんな手からは、もう筒子を切ってはいけないんさ。ベタオリ推奨さ」


――――――――――

南三局 ドラ7s

西家 AI1 44700

北家 AI2 12300

東家 ひらく 31900

南家 AI3 11900


手牌

[223456m 678p 77s 東東]


 AI3。

 打、東。

――――――――――


「これはポンテンを取ってほしいんさ」


「親番で一気に高打点も狙いたくなりますね」


「南場で大切なのは『オーラスまでの点数差』なんさ。現在トップ目とは、12800点差。これをオーラスまでに最低でも『10000点未満』にしておきたいんさ」


「つまり満貫(マンガン)2000、4000で捲れる点差が逆転への最低ラインってことですか。トップ目が親なら『12000未満』となりますね」


――――――――――

南三局 ドラ6p

南家 AI1 46900

西家 AI2 10300

北家 ひらく 37900

東家 AI3 5700


配牌

[445() 6678p 1138s 西北]

――――――――――


「配牌ドラ3! トップ目とは9000点差だから、全力で満貫(マンガン)のアガリを目指すんさ!」




【第3対局】

――――――――――

東一局 ドラ北

東家 AI1 25000

南家 ひらく 25000

西家 AI225000

北家 AI3 25000


配牌

[2459m 57p 1237s 東南白]

――――――――――


「んー、めっちゃ悪い! これじゃ鳴けないよー!」


「諦めも肝心さ。こんな手は字牌を集めて、守備的に構えるんさ」


――――――――――

東三局 ドラ8s 8巡目

西家 AI1 29000

北家 ひらく 19000

東家 AI2 31000

南家 AI3 21000


手牌

[45m 23368p 234567s][ツモ牌 3m]



AI1 手牌

[←888s]

――――――――――


断么九(タンヤオ)のみの嵌張(カンチャン)7p待ち。ダマテンにするべき」


「ひめるちゃんの言う通りだね。AI1にドラポンまでされて、リーチはしにくい場況(ばきょう)になってるかな」


――――――――――

南一局 ドラ9s

東家 AI1 37000

南家 ひらく 9000

西家 AI2 35000

北家 AI3 19000


配牌

[34m 347p 345566s 白白]

――――――――――


「今回も白鳴き速攻だねっ!」


「白を鳴くと、たったの1(ハン)さ。持ち点が少ないときは、なるべく安い手で局を進めないようにしてほしいんさ」


「これもやっぱりメンタンピン三色の手組みなんですね!」


――――――――――

南三局 ドラ北

西家 AI1 37000

北家 ひらく 13800

東家 AI2 31400

南家 AI3 15400


手牌

[345()m 357p 3456777s]


 上家(かみちゃ)

 打、6p。

――――――――――


「よーし! チーして全力タンヤオだねっ!」


「今回ばかりは、ふうろの言う通りさ。残念だけど親番もなくなり、トップを狙うのは厳しい状態 さ。こんな時はラス回避するんさ」


「ひとつでも着順をあげないとですね」


「ラスと3着目には、雲泥の差があるんさ。だからラスにならないことも大切な技術さ。ラス回避に大事なこと……オーラスまでにラス目になっていないことさ」


「麻雀のアガリ率は高くて25%……つまりラス目にいるだけで、75%の確率でラスになるってことですよね」


「そうさ。だから『オーラス前に3着目より100点でも多く点棒を持っている』ことが大事になるんさ」


「この2000点の仕掛けは、3着目への浮上に欠かせませんね」


――――――――――

南四局 ドラ1m

南家 AI1 36500

西家 ひらく 15800

北家 AI2 30400

東家 AI3 14900


配牌

[128m 45p 7788s 南南西發]

――――――――――


「オーラス。手は良くないけど、ラス回避のために最後までアガリにいくさ」


「AI3以外がアガっても、3着のままです。放銃(ほうじゅう)にだけは気をつける局面ですね」


「麻雀には似ているようで違う場面が、山ほどあるさ。どんなときでも自分の境遇に合わせて、最良の選択をしてほしいんさ」


「はい! これからも最後まで諦めず、最善を尽くしていきますね!」

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― 新着の感想 ―
[良い点] 雀魂でも色々と考慮してやってます。いくつかは実際にありましたね。最善は何か?色々とありそうです。 先日も雀魂で下家でよく鳴くプレイヤーがいて「まるでふうろみたいだな〜」と感じたプレイヤーが…
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