東風戦 第2幕 後編
東二局 一本場 ドラ西
北家 ナオ 30400
東家 ふうろ 28600
南家 ひめる 20500
西家 ひらく 20500
ひらく 手牌
[1233356778m 西發中]
ドラ1。二向聴。
369m、西、發、中。6種17枚が有効牌である。
確定メンツ、123m、567m。雀頭、33m。メンツ候補、78m。
3メンツ1雀頭の4ブロック構成。染め手が主体となる。
萬子への一気寄せ。字牌の重なりがなければ、さらなる一色手となりそうだ。ドラ西の重なりも好手である。
ツモ。
[1233356778m 西發中][ツモ牌 4m]
打、發。
123456789m、西、中。11種31枚待ちの二向聴へと変化した。
ひめるのツモ。
打、9m。
「チー!」
ひらくが仕掛ける。
一副露。
[123334567m 西中][←978m]
打、中。
123456789m、西。10種30枚の受け入れを持つ一向聴となった。
萬子引きで、清一色、ドラ1。西引きで混一色、ドラ3。どちらも高打点が期待できる。
ツモ。
[123334567m 西][←978m][ツモ牌 3m]
打、西。
1-4-7m、2-5-8mの六面待ち。
――――――――――
[1234m][333m][567m]→1-4m
[123m][333m][4567m]→4-7m
[123m][33m][34567m]→2-5-8m
――――――――――
清一色、ドラ1。30符6翻は跳満12000点の大物手である。
先手をとった。
今局に退路はいらない。何があっても押し続ける。
「ポン!」
ふうろが[西↑西西]と仕掛けてくる。
一副露。
打、9m。
役牌、ドラ3。ふうろも勝負だ。
捲り合いに突入する。
ひらくのツモ。
打、5p。
ふうろのツモ。
打、1s。
ひらく、ツモ。
打、5s。
ふうろ、ツモ。
「むむむっ……勝負だねっ!」
打、1m。
「ロン!」
ひらく、倒牌。
[1233334567m][←978m][ロン牌 1m]
「清一色、ドラ1。30符6翻、跳満12000点の一本場は12300点です!」
――――――――――
点棒移動
北家 ナオ 30400
東家 ふうろ 28600 → -12300 → 16300
南家 ひめる 20500
西家 ひらく 20500 → +12300 → 32800
――――――――――
東三局 ドラ6p
西家 ナオ 30400
北家 ふうろ 16300
東家 ひめる 20500
南家 ひらく 32800
ひらく 手牌
[334567m 566p 89s 南南][ツモ牌 7p]
打、8s。
ドラ3、二向聴。123456789m、45678p、9s、南。16種50枚が有効牌である。
確定メンツ、4567m。雀頭、33m。メンツ候補、56p、67p、南南。
4メンツ1雀頭の5ブロック構成。自風牌南の仕掛けが主体となる。
最効率は6p切り。8sは向聴数が進まない。ただ先を考えるなら、89s落としでドラを使い切れる好形待ちのほうがいい。
ふうろのツモ。
打、南。
「ポン!」
ひらくが仕掛ける。
一副露。
[334567m 5667p 9s][南↑南南]
打、9s。
23456789m、45678p。13種41枚の受け入れを持つ一向聴となった。
受け幅が広く、打点もある。
磐石の向聴だが、
……できるなら、欲しいのは……!
ツモ。
[334567m 5667p][南↑南南][ツモ牌 7p]
打、7m。
5-8p待ち聴牌。
南、ドラ3。30符4翻は7700点である。
先手をとった。
「ポン!」
ふうろが[7↑77m]と仕掛けてくる。
一副露。
打、6m。
ツモ。
[33456m 56677p][南↑南南][ツモ牌 8m]
不要牌。ツモ切る。
「ポン!」
ふうろが再び[8↑88m]と仕掛けてくる。
二副露。
打、5s。
連続仕掛け。追いつかれたか。
ツモ。
見牌。
四索。
不要牌を連打する。
ふうろのツモ。
麻雀卓に牌を晒し、
「ツモ!」
倒牌。
[23466p 45s][7↑77m][8↑88m][ツモ牌 3s]
「断么九、ドラ2。30符3翻1000、2000点だね!」
――――――――――
点棒移動
西家 ナオ 30400 → -1000 → 29400
北家 ふうろ 16300 → +4000 → 20300
東家 ひめる 20500 → -2000 → 18500
南家 ひらく 32800 → -1000 → 31800
――――――――――
東四局 ドラ5m
南家 ナオ 29400
西家 ふうろ 20300
北家 ひめる 18500
東家 ひらく 31800
ひらく 配牌
[455567m 567p 135s 東中]
打、中。
ドラ6。二向聴。
23456789m、1234567、東。16種53枚が有効牌である。
確定メンツ、567p。メンツ候補、|455567m、135s。
4メンツ雀頭の4ブロック構成。面前手が主体となる。
超好配牌。すぐにでもアガれそうな牌姿をしている。
「ポン!」
ふうろが[中↑中中]と仕掛けてくる。
一副露。
打、西。
速攻の鳴き。
だが、
……役牌だけじゃ、届かない……。
ふうろとの点差は11500点差。逆転には満貫ツモか、直撃が条件だ。
赤ドラを含め、ほとんどのドラは手元にある。これを逆転手に仕上げるのは、至難の技だ。
一体なにを狙っているのか。
ツモ。
[455567m 567p 135s 東][ツモ牌 4s]
打、東。
23456789m、1236s。12種39枚の受け入れを持つ一向聴となった。
ナオのツモ。
打、1m。
「ポン!」
ふうろが再び[←111m]と仕掛けてくる。
二副露。
打、2m。
ツモ。
[455567m 567p 1345s][ツモ牌 3m]
打、1s。
2-5-8mの三面張。
断么九、平和、ドラ6。親の30符8翻は倍満24000点の大物手である。
勝利への聴牌。トップ目の現状で、役ありのリーチをする必要はない。ダマテンに構える。
ひめるのツモ。
打、8s。
「カン!」
8sの大明槓。
ふうろが三度[8888→s]と仕掛けてくる。
三副露。
打、東。
……新ドラが打点絡みに……!?
新ドラが捲られる。
新ドラ表示牌、北。
つまり新ドラ、東。
……違った……。
しかし狙いは明確だ。
対々和。
[残り4枚][中↑中中][←111m][8888→s]
副底20符。幺九牌・明刻子2×4符。中張牌・明槓子8符。
合計36符は、切り上げ40符。
例え残りが幺九牌・暗刻子だとしても8符と、ツモの2符。
50符止まり。対々和、中の3翻は1600、3200点である。
親被りはするが点数は、
南家 ナオ 29400 → -1600 → 27800
西家 ふうろ 20300 → +6400 → 26700
北家 ひめる 18500 → -1600 → 16900
東家 ひらく 31800 → -3200 → 28600
順位の変わらないアガリとなる。
……ロンだと40符3翻5200点をくらって、2着落ちだけど……。
この最速状態に置いて、そんな心配をする必要はない。このまま押していく。
ツモ。
[3455567m 567p 345s][ツモ牌 2s]
不要牌。ツモ切り。
ふうろのツモ。
「カン!」
1mの加槓。
嶺上開花なら4翻で逆転だ。
ツモ切り、6m。
二個目の新ドラが捲られる。
新ドラ表示牌、南。
つまり新ドラ、西。
見える限り、新ドラは乗っていない。
しかし、
……これで60符……!
1mの明刻子4符が、明槓子16符へと変わる。
36符が48符へ。
これではツモなら、必ず60符に到達する。
60符3翻の点数は――
ふうろ、ツモ。
麻雀卓に、牌を叩きつけた。
八筒!
「ツモ!」
[8899p][中↑中中][←111/1m][8888→s][ツモ牌 8p]
「対々和、中。60符3翻は2000、3900点だね!」
――――――――――
点棒移動
南家 ナオ 29400 → -2000 → 27400
西家 ふうろ 20300 → +7900 → 28200
北家 ひめる 18500 → -2000 → 16500
東家 ひらく 31800 → -3900 → 27900
――――――――――
1位 ふうろ 28200
2位 ひらく 27900
3位 ナオ 27400
4位 ひめる 16500
―― 終 局 !!
「やったぁー! ボクの勝ちぃー!」
ふうろが飛び跳ねて喜ぶ。
「30000点以下の延長はない設定にしてるんさ。……にしても、すごい捲り方をするもんさ」
「本当ですね。3巡目で聴牌していたのに、負けちゃいました」
「ま、まあ……麻雀は4人でやるものさ。基礎は大事だけど、それだけで勝敗は決まらないってことなんさ」
「もっと勝つためには、もっと麻雀を知る必要があるんですね!」




