ゴミ出し
スマホの目覚ましアラームで目が覚め、今日は燃えるゴミの日であることを思い出した。
寝起きすぐに頭ボサボサのだらしない部屋着姿でゴミを出しに行くと、近所に住んでいる華奢な女子大生とばったり会ってしまった。
ちょっと気まずさを感じつつも他愛もない世間話をしながらゴミ出しを終えようとすると、その女子大生がちょっと恥ずかしそうな表情をしながら連絡先を聞いてきた。
なんてことはあるはずもなく、今日も部屋に溜まったゴミを出すのを忘れて臭くてせまい単身用アパートの一室で一人寂しく納豆かけご飯を食べている。