私の人生、割と平凡な人生で終わりそう
本作は下記エッセイに影響を受けて書きました。
感想もレビューも書いたので気になる方は検索をしてお読みになってください。
『ナニモ遺せないまま死んでいくあなたへ』
作者:夢野ベル子 様
昔の私は自分がそれこそ偉人になれるものと思っていた。
アホみたいな話だが、ノーベル賞を取ってやると周りに宣言してみたこともあった。
また、総理大臣にもなって、世界の首脳と交渉し続けているような自分を想像している時もあった。
中二病全開の時には、異世界を救う救世主になるんだとか、ホント馬鹿みたいな宣言を自分自身にも他人にもしていたものだ。
しかし、今の私は、平凡な人間である。
中間管理職という立場で日々何かしらの問題に対応するので、平社員よりは平凡ではないかな?と思ったりもするが、偉人とかノーベル賞とか総理大臣とか救世主とかに比べたら物凄く平凡な人生と言えよう。
夢を抱いていた若い頃は、街を歩く幸せそうなブサイクな夫婦とかを見た時に、あんな風にありふれた大人にはならずに、孤高の道でもいいから大きな事を成し遂げようと思っていた。
思っていたが、大きな事を成し遂げられる気配がなく・・・30歳を過ぎた頃には孤独にも耐えられなくなり、そこから数年後に結婚した。幸運なことに、子供も産まれた。
奥さんはブサイク、そして私もブサイクである。子供も今後の成長によって分からない部分はあるが、おそらく成長してもブサイクな顔になるであろうことが予想される顔だ。
とはいえ、今の私は割と楽しく生きている。
若い時にはあまり良い印象を抱いていなかった幸せそうなブサイク家族に自分もなっているわけだが、それでもいいのかなと思えている。
昔の自分がみたら何て言うだろうか。
そんなことをふと思った時に、
『ナニモ遺せないまま死んでいくあなたへ』
作者:夢野ベル子 様
この作品を読んで、何かで悩みそうな時にも、自分を無駄に追い込まなくてもいいんだと思えた。
ここからは後書きのような続きとなります。
「私の好きなブサイクな妻のことを紹介します。」
普段から豚みたいな顔した女性が好きと言っている作者が結婚した女性はどんな顔だと思いますか?
「そりゃあ、豚顔でしょ!?」
本当に美人好きな面食いの人から見れば、妻を見た時に豚に見えなくもないのでしょうが、実際の妻の顔自体は、そこまで豚要素は強くありません。
鼻が低くて、太っていてぐらいです。鼻の穴が上向きではないため、豚鼻って感じではありません。
作者は豚顔好きな面食いではありますが、タイミングとか諸々の総合力とかを考慮した際に、
そこまで豚顔ではない女性を妻に選びました。
このあたりは、理想と現実は違うという一例ですね。
おそらく、自分の理想の豚顔の女性と一緒になることだけに固執していたら、いつまでも相手が見つからずに、孤独を深めて鬱になっていたと思います。
そして妻ですが子供が産まれる前まではそこそこ仕事をしていて、その後も続けていく願望があったものの、いざ子供が産まれてからは全く仕事をする気配がありません。
子供が産まれるまでの間に私が中間管理職になることができて、収入も増えており、無理に妻が働かなくても何とかやっていけるということが妻の考え方に影響した可能性もあるかと思います。
また、出産後、体重が30キロほど増えており、気がつくと横になりながらお菓子をボリボリ食べています。
傍から見れば元々デブス気味だった妻が、完全なデブスになっているという状況ですね。
そんなデブスな妻と、ブサイクな子供を養うために日々ストレスの多い管理業務を行い、稼ぐ私。
うん、冷静に考えると笑えてくるようにもなりますけど、でも楽しいです。
私自身も妻や子供をブサイクと罵れるほどの顔でもなく適度なブサイクなので、日々ブサイクな家族の団欒というわけですが幸せです。
とはいえ、たまに思うのですよね。
「こんな人生で良かったのだろうか。」と。
そんな時には、
『ナニモ遺せないまま死んでいくあなたへ』
作者:夢野ベル子 様
を読み返したいと思いました(3回目!しつこい!)。
と、レビュー的なエッセイでした。
愛する妻がいながらも、豚鼻とか豚顔の女性を見ると興奮を禁じ得ない!
こういうの女性視点からすると、気持ち悪い!ってなるのでしょうかね?
でも男性の読者なら分かってくれるはず。
男って結婚してても、他のタイプな女性に目が行く、本当にアホなんだから!って我ながら思いますわ。