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第一章 第四話 ハルト王国の王

ちなみに王国の建国者は当時の剣聖で、日本語が使われるようなったため話が通じます。

第一章 第四話 ハルト王国の王



 なんか知らん素材でできた金色の革?と赤いカーペットで床が埋まっている部屋に来た。金色の王座?にはデブだがまぁまぁいかつい顔の奴が座っている。その周りには青みがかった鉄のような鎧を着込んだ騎士ーーー魔鉄(ミスリル)・鉄合金です。今後、会話に対しこのように助言等をさせていただきます。ーーーラノベといえばのミスリルらしい。


そんな中嫌な声が聞こえてきた。


「僕が勇者です陛下。」畠元だ。

「うむ、余は既に女神様のお告げでしっておる。」王らしき人物が言う。

つづいて、細目の男が述べる。

「私は、ここハルト王国の宰相デレク=タドレンと申します。只今、世界では魔族や魔王、さらには魔神などが出現しています。そこで、女神様の信託受ける神官により勇者召喚をするようにと啓示を受け、39の勇者様方が召喚されました。勇者様方は、召喚のさいに神界を通り偉大なる力を得るとされています。」

さらに、ミスリルと鉄の騎士がつづける。

「私は、王国騎士団長である。ゴルデン=デリュンと申す。勇者様方は39人と聞いていたのだが何故40人いるのだ?」

「勇者である僕が進言します。神界というらしいところにこの僕達は、行ったのですか、そこの神友という男はそこにもいませんでした。そして勇者一行である僕達は、元の世界で学院に通っていました。そこでは、40人でクラスなのですが、神友というのはいつも欠席で来なかったのに、今日だけ忌々しいことに来たのです。

だから巻きこまれに来ただけで、勇者ではないと思います。」

 任務があったから仕方ないだろと思う神友。

クラスの女子一人が割り込む。

「そんなことよりも、私達は帰れるんですか!」

「『そんなこと』とはなんだ?あぁ!!この勇者である僕様の言ったことを『そんなこと』だとっ無礼だぞ!」

「勇者様落ち着かれて下さい。おい、そこの女、何を考えている?」宰相デレクが言う。

「まぁ召喚されたばかりで戸惑っているのだろう。余も戸惑うわい。」

「これは、陛下。失礼致しました。」

「私が説明しよう。」

騎士団長が言う。

「魔族達を倒し尽くせば、帰ることはできるようになるだろう。しかし、こちらとしては勇者様方は重大な戦力だ!だから、できれば帰らないでもらいたいと思う。勿論、こちらとしても金や爵位等々相応のものを用意しよう。」

「女、姫どかはあんのか?」

「なんだと…我らが姫様のことを迫るのか?!!」

そうすると、金髪に藍色の美しい目をもつ美女がやってきた。

「勿論この私のことを使っても構いません。これかは、この国いや、世界の一大事です世界に比べれば私のことなど些細なこと極まれりです。しかし、39人の勇者様方いえ、この国の民誰でも構いません。しかし、一番この世界のために貢献して下さる方に、私は奉げたいと思います。」

「くっくっ、一番この国のためになるは勇者である僕しかいないに決まってます。さぁ早く僕のところに来てください。」下衆(勇者畠元)が言う。

「勇者様さま、貴方はLV1でしょう。そこを考えてください。今の貴方よりも強い方は幾人もいることでしょう。」

「勇者様、姫様の言う通りでございます。」

露骨にいやそうな顔をする畠元は、美女を手に入れられる可能性があることを知って喜ぶクラスの男子を睨む。それで、怖じ気付く男子達。…

クラスのほとんどが、金と女につられて動いたのだった。



 王国側もこんなにも勇者達が欲に忠実とは思っていなかったようで動かしやすい良い()としって喜びつつ呆れるのだった。


 その中、沈黙を破るのは、宰相だった。

「陛下、一人この偽勇者カミユを追放することを進言致します。」

「なんでよっ神友君だっさ召喚されたくて来ていないんだよ!」白波が反論する。

「カミユ様も勇者様方と同じく世界を護る力があるかもしれません。国の損失に…いや、世界の損失になるかもしれません。宰相。」王女もつづける。

「いいえ、偽勇者がいれば他国からの援助金を少なく、またはとれなくなります。そうしたら、長年の夢である領土拡大に問題がでます。」宰相が言う。

「貴方は、世界のための援助金を他国への戦争につかうのですか!」

「ええ、どこが悪いのでしょう。他国の民も我が王国に税をとられれば幸せでしょう。」


 この王国の宰相は、国民を奴隷のように考える屑野郎(最悪)だったのだ。


「うむ、宰相の言う通りである。そんなものがいてはならぬ。余は命ずる。そやつを追放せよ!」

「そんな!!神友君が追放されるなら、私も出て行くわ。」

「なんだと…白波っ僕のものになれ、僕は勇者様なんだぞ。」

「ならば、カミユと一緒に追放致しましょう。」宰相が言う。

「本当に良いのか?宰相。余もそなたを信じているが聖女は一人だけのレアだぞ。」

「陛下。ご安心下さい。良い案がございます。」黒い笑みが見える宰相。

「むぅ…ならば信じよう。」王も認めたのだった。





 俺と白波は、王都の城下町に追い出された。俺達は完全な無一文になった。

勿論俺は、白波に尋ねた。

「本当についてきて良かったのか?宰相が笑っていたし怪しいし、俺のせいでお前に危害が加わるかも知れないぞ。」

「心配しなくても大丈夫だよ、一度神友君と一緒に歩いてみたかったんだ。」

眩しい笑顔で白波が言う。一瞬俺は自分の顔が赤くなるのを感じた。そして、下を向いてしまったが見上げると白波も顔を下に向けて赤くなっていた。


しばらくし、

「お金も何も無いけどどうする?」と白波が聞いてきた。

それは俺にとっても困っていた。


ーーー

『問題ありません。マスター。』

ーーー


「んっ!何かあるのか?」

「どうしたの、神友君?」心配そうに白波が言う。

「あぁすまん。ギフトってあっただろ。」

「うん、私だと〈聖女〉とかだね。」

「俺のギフトのひとつでアドバイスしてくれるやつなんだ。」

「神友君もギフトあるんだ!!?あ~あ」

「どうしたんだ?」

「私の力で神友君のために何かできないかな?とおもってたから…私って役立たず?なのかな?」

勿論俺は答える。

「そんなわけないだろ!!白波は今の俺の唯一の仲間なんだ!」 何を思ったのだろうか白波は『神友君の唯一……』といって顔を赤くしていた。当たり前なのに……

「ごめんなさい…嬉しくって…何だったの?」まだ顔を赤くしながら言ってきた。何なんだろう?


ーーー

『鈍感にもほどがあります…まず一つ目ですが、硬貨を創造する方法です。しかしこれは、貨幣価値の問題を引き起こすため問題があります。なので、創造神魔法の転移を応用して魔法を創り、王都の道などに落ちているお金を全て拾い集めるのはいかがでしょうか?なかなかの額になります』

ーーー


うん…チートだぁ。

「白波さん、王都中から落ちているお金を集めるといい額になるらしい。」

「え……?無理じゃない?」

「そこで、魔法を使うんだ。とりあえずやってみるよ!」


ーーー

『マスター魔法をアレンジで創りました

   《硬貨収集(コインコレクト)》です。

魔法を唱えて下さい。』

ーーー


「《硬貨収集(コインコレクト)》!!」

「あれっ何も起きてないけど…」

「そうだね…」


ーーー

『魔力が多い人が使用できるアイテムボックスという魔法があり、その中にはいっています。《アイテムボックス、レント、コイン》と唱えて下さい。』

ーーー


「え?あぁ!《アイテムボックス、レント、コイン》」


《ステータス》のときのような枠が出てきて

レント大陸共通硬貨

・皇宝貨(1,000,000,000リン)-0

・王宝貨(10,000,000リン)-0

・政用貨(100,000リン)-1

・大金貨(5,000リン)-100

・金貨(1,000リン)-100

・小金貨(500リン)-100

・大銀貨(100リン)-100

・銀貨(50リン)-10000

・小銀貨(10リン)-10000

・大銅貨(5リン)-10000

・銅貨(1リン)-10000

・小銅貨(50トセン)-10000

・大銭貨(10トセン)-10000

・銭貨(5トセン)-10000

・小銭貨(1トセン)-10000


ーーー

『キリが良くなるようにしておきました。』

ーーー


あぁ~チートだ……

王も宰相も勇者もクズです。土日にかいて月曜とか投稿…多そうです。

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