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プロローグ


気がつくと僕は電車の中にいた。ガタンゴトンと音を立てながら夜の中を進行している。車内に明かりはない。どうやら僕以外は誰も乗っていないようだった。


窓から外を見てみても、街灯すらついていないみたいで真っ暗だ。上空には綺麗な星空が広がっている。窓の淵に肘を立てて左手で頰を支える。


どう考えても不自然なこの状況。真っ暗な電車が乗客を乗せて走行しているなんて普通はありえない。しかし、不思議と気持ちは安らいでいた。


これから僕はどこに向かってどこへ行くのだろう。電車に乗った記憶もないのにそんな事を漠然と考えている。外の景色は暗くてよくわからないが見たことがあるような気もするし無いような気もする。


でも、どうしてだろう。なんとなくこの先には素晴らしい何かが待っている。そんな気がしていた。



ぼーっと外を眺めていると、窓の外が突然真っ暗になった。耳に違和感を覚える。


どうやらトンネルに入ったようだ。



長いトンネルだ。車内も真っ暗な為、僕と世界との境界線が曖昧になる。



全てが黒。



世界も。



僕さえも。




そんな時唐突に疑問が湧いてくる。



あれ?僕は…。誰だっけ?


唐突に視界が真っ白になる。


トンネルを抜けたのだろうか?

…わからない。


既に周りは白一色だ。


僕の意識は、そこで途切れてしまった。

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