?幕「どこで落とした、全ての気持ち」
―どこで間違えたんだろう、解んないや。気持ちさえ、どうして落としたのか、なぜ落としたのか。
なんで精神破壊魔はいるの? 解らない。私の人生全てを狂わせた元凶、なんでいるの?ねぇ。
意味が分からない。なんで邪魔してくるのか。人だった私を化け者にした一人で。
全てが狂わせられた。なんでなんでなんで? なんでこの世界は、なんでここは。
なんで、なんでいるの。なんで破壊魔はいるの。楽しいはずのことも全て嫌な事に変えられて。
全部お前らのせいだ。いつか壊し返してやる。
壊
し
返
す、
い
つ
か
絶
対
に。
―親が精神破壊魔。現代ならよくあることだ。分からず屋大人は現代に多いのだ。
精神破壊魔に精神を壊された中の一人が、嫌われ者の化け者だ。
誰からも嫌われて、嫌われる時期が終わったと思ったら親が精神破壊魔だと分かり災厄な状況に。
他の人がこんなことにもうなってほしくない、と始めたのが狂い者集め。
子供の破壊魔もいるが、そいつは大人になると狂暴化するので今のうちに理解させておき捕獲する。
悪い事をしたら悪い事が返ってくる、そしていい事をしたらいい事が返ってくる。
それがこの世界の理。
その全ての悪い事返しをしているのが「嫌われ者の化け者」。
世界中全ての悪い事返しは化け者の仕事なのだ。
もう化け者が人に戻ることはない。
それは全てこの世界の人間のせいなのである。
なんでこんなふうになったの、と精神破壊魔が言っても、自業自得なのだ。
全てを落とした化け者に、なんの救いもない。
どうあがいたって無意味。この世界はこの先破壊魔しかいなくなるだろう。
何もかも無意味なままで。
それで全てが終わる、それが運命なのだ。
人間は、残酷だ。