表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
10/14

九幕「突き落とされた運命」

悪の科学者の親に苦しめられる、轟祇のおはなし。


―夢の中。


―ボクの、突き落とされた運命。


―夢でも現実でも、それは変わりない。


―どっちにしろボクは、夢が現実になり、現実が夢になる。


―昔から何故かそうなんだから。


―何度も何度も何度も何度も何度も繰り返されて。


―突き落とされるんだ。


―それは全部、悪の科学者の親のせい。


―いつまでこうするつもりなんだろう?


―痛すぎて痛みもないや。


―夢で苦しんで魘されているボクを笑う親。


―現実でとても不幸な目にあって涙流すボクを笑う親。


―何もかもをくすくすと笑う親。

             

―あんなの、親じゃない。ただのクズ(、、)だ。



―どこかに本当の親がいるはず。


―そう思うほど、親はクズだ。


―なんでこんな大人がいるんだろう。


―とても不思議だ。


―腐った大人。頭がおかしいクズ大人。


―なんでだろう?


―嫌だと思っても何もできず笑われて何度でも心が死ぬよ。


―ほら、今日も、魘されて、死んでしまうんだ。


―さぁ、寝ても生きても災厄。そんなのはもう嫌だけど...


―対処のしようがないんだ。


―さぁ、また魘されて笑われてやりましょうか。




―おやすみ。


































―「ねぇ、今日の夢は苦しくない、現実にはなるけど、すごくいいことなの。灯乃轟祇(ひのおうぎ)



―えっ?



「はぁ、親が悪の科学者なんてね。悪夢細胞を改造するのに何日かかかったよ。ごめんね。

さて、本題に入ろうか。貴方苦しんでるんだよね。だったらこっちにきてよ。

親に天罰を下したり、腐っちゃった人間の心を壊したりできちゃうんだよ。」





―親が仕掛けた罠か?





「罠なんかじゃないよ。私は嫌われ者の化け者。人間に化け者にされ、心を壊された者。

契約してくれれば、この世界ともサヨナラ。突き落とされるのだってサヨナラ。」



―信じれない、どうすればいいのか分からない。


―だってそうじゃん。ここまでやられて信じられるわけが。


「...まぁ確かに、そうだよね。ごめん。やり方を間違えた。じゃあ信じてもらえるように、

こういうとき専用の貫きを用意するから。...えっと...」



―何を、やっているんだろう。そりゃ、解らない。分かるわけがない。


「...あ、あった」


何かが見つかったようだ。



「じゃあじゃあ...-貫いちゃえ。」



―あっ。


―何かが、心に。


―何もかも変わらないはずなのに、何かが。


―...何かが。変わったんだ。


―なぜかわからないけど信じられる。



「ヒトの心って不思議。人以下の化け者が作ったものに逆らえないんだもんね。

ねぇ、こっちにくる?壊せるよ。ねぇ」


―まぁ、いいか。信じられるんだし、いってみようと思った。


「じゃあ、いいよ。いってみる」


「いいねいいね。じゃあ、二つ名は「突き落とされの運命者」。じゃあ、とばしていくよぉ」




体が浮いて、どこかへ吸い込まれる。




















嗚呼、さようなら?




















暗くなったかと思ったら、




















明るくなってきた。































これが最終的な運命だと思うと、親が自業自得に思えて笑えるね。





















































嗚 呼 、 さ よ う な ら ?








評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ