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ドクターK少女 天才の初恋  作者: レザレナ
プロローグ
9/50

第一話 第八部 八幡との再開

桜「ここよ。」

 俺は上下左右大きく見渡した。でかい、とにかくでかい。写真で見るのとではかなり印象が違う。空港写真というか…地図で上からのスケールはわかったが、まさかこんなにすごいとは思わなかった。なんつうお金持ちの学校なんだ。それでも生徒数は少ないときた。超英才教育高校じゃないのかここは。

桜「あ、でかいといっても。北海道だからね。」

小見川「土地の値段とかそこらへんの関係か?」

桜「そうね。」

 そういって山茶花は警備員のいる正門の右端へと移動していった。俺もその後ろを付いていくように歩いた。

桜「ただ今帰りました。後ろにいる人が暁美の言っていた人です。」

警備員「あの紙を見せて。」

小見川「あ、はい。」

 俺はメモ帳に挟んでいた八幡にもらった紙を見せた。それを警備員が見るとドアを開けて誘導してくれた。

桜「先に球場で監督とかに挨拶してから寮に行くので、付き添い大丈夫ですよ。」

警備員「わかりました。」

 そういって警備員は自分の職場に戻って再び警備を始めた。俺は山茶花の後ろを再び付いていった。

小見川「あの目の前に見えるのが専用グラウンドか?」

桜「はい。あ、暁美は今ピッチング中かな?」

 ズバァアアアアン!!!

 左の建物の中からすさまじい音が聞こえてきた。まさかここでピッチング練習をしているのだろうか。

桜「そうみたいね。私も一緒についてくわ。この中に暁美がいるよ。」

 そういって山茶花はドアを開けて建物の中へと入っていった。そして俺も入って左を見ると八幡が足を上げて投球フォームの動作に入っていた。

 シュバアアアア ズバァアアン!!

瀧澤(たきさわ)「ナイスボール!!!」

 あのダイナミックなフォームにストレートの風きり音。そしてなんといっても山茶花と同じ…いや、もしかするとそれ以上にも感じられるあの風格。やっぱり只者ではなかったようだ。

暁美「あ、小見川さん! ちっす!!!」

 そういって帽子をとって大きく手を振っていた。ニコニコ笑っていて楽しんでいる様子だった。


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