第一話 第七部 民宿へ。
桜「ここから歩いて約30分ぐらいですが、私たちはいつも自転車などを利用しています。」
小見川「意外と距離があるな。そういえば民宿は…こっちか。」
俺は携帯で地図を見て泊まる民宿の位置を再確認した。こちらも町よりは少し離れた位置にある。さて、ここに行くにはどうすれば…。
桜「そこなら私たちの学校に行く途中の道にありますね。ちなみに八幡選手もこの近くにいますよ。」
小見川「そうなんだ。」
そういって俺と山茶花は歩き始めた。遠くを見れば畑が見えてくる。逆に近くをみると住宅街が広がっている。そして…なんて空気が綺麗なんだろうか。
桜「北海道はどうですか?」
小見川「東京とは大違いだ。取材でいろんな場所に行ったりするが、なかなかこういうのは見ないな。どちらかといえば都会が多いし。」
そういって歩きながら山茶花と話していた。そんな間にも民宿に到着していた。周りの風景に夢中で時間も忘れていた。
桜「ここで待っています。荷物置いてきてください。」
小見川「ああ、すまないな。」
そういって俺は民宿の扉を開けた。
小見川「すみません。予約した小見川ですけれども。」
声をかけると「はーい。」というおばあさんの声とともに階段を下りる音がした。だんだんと音が近づいてきて降り終えると、玄関のところからおばあさんが出てきた。
新庄「どうも、小見川さんですね。いらっしゃい。どうぞこちらへ。」
小見川「ありがとうです。」
おばあさんは丁寧な案内で泊まる部屋を教えてくれた。綺麗な民宿だった。そして俺は荷物を置くと、メモ帳などを取り出して取材の準備をし、階段を下りて玄関へと向かった。
小見川「それではおばあさん、取材いってきます。」
新庄「はい、いってらっしゃい。」
そういって俺は玄関の扉を開けて、民宿を後にした。そしてまた山茶花と合流し、富良野学院高校へと向かった。




