第一話 第六部 富良野へ到着
俺は少し外を見ていた。都会からどんどん田舎に変わってきた。山がとにかく多く、そして広大な台地が広がっていた。大変そうなとてつもないスケールの畑や田んぼが広がっていた。それもなだらかな場所もあり、少し上下になっているところもすごく魅力的だ。そういえば富良野ってラベンダーが有名だったはず。果たしてどんなに綺麗なのだろうか。ってまてよ? ラベンダーっていつの時期だっけ? 俺の予想だと今の時期は絶対に見れないはず。おそらく七月から八月のどこかだったはず。こういうときは山茶花に聞くのが一番だろう。
小見川「山茶花。」
俺は山茶花の方をむいて声をかけた。しかしそこにはぐっすりと窓に頭を寄せて寝ている山茶花の姿があった。
桜「………すぅ……。」
寝顔はまだ高校生って雰囲気があった。どんなに野球をしているときや話しているときでも寝ているときは素がでてしまうものだな。俺も…寝るか…。
桜「……さん。小見川さん。」
俺は体を揺さぶられた気がして目をあけた。目を開けると山茶花が手を伸ばして俺の肩をゆすっていた。かなり寝てしまったのだろうか?
小見川「んだ……そろそろか?」
桜「はい、あと10分ぐらいです。」
手の時計をみると9時50分。到着する頃には10時になっているか。昼よりは早く到着したか。俺は大きく背伸びをして横の荷物を整理し始めた。到着する場所は富良野駅。きっと綺麗な駅だろう。しかし、駅近くとなると大きなビルこそ無いものの、スーパーや雑貨屋さんなどしっかりとした住宅街っぽくなってきた。ここの近くなのだろうか。それとももう少し距離があるのだろうか。
桜「つきましたよ!」
そういって俺と山茶花は荷物を持ってバスを降りた。ここが終点の富良野駅か。綺麗だなぁ。




