第四話 第十二部 北海道と東京
暁美「おお! 綺麗綺麗!」
暁美は大通公園内を走ったりステップしていた。たしかにここから見える景色は本当に綺麗だ。こんなところでゆったりとしているのもいいな。
暁美「ねっ直幸さん、写真撮ろうよ!」
小見川「そりゃいいな。」
俺が取材用のカメラを取り出すと俺たちに向けて写真が取れるようにセットした。
小見川「スタンド持ってきてよかった。これでタイマーをセットしてっと。」
暁美「タイマー機能いいですね!」
小見川「よし、それじゃあ十秒後捕るぞ。よし、時間と一緒にジャンプしようか!」
暁美「ナイスアイディア!」
俺と暁美は写真が綺麗にうつる位置に移動してタイミングをはかった。あと五秒、タイミングよく飛んで写真を撮るにはジャンプの滞空時間も考えないと。
小見川「いいかい。」
暁美「おっけ! いっせーのーでっ!」
俺と暁美は手をつないだまま大きくジャンプした。そしてシャッターが切られた。俺が着地すると少しだけおくれて暁美が着地した。というかなんというジャンプ力なんだ。こんなところまですごいなんて…。
暁美「ちょっと飛びすぎたかな?」
小見川「いや、大丈夫だと思うぜ。どれどれ…。」
撮れた写真を見てみると丁度よく並んで飛んでいる写真が撮れていた。これは綺麗に撮れている。
暁美「おお! これはいいね!」
小見川「よし、東京に戻ったらこれを送るよ!」
暁美「ありがとう! …そっか、戻っちゃうんだよね。」
小見川「まあな。」
俺と暁美はそのまま歩き、駐車場の場所まで移動した。帰りには札幌ドームの外側を通って帰る予定だ。
暁美「ねえ直幸さん、東京ってどんなところ?」
俺が車を運転していると暁美が突然聞いてきた。
小見川「東京か? 北海道よりずっと都会さ。もっとでかいビルがいくつもあって、町中ビルだらけだよ。」
暁美「そっか。あ、札幌ドーム!! 大きいね!」
小見川「こりゃでかいよな。普通に考えたらこれだけあれば十分なんだよな。東京では東京ドームの近くに遊園地があったり、神宮球場の近くには公園があったり。」
暁美「そうだね。本当にすごいよね。でも札幌ドームは北海道の野球の聖地だよ。」
そういって暁美は札幌ドームを眺めていた。そして車をすすめて富良野に戻ることにした。そうか、俺と暁美が今回一緒にいられるのは明日が一応最後か。楽しんでもらえただろうか…。




