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ドクターK少女 天才の初恋  作者: レザレナ
プロローグ
3/50

第一話 第二部 早く会いたくて

4月14日

小見川「ふぅ…。」

 俺は編集長との会話を終えて席に着き、コーヒーを飲んで一息ついた。ボーっとしてるといつも八幡選手のことを考えてしまう。考えてはあの紙を取り出して眺めている。実際行動に移してみたいけどなかなかそんな機会がない。タイミングが合わない…。

平岩「直人、お疲れ様。そういえばこの前の担当記事良かったぞ。持論を持ち出したようだしあの位置で待っていたことが功を奏したようだな。」

小見川「そうっすか? ありがとうです。」

 俺は少し嬉しい気分になった。八幡選手のことを書いてそれがたくさんの人に見てもらえたならそれは最高の仕事ができたなと思う。

平岩「どうだ? あいつの取材もう一度行ってみるか?」

 俺はその言葉にすぐに反応した。そして椅子から思いっきりたちあがって平岩さんの方を向いた。椅子はそのまま倒れ、大きな音を立てた。

小見川「いいんですか!? ぜひやらせてください!!」

平岩「お、おう。まさかそんなにやりたいだなんて思っていなかった…。次の取材は…地区大会か?」

小見川「いえ、学校に直接取材しに行きます。」

 そういうと周りの人たちは目をキョトンとして、

「ハァ!?」

 と声を揃えて驚いていた。まあたしかに一般世間からは取材禁止の場所だって言われてるからな。そりゃびっくりするな。

平岩「いやいやいや、あそこ取材できないでしょ。」

小見川「いえ、できるんです。そのための移動費用などの準備をお願いいたします。」

平岩「まあ…お前が言うなら大丈夫だが…。これで取材できなかったら地区大会は自腹だぞ?」

小見川「わかりました。大丈夫です。一週間密着取材させていただきます。」

 そういって俺はすぐさま荷物をまとめた。明日にはすぐ、いや、今すぐ行きたいぐらいだ。

小見川「それじゃあ平岩さん、夕方宿の準備や質問資料の提出などをしますので、お金の用意宜しくお願いいたします。」

平岩「お前はどうするんだ?」

小見川「一度帰ります。明日にでも取材可能なので。」

 そういって俺は早歩きで事務所のドアまで向かっていき、力強くドアを開けた。

小見川「では失礼します!」

 バタン!


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