第三話 第五部 バットに当てられて
小見川「おお!」
暁美「初球から打ったね! すごいよ!」
何とか初球から当てられた。ここまできたなら最後まで全部当てていきたい!
バシュッ ブン!
暁美「調子のっちゃうとこうなるから気をつけてねー!」
小見川「うるせえ!」
バシュッ ギィン! バシュッ ブン!
半分当たって半分外れるような感じだった。もう球数は少ない。あとはできたら全部当てたい。
暁美「にっししし!」
小見川「何笑っているんだ?」
暁美「なーんでーもなーい! ささっ、ボールくるよ!」
暁美は笑いながらこっちを見ている。いったい何をしたのだろうか。まあとりあえず球が来るから…。
バシュ シュゴオオオ バスン!
小見川「ちょっとまて! 今の球はなんだ? 早すぎじゃないか?」
暁美「140キロでーす!」
はぁ!? なんだよその速さは。たしかにあれは早かった。でも…球が見えた? 残り数すくないけど当てて暁美にいいところを見せないと!
バシュ シュゴオオオ ブン バスン!
ちくしょう、あたらない。当てようと思っているのに…。
バシュ シュゴオオオ ブン! バスン!
暁美「あと一球だよー。」
後一球かよ。ということは速くなって四球目で終わりか。当てないとなんか気がすまない。絶対に当ててやる!!
バシュッ シュゴオオオ ギィイイン!
暁美「おお!! すごいすごい!」
小見川「ど、どうだ!」
最後は気合と運で当てた感じだった。でも当てられただけ本当によかった。俺はバットをしまってバッターボックスから出た。
暁美「じゃあ最後に私がストラックアウトやっておしまいだね。」




