表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ドクターK少女 天才の初恋  作者: レザレナ
第二話 八幡との約束
15/50

第二話 第四部 八幡のことを考えて…

「それではお疲れ様でした!!」

「ああ、明日練習見に行くからな。」

 そういって八幡は自分の家に帰っていった。俺は背伸びをして泊まる部屋に戻った。そういえば八幡はいままでどうやって育ってきたのだろうか。あの力はここですんでいるうちに培われたものなのだろうか。日々の日常がトレーニングになってあの球が生まれている。生半可な努力ではあの投球はできないだろうし、誰しもなれるわけがない。しかし八幡はすでにトレーニング以外にも、日常で体が鍛えられてきたのだろう。恵まれた身長も持っていて…本当に野球をするために生まれてきた女の子みたいだったなぁ。本当にそんな女の子が恋愛に興味を持つのだろうか? 俺とデートしたところで何も感じられなかった俺はけっこうショックな気がする。でも八幡にとっての疑問点が改善されるのであればそれはそれで嬉しい。


 あの後は温泉に入った。自家温泉と聞いていたので楽しみにしていたが、想像以上の良い温泉だった。二人がゆったり入れるぐらいのスペースだったが、これが露天風呂と来た。夜空の綺麗な星たちを見て癒された。そして風呂から出たあとは自分の部屋に入って布団を敷き、電気を消して寝ようとした。

「……ねれん。」

 なんでだろう。八幡のことを考えるとなぜか眠れない。彼女の投球に惹かれたのは俺だが、野球に対する好意だった。しかし…いまではどうだろうか。彼女自身に惹かれてしまっている俺がいる。まてまて。相手は高校生で俺は大学生。しかし…、彼女が本当に恋愛を知ってデートというものを知ったら…。果たして俺は付き合えるのだろうか。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ