第二話 第三部 デートしてください
恋愛を説明しろといわれても、なんといえばいいのか全くわからないしなあ。一体どんなことを考えているのかすら全くわからない。というより八幡は恋愛というものを知らないから考えることすら出来ない状態か。
小見川「恋愛をしてみたいといわれてもなぁ。」
暁美「えっと、相談があるんですけど。」
小見川「ん? なんだ?」
暁美「私とデートっていうやつをしてくれませんか?」
小見川「なぬぃいいいいい!?」
俺はあまりの出来事におおきな声を出してしまった。それは富良野の町に響くかのようなおおきな声で言ってしまった。
小見川「それ、何言ってるかわかって言ってるのか?」
暁美「たぶん!」
小見川「たぶんってお前…。」
暁美「でも皆が言うんですよ。デートすれば恋愛というものがわかるって。なんか胸の奥が、キューン! ってなるって言ってました。」
小見川「まあ…あながち間違いじゃないな。先輩にしっかりそういうことは聞いたのか?」
暁美「はい! でも…桜先輩は私と同じく、へぇー。って感じでした。」
小見川「そうか、山茶花もダメか…。」
俺はなぜか深く考え込んでしまった。こんな女の子が恋愛を教えてくれ? まあ教えてやりたいことには越したことないけど、俺は大学生で八幡は高校二年生。うわお、俺犯罪者じゃねぇか。
暁美「やってくれますか?」
小見川「まあ…いいけどさ。」
暁美「やったぁああ!!」
小見川「でも八幡、休みってあるのか?」
その瞬間、八幡は固まった。ピクリとも動かず一時停止しているかのようだった。俺は顔の横で手を振って意識があるかどうかを確認したが、全く瞬きすらしない。そうか、休みはないのか。
暁美「忘れました! ちょっと桜先輩に聞いてみます!」
小見川「おい!」
そういって八幡はすぐに山茶花に電話をかけた。八幡からはいっ、はいっ。という声がずっと聞こえていた。そして二分後、通話を切って笑ってこっちをみた。
暁美「明後日、明々後日と休みです!」
小見川「そ、そうか。じゃあ…デートしてみるか?」
暁美「はい、おねがいします!」
八幡は本当に恋愛というものを本当に知らないのか。これはまた…。まあ田舎だからというのもあるし、いままで男子たちと野球をしてきたという取材結果もでてるし…。そう考えると本当に恋愛をしたことがなさそうだな。まあ…いいか。こういうのにも付き合ってあげないとな。




