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ドクターK少女 天才の初恋  作者: レザレナ
プロローグ
10/50

第一話 第九部 投球練習の暁美

 八幡はニコニコしていて手を振り続けている。俺は近づいていくとハイタッチを待っていた。俺はそれに答えるようにハイタッチをした。

 パチン

暁美「ありがとう!!」

瀧澤「お話しは投球終わってからだ!」

暁美「はいはーい!」

 八幡はキャッチャーに視線を戻して集中し始めた。俺は山茶花の用意してくれた椅子に座って投球を見始めた。山茶花も隣に座った。

瀧澤「よっしゃ! ここだ!」

 集中始めるとものすごい雰囲気がビリビリと伝わってきた。なんともいえない、この重圧におしやられたような雰囲気。ただ、見ているものでさえ押しつぶされそうになるような雰囲気だ。

暁美「しゃあ!」

 シュバァアア バシューン!!!

瀧澤「ナイボー!!」

 掛け声とともに弾丸を発射したライフルのようにものすごい勢いでボールがミットへとおさまっていった。いや、もしかするとだけど弾丸のような回転をしながらミットに入っているのかもしれない。生まれつき自分は動体視力がいい。なんとなくにしか思えないがあのストレートはただのストレートじゃない。ありゃジャイロボールだ。

暁美「つぎ! ムービング!」

 ムービングファストボールまで投げられるのか!? このストレートの速さを持っていながら手先の器用さも持っているなんてすごすぎて何がなんだかわからなくなってくる。

 シューー グッグッバシーン!

瀧澤「いいねー! ストライクだ!」

小見川「あのキャッチャーの捕球もすばらしいな。」

桜「アレは瀧澤、暁美と同じ二年生だよ。」

 キャッチャーの捕球はピッチャーのテンションなども左右される。それは捕球の音にも関係する。そしてなによりもこのキャッチャーは捕球の音が綺麗。ピッチャーが聞いていてスカッとするいい音だ。

暁美「よし、ラストは思いっきり!」

 そういって八幡は思いっきり振りかぶり、足を上げる。そして横では山茶花がスピードガンを取り出した。

暁美「しゃあ!」

 シュバァ バシューーーン!!!

 ボールが空気を切る音でさえ聞こえなかった一体何キロだしているんだこの人は。

瀧澤「おけー! おつかれ!」

暁美「ありがとうございました!」

桜「最後157キロだったわよ。」

 そんなに出ていたのかよ!!


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