リナ編-02 しっかり子育てするわよ!
本日も朝と夜に1話ずつ投稿しますよ~!
上3人は物心ついてそれなりに魔力操作ができるようになったわ。ただね?魔力量があまりにも多すぎてなかなか思うように動かせてないのよね〜。わたしもコルもそこまでじゃなかったから、いまいち感覚がよくわからないのよね。
「むむむ〜!やっとまわりだした!」
「おれも!でも今度はとまりにくいな!」
「あたしも!なかなかいうこときいてくれないなぁ〜」
かなり苦戦してるわね。やっぱりコルが整調者だったのと、わたしのパパが整調者だったせいで、とんでもない量の魔力を赤ちゃんの時からもってたせいなのよね〜。
コルもちょっと頭を悩ませていたわ。
「う〜ん···。やっぱり魔力が多すぎるんだろうなぁ〜。ちょっと減らしたらうまくいくかもしれないけど、制御がおぼつかない状態で魔法を発動させたら暴発するかもしれないしなぁ〜」
「パパが言う通り、このまま魔力循環を続けてなれるしかないかもね」
「やっぱりリオさんのアドバイスは的確だよね!リナと僕の師匠だからね」
「パパ『唯一』の取り柄だからね〜」
「リナ?それを言っちゃかわいそうだよ?」
「じゃあ、次の時、パパの料理はちゃんと食べてね」
「···僕はどうしたらいいんだろう?」
「あはは!冗談よ!」
「パパとママはなかがいいね!」
「ええ!そうよ、スウ。仲がいいのよ〜」
そう言ってわたしはコルの腕を抱いたのよ。
「ちょっとリナ!?恥ずかしいよぉ〜」
「何いってんの?ここにはうちの家族だけなんだから気にしなくていいのよ!」
もう!そんなに気にすることなのかしらね〜!そう思っていたら、ルメからこんな質問があったのよ。
「ねえ?パパとママもこうしてくんれんしてたの?」
「そうね〜。わたしはここでおじいちゃんがしっかりと指導していたのよ」
「僕は自分で考えてやってたよ。でも、リオさんが教えてくれたおかげで一気に伸びたんだよ」
「じゃあ、おれたちはのびそうなのか!?」
「カーク、伸びるよ。ただ、それにはこうやって地道に魔力循環を続けることでできるようになるからね。慌てちゃダメだよ」
「つまんないなぁ〜。でも、くんれんしてたらきょうりょくなまほうをつかえるんだな!?」
「そうだよ。ちょっとずつやっていこうね」
「おう!」
3ヶ月後。
「はあっ!」
「うりゃっ!」
「えーい!」
ドカーーン!!
「うん、ちゃんと制御できてるね。威力の弱い魔法なら大丈夫そうかな?」
「へへへ!なあ、パパ!パパのドラゴンキャノンっておれはうてるか!?」
「あれは難しいよ、カーク。魔力を超圧縮しないといけないんだ。超圧縮すると魔力は暴れ出すから、それをしっかりと抑え込んで制御できないとダメなんだよ」
「そんなにむずかしいんだね」
「そうだね、スウ。でも、それもしっかりと魔力循環をして思うように魔力を制御できたらできるからね」
「わかったわ!もっとがんばるわ!」
その日の夜。ちーむッス!でフユとナツと一緒に話をしていたら帰省するって話が出たわ。そういえばフユのところのモンドくんとナツのところのフォトちゃんはちーむッス!越しでしか見てなかったのよね〜。
2人とも物心ついているから、うちの子たちとも仲良くなってもらいたいわ!
リオくんとコルくんが共に魔法タイプでかつ整調者だったために、リナちゃんのお子さんは魔力がとんでもなく多いんですね。ですのでなかなか魔力制御が難しいので、鍛錬も難航しています。しかし、ここを乗り越えると、あとはイメージ次第でなんとでもなってしまうんですね。
一方のケンくんはミルちゃんが特殊能力を持ってはいるものの、普通よりちょっと魔力が強い程度なのでリナちゃんのお子さんほどではありませんが、それでも祖父がリオくんなので魔力は非常に多いんです。
このあと別エピソードを挟んで、その後にリナちゃん編後半を7話連続でお届けします。そこではリナちゃんとケンくんのお子さん10人が本気で大暴れする会場を用意しております!お子さんたちの活躍はもうちょっとだけお待ちくださいね。
さて次回予告ですが、14話連続でブッ飛んだお話をお届けします。
今回のお話は再びエレくんのお話です!『神様の憂鬱EX』と題して借金生活をしているエレくんの様子と、それに巻き込まれちゃった人のお話をお届けしますよ!
エレくんは借金を返済しようとラーメン屋台で必死に稼ごうとしましたが、ド素人料理にリピーターができず、頓挫してしまいました···。首くくるしかない···、と覚悟を決めた時、とある人物がエレくんを訪ねてきます。その人は稼ぎのお話を持ってきてくれて、エレくんは苦渋の決断を迫られます!
エレくんの運命はいかに!?
次回は本日夜に投稿します。お楽しみに~!




