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【11/20番外編再開!】アキの異世界旅行記 すぴん・おふ!  作者: ぷちきゅう
それぞれのその後

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ケン編-03 子育てって楽しいね!

「「オギャー!オギャー!」」


「ミル、お疲れさま。元気な双子の金竜だよ!」


「おぉ~!金竜の子でしたか〜!元気そうで良かったです〜」



 クオンが生まれてすぐに今度は双子の赤ちゃんができちゃったんだ!そして順調に育って、さっき無事生まれたんだ!


 これでうちは3人だね!姉ちゃんのところは今で既に5人目がいて、さらに2人増えるんだって。コルと姉ちゃんは仲が良すぎるよね〜。


 そうそう!生まれた金竜の双子はお兄ちゃんがロフィ、妹がアトラだよ。金髪にぼくの青い目をしててとってもかわいいよ~!



 そして3年の時が過ぎた。


 クオンは固有魔法の飛行が完璧にできるようになったので、高速飛行魔法を訓練している。ロフィとアトラは飛行訓練しつつ、魔法の訓練を始めたんだ。


 3人とも魔力量が非常に多い。現時点でぼくとほぼ同じぐらいの魔力量があるんだ。さすがに姉ちゃんのところのスウやカークに比べたら少ないけど、それでも高速飛行魔法で長時間飛ぶくらいは簡単にできてしまうほどだよ。



 さて、今日は久々に里帰りをするんだ。高速飛行魔法を使った物流網はもうある程度構築済みで、魔法を使える人が担当してくれている。ぼくが里にいなくも問題ないからね。


 ちなみに魔法を使えない人は受付作業とか、現地の運送屋さんとのつなぎを担当したりしている。それ以外の人は里で海の魔獣退治をやってるんだ。だいぶ魔獣が減ってきたから少ない人数でも対応できるようになってきているんだよ。


 運賃は速すぎるから高めにしてるけど、それでも依頼はたくさん入ってるんだ。これについてはアキパパから『今までの運送屋さんと競合したら変な恨みを買うから、速さに付加価値をつけた高い値段にしといた方がいい』って言われてるんだ。


 おかげで他の運送屋さんや海運さんからは何も言われてないよ。特に急ぐ分だけうちでやってるんだ。確かアキパパの世界では『特急便』って言ってたから、『青竜高速特急便』って名前になっているんだ。



 仕事の話は置いといて!さあ、帰るよ~!



「みんな、忘れ物はないかな〜?」


「「「「おーー!!」」」」


「よしっ!じゃあ行くよーー!!」



 ぼくは飛び立ってすぐに超音速飛行に入った!



「うわ〜!パパ速〜い」


「おれ、こんなにはやくとべるかなぁ〜?」


「あたいはとんでみせるぜ!はやくとぶのってかっこいいよな〜」



 今のはクオン、ロフィ、アトラの順だったね。


 クオンはおとなしめの子だね。ミルに似て語尾がちょっと伸ばし気味な喋り方をするよ。魔法を使う時とかは語尾を伸ばさずに言うね。集中してる時はそうなるみたい。パパと似てるね!


 ロフィは元気な男の子だ。魔法が得意だから、クオンとなら合体魔法を使う事ができるかもね!あとは剣も得意なようだ。戦闘スタイルとしてはぼくと一緒かな?


 アトラは物理系の女の子だ。喋り方がかなり荒っぽいんだよね···。里で遊んでる男の人の喋り方が気に入って真似てるみたいなんだよ···。そしてぼくのスマホに入ってる『とくさつもの?』っていう作品が大好きで、よく見ては自分の技にしたい!って練習してるよ。



 さて、ボルタニア大陸が見えてきたので超音速飛行を終了して通常の高速飛行に切り替えた。アクロまではあと1時間ちょっとかな?


 そうしてぼくたちはアクロに着いた。今日は実家でパーティーなんだよ。もちろん、姉ちゃんたちも来て大騒ぎだよ!



「あら!早かったじゃない!···また飛ばしたわね?」


「ははは···、やっぱりママにはバレちゃうか。ただいま」


「うちの青竜の血が騒いじゃうのは仕方ないけどね。クオン、ロフィ、アトラ!いらっしゃい!さあ、入ってね〜」


「「「ナナマーマ(・・・)!おじゃましま〜す!」」」



 そう、ママはばーばやおばあちゃんって呼ばれたくないので『マーマ』って呼ばせてるんだよ···。パパは普通にじーちゃんかじーじって呼ばれてるよ。


 しばらくしたら姉ちゃんたちもやって来たよ。



「ケン、ミル!お疲れさま!」


「姉ちゃん!おんぶにだっこって大変だね?」


「そうね〜。もう子育てが大変よ〜!」


「気をつけてね!」



 コルともあいさつして昼食はアキパパがわざわざ用意してくれてたよ。『リオの料理で孫たちに辛い思いをさせるわけにはいかないでしょ!?』って事でね!アキパパ!ありがとう〜!助かるよ〜!


 ちなみにアキパパは今日もナツのお店に行ってフォトちゃんのお世話をハルママと一緒にやってるので不在なんだ。



 さて、午後はパパの訓練場でみんな魔法の訓練だよ!



「よーし!みんな魔力循環が上手にできるようになってるなー!次は魔法の威力を強めるのと弱める訓練をするぞー!これができたら威力を調整できるからなー!」


「「「はーい!」」」



 姉ちゃんのとこもそうだけど、うちも魔力量が非常に多いので魔法が大好きだ。だからパパの訓練はみんな楽しみにしているんだよね。それにパパは魔法を教えるのが非常に上手だから、子どもたちの上達も非常に速いんだよ。ぼくが小さかった頃に比べたらさらに速いね。



「おーっ!?みんなすごい上手だぞー!じゃー、そろそろ創作魔法を作ってみようなー!魔法は集中力とイメージが大事だぞー!」


「いめーじ!あたいはパパのすまほのとくさつものでやりたいのがあるんだ!じーちゃん!それできるか!?」


「おう、アトラ!イメージがきっちりできていればできるようになるぞー。何度も繰り返して練習するんだぞー!」


「よしっ!あのわざやってみたかったんだ~!むむむむむ~!」


「アトラー、無理せずゆっくりやるんだぞー。···特撮ものってアキの世界のものだよなー?どんな技なんだろうなー?」



 3人の中で一番集中しているのはアトラのようだね。クオンはおっとり系だからそこまで派手な魔法にはならないかな?ロフィもそこまでじゃないからなぁ~。


 でも、こうして子どもたちが成長していくのを見るのって楽しいね!大きくなったらどうなるんだろうなぁ~。

 金竜のロフィくんとアトラちゃんが誕生しました!

 クオンちゃんはナツちゃん編でホームステイしたのでしゃべってますが、ロフィくんとアトラちゃんは初めてですね!

 ロフィくんはおとなしめな子なのであんまり目立たないんですが、魔法は非常に得意なんですよ。

 一方のアトラちゃんはかなり濃いキャラになってしまいました!ケンくんのスマホに入っているアニメや特撮ものにハマってしまい、必殺技を魔法で再現しようと猛烈な情熱で鍛錬を始めてしまいます。どんな必殺技ができるのかはリナちゃん編の後半で登場しますのでご期待ください!


 さて次回予告ですが、そのアトラちゃんのお話です。特撮ものを見て『ひーろー』に憧れてしまい、自分自身もこうなりたい!という猛烈な願望ができてしまい、鍛錬に思いっきり集中してどんどん成長していく様をお届けしますよ~!作者オリジナルの戦隊ものが出てきますので、それもご期待くださいね!シリーズ史上、最高に濃いネタだらけの回です(笑)!

 実はこの次回のお話はアトラちゃんの個性を決めた後で追加で執筆したお話なんです。


 土日は朝と夜に1話ずつ投稿します。それではお楽しみに~!

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