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【11/20番外編再開!】アキの異世界旅行記 すぴん・おふ!  作者: ぷちきゅう
それぞれのその後

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ナツ編-20 フー、力を制御する!

 本日は作者が夜勤なので朝に投稿しています。

 このお話でナツちゃん編の前編は完結です。

「はぁっ!はぁっ!で、できたぁ〜!フーもできたぁ〜」


「マジかよ···。とんでもないんだが?」



 夢の中とはいえ、フーはトランス状態でドラゴンキャノンを撃ちやがった。あれってドラゴン族だけの魔法じゃないんだな。



「おい、フー?あんまり力を使うな。夢の中で倒れたら、どうしたらいいかわからんぞ?」


「は〜い!おもいっきりうったから、なんだかちからのつかいかたがわかったようなきがする〜!」


「そ、そうか···。それはフユに見てもらえ。とりあえず帰るぞ!こんなとこからおさらばだ!」


「おさらば〜!パパ!かたぐるま〜!」


「···ったく、しょうがねぇなぁ〜。ほら」


「わーい!たかーい!パパ、パパ!」


「あん?どうした?」


「いつもありがとう!」


「···お?おう。···ヘヘッ!なんだか照れくさいなぁ~」


「じゃあ、かえろー!ママのりょうりがたべたい!フー、おなかすいた〜!」


「あんだけとんでもない事あったのにもう忘れてるのかよ···。まぁ、いいか!思い出したくもないしな!···ところで、どうやったら帰れるんだ?」



 あの野郎!送り込むなら帰る手段用意してろよ!?そう思ってたら景色が消えだしてきた···。



「あっ!?ナツ!フーが起きたよ!」


「フー!だいじょぶ!?」


「···あれ〜?ママ?じーじ?おなかすいた~」


「···わかった。···とっておき作るよ」


「やった〜!」



 やれやれ、フーはやっと起きたな。俺は少し前に起きれたがな。


 これでもう大丈夫だな!家族全員無事で良かったぜ。



 この日はアキさんとハルさん、リオさんとフユは帰宅した。アキさんとリオさんは明日に皇国の修理業者を連れてまた来るらしいぜ。学園は休んでな。


 とりあえず明日も臨時休業だ。いくら回復魔法使ってるとはいえ、大事とって2人には休んでもらったぜ。


 ちなみにこの日、『うちに飲食店組合の幹部が来て営業妨害して臨時休業に追い込まれた』というニュースが王都中に流れた。どうも常連客の一人が新聞記者だったらしく、徹底的に取材して怒りの記事に仕立て上げたらしいぜ。


 当然、組合にはとんでもない抗議が殺到したらしい。憲兵が整理に当たるぐらいだったそうだぜ?もうあんなバカげた事はしないだろうな。


 ···うちの常連客って、意外とすごい連中だらけなんだなぁ~。もっと丁寧に相手した方がいいか?でも、今のままがいいんだろうけどな!


 壁の修理は明日に来てくれるらしい。すでに調査は完了してるらしいから、作業だけのようらしいぜ。


 壊れたイスやテーブルなどの什器はパス皇帝がお下がり品を提供してくれた。『お見舞い金よりも必要な物資がいいでしょ?』との事だ。アキさんがちーむッス!で状況を見せてたから、必要分はすぐに把握したらしい。


 空調設備も壊れたが、『さらに新型を開発したのでデータ取り?したいから置かせてくれ!』って事でまたもや無償で提供されたわ。ちなみに旧型はうちの使用実績のデータを参考にしたおかげで皇国でバカ売れらしいぜ。



 翌日から3日間はテイクアウトのみで営業を再開した。常連客からは『倍額取ってくれ!そして店の復興資金にしてくれ!』って言われたが、そこまで被害額は大きくなかったので、通常価格で販売したぜ。ってか、レジがそういうのに対応してないからできないんだけどな!


 壁の修理ぐらいしか払ってないんだよなぁ~。しかもかなり割引されてたと知ったのはだいぶ後だけどな!女王からの見舞いって事なんだとさ。



 そして定休日明け。すっかり元通り···、ってわけじゃないが、ほぼ元通りになったぜ!


 店の外には待ちわびた常連客が予約に訪れていた。今日も忙しくなりそうな予感がするぜ!



「···じゃ、開店しよっか」


「おうっ!1週間ぶりぐらいだもんな!」


「テイクアウトも多そうな予感が···。ヨウさん?ちゃんと手伝ってくださいよ?」


「フーもぜっこうちょう!まえよりもがんばれそうだよ〜!」


「フーはほどほどにしとけ。また暴走されたらかなわん!」


「むぅ〜!もうだいじょうぶだもん!ちゃんとするもん!」


「そうか···。ま、ムリするなよ?」


「はーい!えへへ」



 それじゃあ、『ハンティング・アイ』、リニューアルオープンだぜ!!



「「「「いらっしゃいませ~!!」」」」



 今日も通常営業だ!めちゃくちゃ忙しいけどな!




 ハァハァ···、な、なんとかナツたんとフーたんの危機を回避できたぁ···。知り合い(・・・・)に連絡が間に合ってよかった···。これからもフーたんの笑顔でもっとののしってほしいからねぇ〜···。ハァハァ···。

 ナツちゃん編の前編はいかがでしたでしょうか?

 ナツちゃんとヨウくんがいがみあいつつ、フーちゃんが間に入って和やかな雰囲気にしてしまうというような展開で、非常に書いてて楽しかったですね!特にフーちゃんは作者の頭の中でよくしゃべるのでね。もうこのまま1本の作品として独立してしまうのもアリかな?とも思ってしまうほどキャラが立ったのは作者としても嬉しかったです!

 常連客も実はただ者ではありませんでした。実はほかの客にも裏設定がありますが、その設定が今後出てくるかは未定です。すとーかーさんはちょっとだけ設定がでてますけどね。

 ただ、作者としてはこの続きを書きたいなぁ~!とも思ってますので、期待せずにいただければと思います。今続編書いてますのでね。


 さて次回予告ですが、今度はフユくん編を全7話でお届けいたします。連休明けで終わってしまうぐらい短いですけどね。

 ユキちゃんと結婚して、フユくんは王都のリム流総本山の道場で師範として道場生を鍛えることになりました。しかし、フユくんの得意な武器は剣であって槍ではありません。ハルちゃんの稽古で多少は扱えますが、今回はユキちゃんにいろいろと槍術を教えてもらいます。


 明日からは3連休ですね!本作も連休中は朝と夜に1話ずつ投稿します。秋の夜長を本作でお楽しみいただければ幸いです。なお、明日の朝は夜勤明けの早朝の投稿です。起きたら投稿済みですので、寝起きのコーヒーまたは紅茶のおともにどうぞ!

 それではお楽しみに~!

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