短期留学編-16.レオナード王国女王様に謁見!?
本日は伊予灘沖を航行中の阪九フェリー様のいずみに乗船しております。神戸行がドッグダイヤで欠航なので泉大津行に乗ってるんです。
このいずみ、14か月も故障で旅客扱いできずに先月やっと修理完了したんですよ。復活お祝いという意味でもよかったですね〜。運航再開記念の泉州タオルいただきました。
乗船前は太宰府天満宮に行ってきました。学問の神様である菅原道真公ゆかりの地ですからね。
ラノベも文学ですから学問でしょう!今後もいい作品が作れるよう祈念してまいりました。
小説家にはどのお守りがいいか?を巫女さんに伺うと『学業(学問)お守りですね〜!』との回答でしたので、いただきました。ご利益あっていい作品書けたらいいなぁ〜。
ちなみにおみくじは中吉でお産(物語)はいいそうです。
レオナード王国の王都リスタにやってきて2日目の早朝···、
「おはよう、ベルノくん、ソラちゃん。じゃあ始めようか!」
「お、おはようございます···」
「おはようごじゃいましゅ···」
「ちょっと早かったかな?それじゃあまずは眠気覚ましに走ろうか!」
昨日はソラのばーちゃんであるナツばーちゃんの家で夕食をいただいて、じーちゃんの家でお泊まりさせてもらったんだ。
そしてまだ夜が明けていない早朝にじーちゃんが起こしに来たんだ···。とうちゃんでもここまで早くなかったんだけどなぁ~。
眠い目をこすりながら道場へ向かうと、すでに道場の皆さんが準備万端でいたんだ。
「「「「おはようございます!」」」」
「お、おはようございます···」
「おはようごじゃいます···」
「さあ!それじゃあ今日の早朝鍛錬を始めようか!」
「「「「おーーーー!!」」」」
「お、おーー」
「お~~」
ちょっと気圧されちゃったよ···。そして、じーちゃんを先頭に道場を出たんだ。ぼくたちはじーちゃんのすぐ後ろについて走ったんだ。
道場の山を下りて30分ほど走りこんで戻ってきた。少し息を整えてから、剣術の型をやるんだ。このメニューはひーばーちゃんがやっていたのと似ていたね。ひーばーちゃんはじーちゃんの剣術じゃなくて暗殺技だからね。
「はい!お疲れ様!それじゃあ大浴場で汗を流しに行こうか!」
「「うん!」」
ここの道場には大浴場があるんだ。これもひーじーちゃんが『作った方がいいよ!』って言ったからなんだって。温泉じゃなくて湧水を火魔法で温めてるんだって。魔法の訓練も兼ねてるらしいよ。
そして朝食を食堂でいただいている時に、じーちゃんがひーじーちゃんに尋ねたんだ。
「パパ?今日はベルノくんとソラちゃんと一緒に女王様に謁見するんだね?」
「うん。せっかくうちに来てるんだし、二人ともセミダクター大陸の2大国の王族と皇族だからね。あいさつはしておいた方がいいって思ってね。ちゃんとモンドくんとフーちゃんには連絡済みで『よろしく!』って言われてるよ」
「モンドもフーちゃんも、まさか王族になるとは思わなかったなぁ~」
「ははは!まぁ、人生なんてどうなるかわからないものだからね。ベルノくんもソラちゃんも、今の時点で次期王様と皇帝で確定しちゃってるけど、未来がどうなるかなんてわからないからね」
「そうならなかったらある意味国の危機なんだろうけどね···」
ちょっと怖い話をしてるなぁ~。でも、ぼくはあんまり王様ってなりたいって思ってないんだよね。ソラはどう思ってるかは知らないけどね。
でも···、王様以外になってるか···。ぼくには何ができるのかなぁ~?
朝食を終えて、ぼくとソラはひーじーちゃんとひーばーちゃんに連れられてお城にやってきたんだ。
レオナード王国···。ボルタニア大陸ではレオナード王国とピムエム皇国という2つの国が代表的なんだ。だから、お城も立派だったよ。ぼくのところのお城は一部がないからね。とうちゃんとフーおばさんが異世界の神様と戦って壊れちゃって、お金がないから取り壊しちゃったし。
「アキ様、お待ちしておりました。それではご案内いたします」
「よろしくお願いしますね」
大きな正門横にある受付でひーじーちゃんが入城の手続きをしてくれた。そして門をくぐって大きくてきれいな庭園を通り、お城の中に入った。
お城の中もきれいだった。うちは掃除の人を多く雇えてないので、ここまできれいじゃないんだよ···。やっぱり、ぼくの国は見劣りしちゃうなぁ~。
あっ!?これはとうちゃんとかあちゃんへの文句じゃないよ!?とうちゃんもかあちゃんも、ものすごく頑張ってるって知ってるからね!
そしてぼくたちは応接室に通された。すぐにメイドさんたちがやってきて、お茶の準備を始めた。うちはとうちゃんとかあちゃんが準備するんだけどね。
そしてお茶の準備ができたとほぼ同時に女王様が入ってきたんだ。ぼくたちはすぐにその場で立ち上がった。
「お待たせしましたね、アキさん。ご無沙汰してますね」
「イスピ女王陛下。ご無沙汰しております」
「ああ!堅苦しいあいさつは抜きにして、お茶にしましょうか!そちらのお二人が?」
「はい。あとでご紹介しますね」
「ええ!」
この人がレオナード王国のイスピ女王陛下···。なんだか偉ぶってなくて、パワフルな印象があるよ。失礼だけど···、ちょっと緊張感が解けたかな?
女王様が着席したのを見て、ぼくたちも着席した。そしてすぐにメイドさんたちがお茶とお菓子を用意して、応接室を出て行ったんだ。ものすごく所作がきれいだったなぁ~!
「さて···、これでこの部屋は私たちだけになりましたので···。気楽にしてくださいね~!」
「ははは···。相変わらずですね」
「ええ。こうやって砕けた対応が許されるのはアキさんとリオぐらいなものですしね」
女王様が···。普通の人っぽく見えてしまった···。これが素の女王様なの?
「では本題として、そちらのかわいらしい王族をご紹介してくださるかしら?」
「はい。どちらもボクのひ孫で、男の子がアクセプタ王国の王子であるベルノ、女の子がドナー帝国の皇女であるソラです」
「は、はじめまして···。まだおうこくになってないんですけど、アクセプタじちしゅうのベルノです···。よ、よろしくおねがいいたします···」
「はじめまして!ドナーていこくこうじょのソラです!よろしくおねがいします~!」
「では私も。レオナード王国女王のイスピよ。あなたたちの親であるモンドさんとフーさんも存じてますし、祖父母であるフユさん、ナツさん、そして曾祖父母であるアキさんとハルさんにはお世話になってるんですよ」
「そ、そうなんですね···」
「すご~い!」
「ソ、ソラ!?ことばづかい!」
「あっ!ベルノさん?気になさらなくていいですよ。ここは公式な会談ではないですし、普段通りで構いませんから」
「そ、そうですか···?」
「うふふ。やんちゃなモンドさんのお子さんとは思えないほどの丁寧さですね。あなたのお父さんに対しての苦言ではないですから」
「あ、ありがとうございます···」
「でも、こうして別大陸の王族があいさつに来るなんてありませんから、この機会はとても大事な事なんですよ。これまでもエイテ帝国経由でセミダクター大陸とはわずかな交流があったのですが、王族が来たことはなかったですからね。これから友好関係を築けたら嬉しいですよ」
「は、はい!ぼくではなにもできないですけど、じょうおうさまのおことばは、ははにちゃんととどけます!」
「ソラもパパにちゃんとつたえるね!」
「うふふ!しっかりと教育がされてるようですね。では今回のこの会談内容を公式文書として作成しますわ。あとでアキさんの家にお届けいたしますので、お帰りの際にお持ち帰りくださいね」
「「はい!」」
こうして、この時からレオナード王国はセミダクター大陸との友好関係を結んだんだ。
こんな大事なこと、ぼくたちがやっちゃってよかったのかなぁ~?
ベルノくんとソラちゃんは別大陸とは言え王族ですから、公式の交流なんですね。5歳でいきなり外交デビューです!
と言ってもセミダクター大陸でも外交はありましたが、あんまりいい気はしてなかったんですよ。そのエピソードはこのあと登場します。
さて次回予告ですが、レオくんにやっと時間的余裕がでてきたので、ベルノくんとソラちゃんにトランスを教えることになりました。
みんなすぐにトランスできるようになってるのに、ベルノくんとソラちゃんは今までできなかった理由が明らかになります。どういうことなのでしょうか?
それではお楽しみに〜!




