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短期留学編-10.ひーじーちゃんの学園に行ってみよう!

 ひーじーちゃんの家にやって来て2日が経った。土日はお休みで、今日からはひーじーちゃんも学園の先生のお仕事があるんだ。


 今日はぼくとソラの入園手続きをして、そのまま授業に参加するんだよ。



「「···はっ!···はっ!」」


「···ん。···さすがにモンドとフーが鍛えただけある。···筋はいい」


「はあっ、はあっ···。これでまだまだなのかぁ〜」


「はあっ、はあっ···。ママたちってすごいんだね〜」



 早朝鍛錬はやった。一応毎日やるんだってさ。毎日メニューは変わるみたいだけどね。


 鍛錬のあとは温泉で汗を流し、ひーじーちゃんのおいしい朝食をいただき、そして···、



「それじゃあハル!行ってくるね〜!」


「···ん。···いってらっしゃい」


「それじゃあベルノくん、ソラちゃん。ボクにつかまってね。行くよ〜!」



 ひーじーちゃんが勤めるアンペル学園はここアクロからかなり離れてるんだ。だからひーじーちゃんは転移魔法で行き来してるんだよ。魔力消費量がすごいはずなんだけど、ひーじーちゃんは毎日やってるんだって。


 そして転移した先は、学園の正面玄関のすぐ脇だった。道の真ん中に突然現れたらみんなびっくりするもんね。



「はい、着いたよ〜。今日からここで勉強してもらうよ〜」


「「ここががくえん···」」



 大きな建物だった。うちの城に近いんじゃないかな?5階建てだったんだよ。


 そしてぼくたちはひーじーちゃんについて建物の中に入ろうとしたら、ほかの学生さんから声がかけられたんだ。



「アキ先生〜!おはようございます!そっちの子たちは初めて見るけど···」


「ああ、おはよう。この子たちはボクのひ孫で、今日から当分の間留学生として勉強するんだよ」


「···え!?アキ先生のひ孫〜〜!?」


「···あ〜、やっぱ驚くよなぁ〜。ボクもアラフォーでひ孫はびっくりだったもんなぁ〜」


「かわいいね!どこに住んでるの?」


「ひーじーちゃんのいえです」


「言葉遣いが丁寧だなぁ〜。それに···、なんかしつけがきっちりされてて王子様っぽいね〜!」


「えっ!?」


「ブフーーーー!!」


「きゃっ!?ひーじーじ!?」



 なんかいきなり当てられちゃったよ!?それを聞いたひーじーちゃんは思いっきり吹き出しちゃった!



「びっくりした〜!アキ先生、大丈夫です?」


「ゲホッ!ゲホッ!そ、そんなわけないでしょ···」


「ですよね〜!うちってそんな人来ないですもんね〜。でも···、はぅ〜〜〜、かわいいなぁ〜〜!」


「あんまり変な目で見ないでよ?」



 かわいい···。まぁ、ぼくもソラも子どもだからそう見えちゃうんだろうね。



「ふぅ〜、なんとかかわせたな···。じゃあ気を取り直して、職員室に行こうか!そこで手続きするよ」


「「は〜い!」」



 校舎に入ってからもいろんな学生さんから声がかけられたんだ。とりあえず軽く『おはようございます!』ってあいさつしておいたよ。


 あいさつは大事だからってとうちゃんから教わってるからね。第一印象が良くないと良い事ないって事なんだよね。


 そうして職員室に着いた。



「あら、アキ先生!おはよう」


「おはようございます、アピアさん」


「その子たちがひ孫さんね〜?いやぁ~、アキ先生はまだ若いのにすごいわね」


「すごいのは子どもたちですけどね···。今日からお世話になります」


「ええ、こちらこそよろしくね!アピアよ。武術の授業を担当してるわ」


「よろしくおねがいします。ベルノです」


「よろしくおねがいします!ソラです!」


「···はぁ~、二人ともちゃんとしつけがなってるわね。確かモンドくんとフーちゃんのお子さんなのよね?しっかりと教育が行き届いてるって感じるわ。アキ先生?うちで学ぶ必要ないんじゃないです?」


「いえ、学力だけならボクが教えてもいいんですけど、それだけじゃダメなんですよ。こうやって学校でいろんな人と過ごして友だちを作るのも大事なことですから」


「なるほどね〜。確かにそれはアキ先生が教えるだけじゃダメね。二人とも、いい友だちできるといいわね!」


「「はい!」」



 このあと、ひーじーちゃんが準備してくれてた書類を提出して、校舎内にある売店で教科書とか必要なものをひーじーちゃんが買ってくれた。


 ぼくのお気に入りは通学かばんだよ!ぼくの髪の色に似た色の肩掛けかばんなんだ!ソラには水色のかばんだよ。


 この前無限収納ポシェットをこの前もらったけど、ひーじーちゃんは使っちゃダメって言ってたんだ。盗まれるかもしれないらしいんだけどね。



「じゃあ、学園内を案内するね〜!」


「「は〜〜い!!」」



 まずは今いる校舎だ。5階建てで2階から5階まで教室があるんだ。通路は中央で、南側が教室、北側は実習用の教室だった。


 ちなみに一番大きな教室は1階と2階を使った階段状の教室だ!ひーじーちゃんはここで教えることが多いんだって。すごいなぁ〜。


 1階は職員室や資材倉庫となってたよ。



 そして次は校舎を出て外だ。大きな運動場と、観客席付きの運動場、大きな建物の中には体育館という雨の日でも動けるところ、そして遠方の学生さんが寝泊まりしている寮だ。


 ちなみに寮にも住む予定なんだ。最初のうちはひーじーちゃんの家から通学だけど、慣れたら寮に入るんだって。


 ひーじーちゃんの話によると『いっぱいお友だちができるよ!』って言ってたね。ラティアたち孤児院の子以外の友だちもできたらいいなぁ〜。


 最後は食堂だ。ここでお昼をいただくんだ。お昼休みになったら混むらしいので、お昼休み前に食べに来たんだ。


 ここではお金を払って大皿をもらい、そのお皿に好きなだけ盛ることができるんだ。工夫したらたくさん食べれそうだね!



「「いただきま〜す!」」


「うん!おいし〜!」


「あの値段でこんなにおいしいとは思わなかったよ〜!」


「2人の口に合って良かったよ。どうだった?学園は?」


「すごくひろいね!」


「どんなことがあるかなぁ〜?」


「ふふっ!モンドくんとフーちゃん、それにフユもナツも学校には行ってなかったからね。ぜひともベルノくんとソラちゃんには学園生活を満喫してほしいよ。それがボクの願いだね」



 確かにとうちゃんもじーちゃんも学校には行ってなかったそうだ。まぁ、ひーじーちゃんがちゃんと教えてたそうだから問題なかったんだけどね。



 さて、ぼくとソラの授業だけど、こんなかんじになったんだ。


・算数と数学

・理科

・社会

・武術

・音楽

・美術


 文字の読み書きはできるから、それは受けないよ。社会には歴史もあるんだ。歴史って言ってもこのレオナード王国の歴史だから、ぼくやソラの国じゃないんだよね。


 でも、このボルタニア大陸とはお付き合いができるだろうから、知ってて損はないよね?



「よし!それじゃあ午後から学生デビューだよ。気楽に授業を楽しんでおいで!」


「「うん!」」



 こうしてボクたちの学園生活が始まったんだ。

 この学園では基本的には必須単位はなくてすべて選択単位です。『学びたい事を学ぶ』という方針なので、スペシャリスト養成の観点が強いんです。

 ただ、上級の授業については『◯◯の単位習得』が条件になっています。そうしないと基礎学力ないのに上級の授業を受けても意味ないからなんですね。そこはきっちりとしています。

 ベルノくんとソラちゃんは基礎学力がしっかりできてますので、受ける授業は中級になります。

 この世界ではこれまで魔獣の脅威のせいで平均寿命が短いために成人が10歳と若いので、5歳でも相当の学力がある子が多いのです。それだけこれまでの環境が厳しかったというのもあるんですよ。


 さて次回予告ですが、学生デビューしたベルノくんとソラちゃんですが、さっそくいちゃもんつけてくるのがいました!どのように対応するのでしょうか?


 それではお楽しみに〜!

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