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短期留学編-9.ひーじーちゃんのお仕事

「「ただいま〜〜!!」」


「おっ?帰ってきたな!お帰り!」


「「えっ!?だれ!?」」



 ひーじーちゃんの家に帰ってきたら金髪の人がいたんだ!格好はぼくたちに似ているけど、誰なんだろう?



「レオ、ただいま〜。一段落したんだね?」


「おう、アキ。やっとこさ片付いたぜ···。そんで、このちびっ子たちがモンドとフーの子だな?」


「そうだよ。ベルノくんとソラちゃんだよ。二人とも、この人はレオだよ。神狼族の始祖ですでに死んじゃってるけど、今はこうやって人形に入ってボクのお仕事をサポートしてくれているんだよ」


「しそさまだって!?」


「さっきエレさんってかみさまがいってたひと〜!?」


「おっ?エレのところに行ったのか?だったらオレの話は聞いてるな。アキの言った通り神狼族の始祖のレオだ。今はアキのサポートをさせてもらってる。よろしくな!」


「「よ、よろしくおねがいします···」」


「レオ?この子たち、トランスはまだできてないみたいなんだ。また時間ある時に指導してあげてくれる?」


「え?トランスできねえのか?」


「セミダクター大陸って魔獣がいない平和な大陸らしいからね」


「なるほどな〜。確かに昔からあそこは出にくいんだよな〜」


「へぇ〜、そうなんだ」


「ああ。エレが作った聖域(・・)だからな」


「···え?聖域だって?」


「そう。ここは魔獣被害多かっただろ?だからアイツ、人が少しでも安全に住める土地を!って考えて創造した大陸なんだよ」


「そうだったんだ···。知らなかったわ」


「言ってねえしな〜」



 そうだったんだ···。うちって聖域の中にあったからなんだね···。ひーじーちゃんが知らないってことはとうちゃんも多分知らないんだろうね。



「よ〜し!じゃあここにいる間に真のトランスもできるように仕込んでおくぜ。これが出来たら無敵に近いしな〜!」


「くれぐれも身を守ることに使うようにしてね」


「おう!こんな力使って戦争おっぱじめたらこの世界が崩壊するからな!」



 トランス···。とうちゃんもフーおばさんもできるんだよね。出来ないなぁ〜って思ってたけど、どうやらこのレオさんに教えてもらえるようだ。



「そうそう、今回もまたコピーのヤツが大暴れしてたぞ。またエレに法外な値段ふっかけてたな」


「うわぁ···。あとで精査するよ。コピーにはボクから言っておくよ」


「アキの言う事、あんまりアイツ聞かないぞ?」


「う〜ん···。ボクのコピーなのに、どうして言う事聞かないのかなぁ〜?」



 コピー?また知らない人の名前が出てきたね。そう言えばひーじーちゃんは学園の先生以外に別の副業(・・)があるってとうちゃんが言ってたね。もしかして、そのお仕事の人なのかな?



「それじゃあベルノくん、ソラちゃん。夕食まで昼寝しておいてね。それで時差ボケはほぼ解消できるからね」


「「は〜〜い!」」




 昼寝したら夕方になっていた。もう少ししたら夕食かな?


 そう思ってぼくはリビングに行った。そうしたらひーじーちゃんがソファに座って壁に映し出された人と話をしていたんだ。その人はひーじーちゃんに似ていたよ。



「コピー···、あれはさすがにやり過ぎ」


『なんでやねん!?今回はごっつい大攻勢やってんで!?エレやんの世界を壊さずに侵略者を追い返すんやったら、あれしか方法なかったんやで!?』


「だからってGP(ゴッドポイント)で創った『惑星破壊爆弾』を使おうとしたらダメだって!」


『使ってへんやんか!?ちゃんと残りカウント『1』で止めたで!!恋の(・・)···、やのうて抑止力(・・・)にはもってこいやろ!?』


「いくら抑止力でも限度あるよ···。そりゃ侵攻側も、征服した世界が木っ端微塵にされたら意味なくなっちゃうから逃げるけどさ···」


『せやろ?だから丁重に追い返すにはもってこいやったんやで?誰も傷つかへんいい案やったやんか!?』


「はぁ〜〜。ホント、勘弁してよ···。それじゃあボクはそろそろ夕食作るからここまでね」


『ほなな〜!依頼来たら次はどんな手法にしよかな〜?』


「ふぅ〜。ホント、コピーは限度を知らないよなぁ〜」



 ひーじーちゃんの話が終わったようだ。だからぼくはひーじーちゃんに話しかけた。



「ひーじーちゃん?」


「···ん?ベルノくんか。もうおなか空いちゃった?」


「ちょっとだけ。さっきはなしていたのって、ひーじーちゃんのおしごとのはなし?」


「あ〜、モンドくんからは何か聞いてる?」


「とうちゃんから?ひーじーちゃんはせんせいのおしごといがいにも、ちょっとはなせない(・・・・・・・・・)おしごとやってるってぐらいかな?」


「そっか。モンドくんはちゃんとしてるなぁ〜。まぁ、うちにいる以上は知っておいてもらった方がいいかな?」


「え?」


「じゃあソラちゃんが起きてきたら···、ってちょうど起きてきたから話そうか」



 ぼくが振り返ったら、そこにはソラがいた。ちょうどお昼寝から起きたみたいだね。



「ん〜〜?ひーじーじのおしごと〜〜?」


「そう。ちょっと話す前にお茶をいれるから、ソファに座っててね〜」



 しばらくしたらあたたかいお茶が出てきた。いいかおりがするね。



「お待たせ。はい、あたたかい紅茶をどうぞ。お好みでミルクと砂糖を入れちゃってね」


「「いただきま〜す」」



 紅茶···。ちょっと赤いお茶だからそう言ってるのかな?うちにはないから初めて飲んだけど、おいしかったよ!



「さて···、ぼくのもう1つのお仕事···、って言うか無理やりやらされてる(・・・・・・)って表現が正しいんだけど、ボクはほかの世界の神様(・・・・・・・・)をやってるんだ」


「···え!?ひーじーちゃんって、かみさまなの!?」


「え〜〜〜!?」


「まぁ、驚くのも無理ないよね〜。でもホントだよ。今は49もの世界を完成させちゃったかな?」


「49のせかいのかみさまなの!?」


「すっご〜い!!」


「大したことはやってないんだけどね。ベルノくんはさっき見ちゃったかもしれないけど、さっき映ってたボクにそっくりな人とレオがほとんどやってくれてるから、ボク自身は特になにもしてないんだけどね」


「それでもひーじーちゃんってすごい!」


「ひーじーじってすっご〜いひとなんだね!」


「あんまりほかで言っちゃダメだからね。この世界では大した力はないんだから、神頼みされても何もできないしね」


「わかった!」


「ソラもはなさないよ〜!」



 ひーじーちゃんって、実はとんでもない人だったんだなぁ〜。この世界の人でもないし、学校の先生やりつつ神様やってるだなんて···。

 ベルノくんとソラちゃんが始祖のレオくんと出会いました。普通だったらご先祖様と会うなんてないですからね。そういう意味ではベルノくんとソラちゃんは本人たちも含めて4世代現役、さらにご先祖様までいるという、大家族なんですよね。レオくんにとっても子孫が元気にいてくれることを嬉しく思ってます。


 ここでレオくんからびっくり発言も!セミダクター大陸は聖域だったんですね。極力魔獣発生を抑え込んでいますが、実は反動でボルタニア大陸では魔獣が多めという裏設定があるんです。さらにはモンドくんとフーちゃんが相手したドッペルたちもわずかに弱体化していました。これは知らなくてもまったく影響ないものですが(笑)。


 またしてもコピーアキくんが大暴れしてたようです(笑)。いくら神の力が使えるからって某ロボットアニメのように自爆しかけるとはね〜。星丸ごと自爆というのもスケールデカすぎます!


 さて次回予告ですが、ベルノくんとソラちゃんはアキくんの学園へ行って留学生活がついに始まります!もう物語の3ぶ分の1過ぎちゃってますけど(笑)。

 どんな様子でしょうかね〜?


 それではお楽しみに〜!

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