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短期留学編-8.アクロの散策(元神様だって!?)

 無事北海道から帰ってまいりました。

 日本海は荒れておらず、船旅は快適でしたが、乗船前までがリアルにサバイバルで冷や汗···、というか寒すぎて汗かかないですし凍ってしまいそうでしたね。

 小樽港の売店で販売していた船旅用の航海日誌を購入しましたので、次はどこの航路に乗ろうかな~?

「おっと!?アキくんじゃないか!」


「ああ、エレさん。こんにちは。もうすぐ借金返済日ですけど···、その様子だと払えるのか不安なんですけど?」


「···うっ!?」



 ひーじーちゃんの家に帰る道中、ひーじーちゃんに声をかけた人は···、思いっきりやせていたよ。ちゃんと食べてるのかなぁ〜?



「そ、それはなんとかしてみるよ···。と、ところで!その子たちは?見たところ神狼族···?ってことはもしかして!?」


「ええ。ボクのひ孫ですよ」


「「こんにちは!」」


「ぐはっ!?か、かわいい···!!」


「「え?」」



 かわいい···。そりゃ、ぼくたちはちいさい子どもだからなんだけど、ぼくかわいいのか···。カッコいい!って言ってほしいんだけどなぁ〜。これ、とうちゃんも言ってたけど。



「ということは···、モンドくんとフーちゃんの子なんだね?」


「それ以外だったら大変ですけど?神狼族はうちの家系だけのはずですし、そういうふうにしたのはエレさんでしょ?」


「た、確かに···。しかし···、かわいい!」


「···はぁ〜。エレさんは神狼族に入れ込みすぎってのは知ってますけど、うちのひ孫は今の段階でも結構強いですから、手を出したら痛い目見ますよ」


「大丈夫だ!見てるだけで十分!!レオだって見てるだけで十分だし!」



 ···うわぁ〜!なんかこの人、おかしなことを言い出してるよ!?ひーじーちゃん、こんな人とお付き合いしてるの?



「ひーじーちゃん?このひとって?」


「あ〜、ここで話すとちょっとまずいんだよなぁ〜。家に帰ってか」


「うちにおいで!おやつ···、は先日空腹に耐えかねて食べちゃったからないな···。お水しか出せない(・・・・・・・・)けど···、うちにおいで!」


「え?ひーじーちゃん?どうする?」


「あ〜、まぁ1回だけならいいか。じゃあちょっとだけお邪魔しますよ」



 家に帰る途中で寄り道することになっちゃった···。ちょっとこのみすぼらしいおじさんの家に行くことになった。


 このおじさんのおうち···。家もみすぼらしかったよ。入って大丈夫なのかな〜?



「ただいま〜。ナビくん!お茶···、はないからお水用意してくれる〜?」


「早かったね〜!お帰り〜〜!ってアキくんと···、神狼族のお子さん?ってひ孫さんかな〜?」


「こんにちは、ナビさん。やっぱすぐに気づきますよね」


「そりゃもちろん!どうぞ上がって〜!お水しか出せない(・・・・・・・・)けど歓迎するよ〜!」


「···やっぱ水しかないんか。エレさん?追加で借金します?」


「してしのぎたいのは山々だけど···」


「利息返すのも滞ってますけど、ちょっとは利率下げてもいいですよ。···ひ孫に免じて」


「お願いしますっっ!!」



 このエレおじさんはどうやらひーじーちゃんに借金してるようだ。どうして借金をしてるのかな?


 そうそう、このおじさんの家はかなり変わっていた。机の上にはわけのわからない絵···?みたいなのが2つあって、そこに座っていたのは緑色の髪で背中に翼が生えている人だ。


 でも、ツノがないのでドラゴン族ではなさそうだね。どういった人なんだろう?


 ちょっと小汚いソファがあったので、そこに座らせてもらうと、さっきナビさんと呼ばれた人がお水が入ったコップを持ってきた。そしてぼくたちに自己紹介をしてきた。



「自己紹介するね〜。ボクはナビくんって呼ばれてるんだ。よろしくね〜!」


「改めて、エレだ。今は別の世界の神様をリモートでやってるけど、このエーレタニアの創造神だったんだよ」


「···え!?このせかいをつくったかみさま!?」


「ふぇええ〜〜〜!?ひーじーじ!?ホントに〜〜!?」


「うん、ホントだよ」



 ひーじーちゃんもこのエレさんが神様だって言い切っちゃった···。確かに外では話せないお話だね。



「だからキミたち神狼族もオレが創ったんだ。って、創ったのは始祖であるレオだけなんだけどな」


「そうなんだ···」


「びっくりしたよ〜!」



 本当に神様だったんだね···。でも、どうして今はここに住んでるんだろう?



「どうしてかみさまはここにすんでるんですか?」


「···おぉ〜、丁寧な言葉遣いができるんだなぁ〜。それはね、神様のお仕事が終わったからなんだよ。この世界は神様なしでもやっていけるようになったからなんだ」


「そうなんですね」


「···アキくん?この子たち、なんだか高貴なオーラが漂ってるけど?」


「あれ?エレさんに言ってませんでした?ベルノくんとソラちゃんはセミダクター大陸にあるアクセプタ王国の王子とドナー帝国の皇女ですよ」


「···え!?マジで王子に皇女!?」


「そうですよ。今後国を発展させるための勉強としてうちに短期留学してるんですよ。近々ボクの学園に入園するんですよ」


「そ、そうなのか···。王子と皇女で神狼族···。某竜退治のゲームの主人公みたいになってるなぁ〜」


「まぁ、戦闘力からしたらそのゲームの主人公をできなくもないですけど、まだトランスもおぼつかない状況ですし、跡継ぎがこの子たちだけですから危険な目には遭わせられないですよ」


「大丈夫だと思うけどなぁ〜。そうだ!ナビくん!この子たちにアレをプレゼントしようか!」


「いいね〜!じゃあ準備するよ!」


「エレさん?何しようとしてるんです?」


「プレゼントあげるぐらいはいいでしょ?代わりに借金の返済を猶予してくれたら···」


「あのね···。うちのひ孫を使わないでくださいよ?まぁ、多少はいいけど」


「ホント!?ありがとう!気合い入れてナビくんに(・・・・・)作ってもらうよ!」


「あんたが作るんじゃないんかい!?」



 え?このおじさんからプレゼント?ひーじーちゃんはいらないって言ってないから、もらちゃってもいいのかな?


 しばらくしたら、隣の部屋からナビさんが戻ってきた。手には···、小さなカバン?あれってとうちゃんが持ってる無限収納ポシェットと同じ?あとは棒と板?



「待たせたね〜!はい!ふたりにエレくんからのプレゼント〜!」


「え···?ひーじーちゃん?もらっちゃっていいの?」


「もう用意されちゃってるからいいか。ありがたくもらって。神器(・・)だからさ」


「「じんぎ!?」」


「ははは!これでも元神様だからね。神器を創るぐらいわけないさ!ささ!遠慮なくもらっちゃって!使い方はアキくんから聞いたらいいからね」


「「あ、ありがとうございます···」」



 もらったのはとうちゃんが持っている神器と同じだった。無限収納ポシェット、魔力剣、そして『すまほ』って板だった。



「やっぱりエレさんって神狼族には甘いんですね」


「甘くないさ!二人とも今後命を狙われる可能性が高いんだから、ちゃんと身を守れるようにしておかないといけないしね!」



 身を守るのは暗殺技である程度はできるんだけどね。でも、神器って言うからにはすごいものなんだろうね。

 エレくん登場回でした~!

 いまだにアキくんへの借金の返済が完了していません。コピーアキくんが結構エグイ利率で貸し出ししてますからね。救援要請もよくしているというのもあります。

 ですが、破綻せずに現状維持で継続しているというのもなかなかですね。なんとか元本を崩せるようになってもらいたいとアキくん本人も切に願っているんですよ。

 そしてやっぱりエレくんは神狼族に激アマでした(笑)。ベルノくんとソラちゃんにも神器をプレゼントしてくれました。まぁ、アキくんがあとでこっそり借金減らしてあげてます。

 ちなみにアキくんも神器は作成できますが、作る気はありません。コピーアキくんは結構作っちゃってますけどね。アキくんの家の玄関にある『記憶消去機能付きハリセン』とか屋根の塗料とか···(笑)。


 さて次回予告ですが、アキくんの家に戻ってきてお昼寝をしたベルノくんとソラちゃんですが、起きてリビングに行くと、アキくんが壁に映し出されたとある人物と話をしているのを目撃してしまいました。2人とも聞かされていないアキくんのもう一つのお仕事を知ることになりますよ~。


 それではお楽しみに~!

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