短期留学編-1.お城を抜け出すベルノ
本日よりアキくんのひ孫のベルノくんとソラちゃんの物語が始まります!
って、実はまだ完結まで書けてないので『全◯◯話』って言えないんです···orz
一応24話書けてますので、来月中旬までは毎日投稿します。
本日は浅草橋で開催されたライトノベルミーティングに参加してきました〜!ちょうど今帰宅したところです。
プロ編集者からたくさんアドバイスをいただきましたよ〜!もちろん活動内容をお伝えして名刺も渡しました。とても楽しかったです〜。なかなか貴重な経験だったと思いますね。次の機会があればいいなぁ〜。
あと、9/13にインテックス大阪で開催される文学フリマ大阪に出店申し込みしました〜!アキくんの続巻2冊とライくんの2巻を新刊として販売する予定です。
今度は愛車でインテックスまで行けるので重量の心配は無用だ〜(笑)!
「ベルノーー!!どこに行ったんだーー!?」
「モンド様?またですか···?」
「リウム、そうなんだよ···。もうすぐ勉強の時間だってのに、また脱走して町に遊びに行ってるんだろうな」
「ははは。まぁまだ幼いですから、勉強はしたくないのでしょうね」
「う~ん···。確かにおれも勉強は嫌いだったからベルノの気持ちもよくわかるんだけどなぁ~。でも、あいつはこのアクセプタ王国の王子になるんだからな。将来は王としてこの国をまとめなきゃならんしなぁ~」
「まだ早いですよ?正式に自治領から独立するにはもうしばらくかかりそうですからね。帰ってきたら、怒ってはいけませんよ?」
「わかってるって!···はぁ~、今さらながら親って大変なんだなぁ~。パパもおれに苦労したんじゃないかな~?」
「それも子育ての仕事のうちですよ」
ぼくはベルノ。このアクセプタ自治領の領主の息子だ。
かあちゃんが領主で、とうちゃんはかあちゃんを支えているんだ。親が領主って事はお金持ちって思ってるよね?でも、うちの領主は普通の市民とあんまり変わらない生活をしているんだよ。お城には住んでるけどね。
というのも、ぼくが生まれる前はこの自治領は王国だったんだ。でも、悪い神様がやってきて乗っ取っちゃって、隣のドナー帝国に戦争をしちゃったんだ。
その戦争でとうちゃんと、とうちゃんのいとこのフーおばさんが協力して悪い神様をやっつけたんだ!そしてとうちゃんは王国の王女だったかあちゃんと結婚してアクセプタ自治領を治めてるんだ。
王国から自治領になったのは、戦争に勝った帝国にお金を払うためだった。そのお金はとんでもない金額だったので、領主と言ってもぜいたくできないんだ。
でも!かあちゃんととうちゃんが頑張ったおかげで、もう少ししたら自治領は元の王国に戻るんだって!って事は、かあちゃんが女王様で、ぼくは王子様ってことだね!
でもなぁ~。本で読んだ王子様って、結構ぜいたくしてるんだよね。お金をいっぱい使ったきれいな服を着てたりするんだけど、ぼくは至って普通の市民とおんなじ服を着てるんだよ。だから王子様って格好じゃないんだよなぁ~。別にいいけどね。
家ではとうちゃんが稽古をしてくれる。ぼくはとうちゃんの血を受け継いでいるから『神狼族』って獣人なんだよ。青と銀の髪で丸っこい犬耳と短いしっぽがあるんだ~。
稽古はちょっと楽しい!体を動かすのって気持ちいいんだよね~!どうも神狼族って神様が創った戦闘種族らしいから、戦うのが得意らしいんだよ。でも、ぼくって戦ったことはほとんどないんだ。この前に町で脅されていた友だちを助けた時と、じいちゃんのところへ行った時にやった魔獣狩りぐらいかなぁ~?
でも、戦いはあんまりしたくないんだよ···。だって、痛いでしょ?武術として試合やるんだったらいいけど、相手の命をとるのはなぁ~。
最近はとうちゃんは勉強もやるように言ってきた。将来はぼくが王様になってこの王国を平和にしなきゃいけないそうなんだけど···。ぼく、王様になんてなれっこないよ?かあちゃんみたいにできないもん···。
だから、勉強の日はお城を抜け出すことにしたんだ!そして町を歩いていたら···、友だちができたんだ!
あの日、ぼくは勉強が嫌だったので、とうちゃんとフーおばさんから教えてもらった『あんさつじゅつ』の『すてるすもーど』ってやつを使って、お城を抜け出したんだ!いきなりぼくがいなくなったら大騒ぎだろうなぁ~、って思ったので、いすには『かわりみ』を置いておいたんだ。これならしばらくは大丈夫でしょ?
そして城門はこれもフーおばさんから教えてもらった『すり抜け』で城門の上の魔力障壁をすり抜けたんだ!フーおばさん、もしかしたらぼくがお城から抜け出しやすくするためにとうちゃんがいない時に教えてくれたのかなぁ~?
「よっと!ふぅ~、だれにもきづかれずにおしろのそとにでれたよ~!」
ひとりで町に出たのは新鮮だった!いつもは馬車でかあちゃんかとうちゃんと一緒に乗って出てたからね。どこへ行くにも手をつないでたから、自由に見て回れなかったんだよね~。
「おっと危ねえ!おいボウズ!道の真ん中に立つな!ひかれちまうだろうが!!」
「あっ!?ごめんなさ〜い!!」
そうそう!最初は荷馬車にひかれそうになったんだよなぁ〜!今は町の中で歩くのに慣れたからそんな事にはならないよ!勉強であった『こーつーるーる』ってやつだね!勉強ってイヤイヤやったんだけど、そこで知ったことを実際にやってみるとよくわかったんだよ。
さて!どこに行こうかな~!せっかく町に出たんだから、行ったことのない場所に行ってみよう!そう思って通ったことのない裏通りに行ってみたんだ。
すると、そこでは女の子が男の人に絡まれていたんだ!
「おいガキィ!どこ向いて歩いてやがんだよ!?あぁ!?」
「へっへっへ〜!アニキにぶつかるなんて、どうなるのかわかってないようですぜ?」
「とりあえずお持ち帰りしていろんな事やっちまおうぜ!」
「ご、ごめんなさい···。ゆ、ゆるして···」
「ごめんなさいで済むなら自衛隊いらんわ!オラ!ついてこい!しっかりと体に教え込んでやるぜ!へっへっへ!」
女の子はよそ見をして歩いていたので、不良連中にぶつかっちゃったようだよ···。それで絡まれてたってわけか。そこをたまたま通りがかったのがぼくだったんだ。
『困っている人を見かけたら助けるんだぞ』ってとうちゃんが言ってたね!初めてだけど、やってみるか!
「おい!そのこがいやがってるでしょ!そのこからはなれろ!」
「あん?なんだこのガキは?」
「生意気なガキだな!オレらに説教だと?100年早いわ!」
「ちょうどいい!こいつにも教育が必要だな!オレらに歯向かった事を後悔しな!!」
「きょういく?わるいけどとうちゃんとかあちゃんがやってくれてるから、いらないよ。しつがわるそうだ!」
「なんだと!?おい!やっちまえ!!」
結果は言わなくてもいいよね?ぼくが全員ぶっ倒したんだ。身体強化魔法使うまでもなくとうちゃんから教わった体術でボッコボコにしておいた。とうちゃんより弱いんだったら負けないよ!
とうちゃんは『武術は人を傷つけるものだけど、使い方次第で人を助けることができる』って言ってたけど、こういう事なんだね!これもいい勉強じゃないかな?
「あ···、あの···」
「···あっ!?わすれてた。ごめんね?だいじょうぶだった?」
「は、はい···。あ!あの···!ありがとう···、ございました」
「ぶじでよかった!ぼくがとおりがからなかったらあぶなかったよ?きをつけてね!」
「は、はい!あ、あの···。か、かっこよかったです!わ、わたしラティナっていいます!と、ともだちに···、なってくれませんか?」
「···え?ともだち?うん!ぼくでよければ!ぼくはベルノっていうんだ!ぼくもともだちっていなかったからうれしいな!』
「ベルノくん···」
どうもラティナは親がいないらしくて孤児らしい。孤児院のお使いをやってたみたいだったから、この後で手伝ったんだ!そこからは孤児院のみんなとも友だちになったんだよ!
まぁ、ぼくが王子だってのは内緒だけどね!
「ベルノくん!きょうはどうしたの?」
「やあ、ラティナ!さんぽだよ。ラティナはまたおつかい?」
「うん!」
「じゃあ、きょうはおこづかいもらってるからドールやきをたべようよ!かえりはにもつをもつね」
「え!?いいの?」
「よくなかったらいわないよ!さあ!いこ〜!」
「あっ!?ベルノくーん!まってよ〜!」
こんなかんじで町を回ったりラティナたちと遊んだりしてるんだ。まぁ、城に帰ったらとうちゃんに怒られるけど···。勉強を抜け出しちゃってるからね···。
モンドくんのお子さんのベルノくん、おとなしい性格なんですけどお城を抜け出したりとやんちゃな部分はモンドくんそっくりです。まだ5歳ですのでセリフがひらがなですが、しっかりしてくると漢字も入ってきますからね。
さて次回予告ですが、ベルノくんの日常をお届けしますよ〜!ベルノくんが何をどう思ってるのか、ベルノくんの性格とかを知ってもらえたらなぁ〜って思います。
それではお楽しみに〜!




