アクロ温泉街発展計画-8.サプライズゲスト来襲!?
昨日気づきましたが、この番外編が昨日の投稿で200話を突破し、アキくんの物語は通算700話205万字弱になりました~!
本編終了時にヒーヒー言って100万字ギリギリ達成したのに、今や倍以上になっちゃいましたね。今はネタ切れでゼーゼー言ってますけどね(笑)。ネタある限り続けていきたいと思いますので、引き続き応援をお願いいたしますね!
グロー歴524年12月1日 雪
温泉を掘ってから約半年が過ぎた。
駅も完成し、道路拡幅工事も完了した。ディッガーさんたちは現在も滞在中で、現在は工務店の棟梁さんと一緒に日帰り入浴施設の建設と宿の増築を一緒に行なっていた。
ちなみにディッガーさんの社員さんたちは宿に住み込みだったんだ。
「あぁ~!ここはさいこー!って叫びたくなるほど居心地いいなー!疲れた体に温泉がこんなにいいなんてなぁ〜!」
「え〜?これで工事終わったら王宮に帰るんすか?ここで仕事していたいっすよ〜!」
「仕事やって風呂上がりのビールが〜〜!!くぅ~〜〜!うまいっ!!」
温泉宿で温泉を満喫してくれてたよ。でもなぁ〜?王宮のお仕事あるんだったら帰らなきゃダメじゃない?
ちなみに温泉の入り方を伝授しておいたので、しっかりと堪能してるようだ。
ふふふ···。これで温泉ファンを増やしてしまった···。このエーレタニアにはネット環境がボクたちのスマホ以外ないので、すべて口コミが情報源だ。
だからこうやって身近な人たちから洗脳···、ゲフンゲフン!温泉の良さを知ってもらって、行く先々で宣伝してもらえればアクロの良さを知ってもらえると思うんだよ。王宮で話してくれたらいいなぁ〜!
地道な宣伝活動が発展につながるのは元の世界と同じだ。ここは今後、拠点の役割を果たすので、情報拡散は速いと考えてるよ。
そして···、年末になると多くのお客さんたちがやって来たんだ!
グロー歴524年12月32日 雪
今年は結構冷え込むようで、今日も雪が積もった。
しかしここアクロは温泉街なので、高温の温泉を別荘街すべてに給湯し、宿場地区にも給湯しているので、多少の積雪はその熱で溶かしているから、積もっているのは庭と屋根ぐらいだね。
こういう日は窓を開けて雪見酒しながら入浴···。最高にぜいたくなシチュエーションだよね〜!
そしてアクロにはいつもよりも多くのお客さんが遠方からやって来たんだ。街道はそこそこ馬車の通りが多いのでやって来ることはできたようだ。
街道における魔獣被害が激減して安心に安価で移動ができるようになったので、これまでになかった旅行がブームになりつつあるんだよ。
「うわ〜!なんだ!?この広い馬車のりばは···!?」
「前よりもすごくなってるわよ!?」
「足湯ってのがあるのか〜!気持ちよさそうだな!」
「こんだけ寒いと温泉が気持ちよさそうだな〜!」
「いい時に来たわ〜!」
ふふふ···。せいぜいそう思っているがいいさ···。そして次に来た時にはもっとパワーアップしていると知って恐れおののくがいい!フハハハ!
「···アキ?···顔がなんか変」
「···はっ!?イカンイカン!危うく暗黒温泉面に堕ちるところだった!」
「···?···言ってる事がわからないけど?」
「あはは!ごめんごめん!じゃあ買い物の続きだね〜!フユとナツたちが帰省するから、しっかりと買い込んでおかないとね〜!」
「···ん。···でも、結構ナツが持ち込むけどね」
「確かに。でも、ボクの手料理をナツも楽しみにしてるだろうからね〜」
そうそう!実はアクロの市場がリニューアルしたんだよ。なんと···!スーパーになってしまったんだ!
と言ってもお会計が1箇所に集約しただけなんだよ。POSがないのでお会計はアナログだ。
お店ごとに値札に色がついていて、色ごとに計算して、合算してお客さんに請求って方法だ。それを帳簿につけて、翌日に各お店に支払うという方式だ。
言ってみれば店ごとのお会計を1箇所にまとめたってわけ。それ以外は何も変わってないんだ。だから導入コストはあんまりかかってないんだよね。かかったのは市場の入口にお会計カウンターを用意したぐらいかな?
でも、決済が電子マネーと同様の方式だから、いずれは元の世界のPOSみたいなシステムが組み上がるだろうけどね。ナツのスマホには入ってて税金申告書まで作成できるそうだけど···。
今日は宿は満室になったっぽいね。増築がまだのところが多いので、来年はもっと宿泊できるようになるだろうね。
あとは···、日帰り入浴施設に休憩所を増設する話が出たんだ。宿に泊まれない人たちが雑魚寝するような施設にする予定だよ。
まるで健康ランドのような施設だなぁ〜。ボクもよく利用したんだよ。学生時代はお金なかったからね。
「あっ!?アキく〜ん!」
ボクたちの後ろから声をかけられて振り向くと···!?
「え···?えっ!?パスさん!?」
そう、そこにはパスさんとサキちゃん、ケイさんがいたんだよ!ピムエム皇国の皇族一家がどうしてここに!?
「ど、どうしたんですか!?来るって聞いてないですけど!?」
「ちょっと驚かせようと思ってあえて連絡しなかったのよ。話には聞いてたけど、思ってたよりすごい事になってるじゃないのよ!それにアキくん、面白い格好してるわね」
面白い格好···。ボクの『なりきり!伝説の神狼族セット』の事だね。話してなかったから知らなかったんだよ。
「ははは···。ちょっと力入れすぎたかもしれないですけどね···。ちなみにこのつけしっぽとつけ耳はちょっとした偽装なんですよ。ところで宿はどうするんです?」
「そうそれ!宿が空いてなくてね〜。泊めてくれる?」
「あ〜、今日から子どもたちが帰ってくるんですよ。奥の部屋ぐらいですけど···」
「それでいいわ!勝手知ったる家だし、狭い部屋で一家寝るのも久しぶりだしね〜!」
「じゃあ、それで良ければどうぞ」
「いきなりで悪いわね〜!最悪ギルドの会議室で寝ようって思ってたから助かったわ〜!」
というわけで、今年の年末年始はパスさん一家がゲストとして滞在する事になったんだ。
ところが!ゲストはパスさん一家だけでは終わらなかったんだ!
パスさん一家と一緒にボクの家に戻ってくると、そこには大きな馬車が1台停車していたんだ。
···ん?誰だろう?荷馬車じゃないので乗っていたのは人であるのは間違いなさそうだ。
すると、リオの家の玄関からこんな声が聞こえてきた!
「イスピー!?なんでうちに来たんだー!?」
「宿が満室で泊まるところがないからですわ。アキさんの家がお留守だから、こっちに来たのですけど?泊まるところがないのでここに泊めてくださらないかしら?」
「だからって、王族がうちに来るなー!もてなせるような家じゃねーぞー!?」
···マジか!?イスピ女王様がリオの家に来た!?ってことは、この馬車は王族の馬車かよ!?だから大きいんだな···。
「あらら!イスピさんも部屋確保できなかったのね〜。だからこっちに来てるのね?」
「パスさん?もしかして、女王様とここで会うつもりだったんですか?」
「ええそうよ。税金投入して公共工事やったんでしょ?それを見に行きたい!って言ってたから、それに合わせて私も来たのよ。いや〜、まさか女王様も宿取れなかったなんてね〜!」
「女王様も予約してなかったのか···。って、だからなんでうちに?」
「そりゃ、見ず知らずの人の家で泊まるなんてできないでしょ?だから宿を取れなかった時の保険としてここを指定しておいたのよ」
どうやらパスさんが犯人だったようだ···。今年の年末年始はとんでもないことになっちゃったなぁ〜。
魔獣被害がなくなった事で、町の外に出る事のハードルが下がり、一般の観光客も気軽に来れるようにもなりつつあります。
言い換えれば昔の海外旅行解禁!ってな状況でしょうか?まだそれなりに護衛は必要ですから、高嶺の花な状況ではありますけどね。
ですが、これからハードルはさらに下がるでしょう。それも見越してアキくんは計画を立案しました。ゆっくりスローペースで発展していきますよ〜!でないと作者のようにネタ切れになりますし···。
そしてパスさん来訪は皆さまも考えてたと思いますが、なんとイスピ女王様も来ちゃいました(笑)!
こういうのは先触れとかあるはずですし、先行して宿をおさえとくものですが、今回は失敗しちゃったので···。大丈夫か?この王国···?スケジュール管理が杜撰ですけど?
さて次回予告ですが、ボルタニア大陸の2大国首脳がアキくんとリオくんの家にお泊りという、歴史的にも前代未聞の事態になっちゃいました!というわけで一般人の民家で首脳会談が行われますよ(笑)。
明日は夜勤なので朝に投稿します。今月は結構忙しいです(笑)。それではお楽しみに〜!




