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後編-26.物語は次の世代へ···

 このお話でモンドくんとフーちゃんの物語はいったん完結します。

 そのため、朝に投稿しています。

 あと、全然気づいていませんでしたが、アキくんの物語の投稿文字数が202万字超えてました!本編の加筆修正もありますからね。話数は今回で692話にもなります。

 めっちゃ書いたなぁ~。これからも続きますので、引き続きお楽しみくださいね~!

 おれとフーが結婚して5年が経った。




「ベルノ!脇が甘いぞ!」


「うわっ!?ちょっととうちゃん···。いまのはナシじゃない?」


「あのな···。相手が誰であれ、戦闘になってしまったら命の危険があるんだぞ?相手がベルノの命を狙ってるのに『ナシだろ!?』が通用すると思ってんのかよ?」


「うっ···。そ、それはぁ~」


「まぁ、今日はこんなところだな。このあとフーとソラがやってくるからな」


「あっ!そうだったね!フーおばさんのりょうりがたのしみだよ~!」



 おれはホールと結婚して子どもができた。今もなお、おれはアクセプタ自治領に住んでいて、ホールの手伝いをしている。


 やってることと言えば事務と自衛隊の指揮だな。じーちゃんが教育してくれたおかげで、おれはこの自治領では官僚並の知識があるんだとさ。おかげさまでホールも大助かりだ。


 じーちゃんに教えてもらってた時はイヤイヤだったけど、今思えばやってて良かったぜ!



 そうそう!子どもの事も紹介しないとな!ベルノって名前をつけた、おとなしい男の子だ。性格はホールに似たのかもな。容姿はおれと同じ青と銀の髪の色してるな。もちろん神狼族だ。


 まだ4歳になったばかりだからトランスも真のトランスもできない。まぁ、その前に基礎を叩き込まねえといけないけどな。


 おとなしい性格ではあるが、武術はかなりできる。そこは神狼族だって事もあるんだろうけどな。


 とても元気に育ってくれているぜ!一応、この自治領の領主···、もうすぐしたら再独立する予定だから『王子』になるかもしれんけどな。


 ちなみにおれは王様にはならんぞ。ホールが女王になるからな。おれはホールの横で守る。それだけで十分だ。変な身分なんて厄介ごとに巻き込まれるだけだしな。


 だが、ベルノは別だ。将来は王様になる可能性がある。だから、王様になるための教育をもうそろそろしたらやんなきゃダメみたいだ。


 ただ···、



「ぼく、おうさまなんてできないよ···。どっちかといえばまじゅうをかるほうがいいかな?」



 ···いや、気持ちはわかるんだよ。おれも『魔獣狩りてぇなぁ〜!』って思うからよ。こういうところはおれに似てしまったベルノだったんだよ···。神狼族の本能かもしれねえけどな。


 だから、おれが帰省する時はベルノは大喜びだ!初めてパパが一緒に魔獣狩りに連れて行って帰った時は、最初は怖がっていてまともに戦えなかったんだが、なんとか1戦やって勝ってからはそりゃもう大はしゃぎだった。



『じーちゃん!ぼく!もっとつよくなってまじゅうかりまくるよ!』


『ははは!モンドよりもおとなしいのにいい気合いだな〜!ベルノ!そのためには剣術や槍術の基礎をきっちりやって、体力をつけるんだよ!』


『うん!ぼく、がんばるよ!』



 パパもじーちゃんって呼ばれて嬉しそうにしてたな。じーちゃんは『ひいじーちゃん!』って呼ばれてたな。



『本当にギリギリ30代でひ孫できちゃうなんて···。つくづくこの世界はとんでもないわ···』



 って言ってたな。どうもじーちゃんの世界ではそうじゃないみたいだ。だけど、ひ孫ができた時はばーちゃんと一緒に大喜びしてたんだぜ。



「こんにちは〜!フーとソラが来たよ〜!」


「おじゃましま〜す!」


「おっ?やって来たな!ベルノ!迎えに行くぞ!」


「うん!」



 一方のフーも子どもが生まれた。女の子のソラだ。容姿はベルノと一緒だな。どうも神狼族はこれがお決まりのようだ。


 フーは王妃になったんだが···、王妃らしい行動はまったくせずに、厨房に入り浸って料理を作りまくってるようだ。もちろん4分身を駆使して様々な料理をしている。


 そのせいか、今皇都では料理ブームらしい。大会も開催されており、審査員はもちろんフーだ。



『うわぁ~!これ砂糖入れすぎ〜!この半分くらいでちょうどいいんじゃない〜?』


『これ、コクが足りないなぁ〜。猛進イノシシの骨でダシをとってとんこつ風味(・・・・・・)にしたらどうかな〜?』



 ほかの審査員よりも的確に意見を述べちゃって、その通りにしたら絶品になったなんて事も多いようだ。


 そして、ソラちゃんも料理が得意だった。特に解体は上手らしい。



「ままのあんさつじゅつをつかったら、じょうずにきれちゃった〜!」



 ···まぁ、このあたりはフーに似たんだろうな。今では朝に鍛錬やって、勉強して、夕方からは厨房に一緒に入って料理してるそうだ。トロン皇帝も大絶賛だそうだぜ。


 もちろん、ソラは次期皇帝が確定している。ただ、本人はベルノと同様になりたくないそうだ。ベルノと同様に魔獣狩りたい!魔法撃ちたい〜!って言ってるそうだ。


 ···神狼族って、王様とかに向いてなくね?まぁ、戦闘種族って事でエレさんが創ったからだろうな〜。




「フー、いらっしゃい。ソラちゃんも久しぶり」


「モンドくん!おひさ〜!」


「モンドおじさん!ひさしぶりです!ベルノくんも!」


「いらっしゃい、ソラちゃん。フーおばさんもおひさしぶりです。おばさんのりょうりがたべたい!」


「こら!ベルノ!まずは一緒にお茶にするんだ」


「え〜〜!?たのしみにしていたのに~!」


「礼儀はしっかりしないといけないぞ?料理は夕食の楽しみにしておきなさい」


「あはは!夕食は楽しみにしておいてね~!ベルノくん、礼儀は大事だよ~。モンドくんも相当苦労したもんね〜!」


「おい!フー!?それは言うなよ!?」


「「「あはは!!」」」



 ···これも運命だったんだろうなぁ〜。武者修行目的でこのセミダクター大陸にやってきたけど、ここでホールやトロン皇子に出会い、いろんなトラブルを乗り越えて、今おれたちは家族を持って幸せに生きている。


 おれがベルノにしてやれることは、おれの技術を継承すること。それはフーもソラちゃんにやってる。


 幸いな事に、ベルノもソラちゃんも4歳とはいえ、かなりの実力がある。基礎をきっちりとやった上で応用技を習得したら···、その後で自ら編み出す皆伝秘技。


 これがどんなものになるだろうか?本人に無理やり背負わせることはしないけど、本人たちがやる気なら、おれたちはそれを見守ってやるのがこれからの仕事だな。



 今ならわかるぜ、パパ!あの時、おれに武者修行に行ってこい!って言った意味が。



 今度は、おれたちが子どもたちにそれを伝えるんだ!



 セミダクター大陸動乱 後編   完

 モンドくんのお子さんのベルノくん、そしてフーちゃんのお子さんのソラちゃんが登場しました!

 アキくんにとってのひ孫になりますね。本作は執筆開始当初から『親・子・孫』の3世代を書く大河もの!って決めてましたが、軽く超えて4世代目に突入しちゃいました!

 これって大河超えるので、何て言うんでしょうね?銀河···?


 なお、ベルノくんとソラちゃんの物語は現在執筆中です!ちゃんと物語として登場しますので、しばらくお待ち下さいね!


 このあと夜にネタバレ集を投稿します。そちらもお楽しみに〜!

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