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リオ過去編-12 スタンピードを駆逐するぞー!前編

 本日2話目の投稿です。朝に1話投稿してますので、先にそちらを読んで···、なくても大丈夫です(笑)!ここから読んで戻っても今回はいいですからね~!

 前回はダンジョンの話だったよなー?あの後も各地で大量に発生したっていう魔獣を退治しまくってたんだぞー。

 

 それから3年後ぐらいかなー?最もキツイのがやってきたんだなー。前に王都の北が荒れ地になってただろー?あの戦いが起こったんだぞー。

 

 

「王都リスタの北でスタンピードの兆候があるようで、レオナード王国からカイジにいる親父を通じて対応要請が来たようだ。これから向かおうと思うが、いいか?」

 

「うわ〜···。ついに国から要請が来たかぁ~。今まで半分ボランティア気分だったのに戦力扱いかぁ〜」

 

「まぁ〜、たんまりと褒賞金が出るならいいかもね~。うちのパーティーって食費がものすごい(・・・・・・・・)からね~!」

 

「そうですわね。いくら私の親から支援があるとは言っても、それに頼り切るのも問題ですわ」



 オルは諦め顔だなー。ネータは稼ぐ目的になってるなー。食費って、もしかしてオレかー?これでも一人暮らしより抑えてる方なんだけどなー。


 

「ははは!確かにな!···ただ、今回は恐らく大魔王が本気で侵略を始めているようだぞ?」

 

「本気ー?カーネ、どういう事だー?」

 

「ほぼ軍隊と同じ状態で行動するようだぞ?防衛はかなり厳しい状況だそうだ」

 

「うわぁ~、それって厳しそうだな〜」

 

「そうですわね。そういう状況でしたら私たちが動いたほうが良さそうですわ」

 

「決まりだな!では、リスタへ向かおう!」

 

 

 いよいよ大魔王が本腰入れてきたみたいだなー。まー、なんとかするかー!

 

 

 そうして王都リスタにやって来たんだけど···、なんじゃこりゃー!?

 

 王都の外壁の外はとんでもない数の魔獣で埋め尽くされてたんだぞー!これはマズいなー!オレたちで対処しないとなー!

 

 

「リオ!ブレスで外壁近辺を薙ぎ払えるか!?」

 

「おうよ!任せとけー!!ガァアアアーー!!!」

 

 

 オレのブレスを炎属性を付与して全力全開でぶっ放してやったぞー!もちろん!跡形も残らずに蒸発したなー!これで下に降りれるぞー!

 

 着陸後は外壁に取り付いていた魔獣を倒しながら駆け抜けていったんだー。どうも魔獣どもは『外壁を超える事しか考えてない』みたいだったので、バックアタックは有効だったなー!さしたる攻撃も受けずに殲滅してやったぞー!

 

 ある程度片付いて門のところに行くと、そこには大勢の兵士たちがいたぞー。

 

 

「我々は整調者(ピースメーカー)である!王国より危機の情報を受けて飛んで参った!指揮官にお目通り願いたい!」

 

 

 カーネがとんでもない大声で言ったぞー。身体強化で声を大きくしてるんだろうなー。

 

 そうすると、一人の少女が出てきたぞー?きれいな格好してるなー。

 

 

「私が指揮官である、王女のイスピよ!整調者(ピースメーカー)たちよ!よくぞ来てくれた!早速で悪いが、司令室に案内するわ!」

 

 

 おおー!王女様だったかー!しっかりしてるなー!周りの兵士が直立不動で敬礼してるぞー。

 

 そうして司令室ってところに案内されたぞー。

 

 

「遠路はるばるご苦労であった。状況を説明するが···、どうやら空から見てもらえたようだな?」

 

「はっ!すさまじい軍勢だということはわかりました。早急に手を打つべきかと存じます」

 

「うむ。兵士も疲弊が激しい。褒賞金はかなりの金額を用意した。···金で解決なんて図々しいにも程があるが、緊急事態なのだ。王国民を守るため、王にもあいさつは無用だ。可能ならすぐにでも出撃してくれ」

 

「承知!みんな、いけるか?」



 こっちは問題ないから、詳しい打ち合わせをオルとネータ、そしてオレからもしていくぞー。


 

「いいぜ~!ただし、休憩場所と食事の用意はお願いしたいところだぜ?」

 

「無論だ。手配しておくので安心せい」

 

「弓矢の補充があると助かるわね~。あの量だから多くあるとなおいいわね~」

 

「わかった。外壁上に何箇所か分散させて用意させよう」

 

「外壁外に兵士はいるかー?広域殲滅魔法使うと巻き込まれるぞー?」

 

「今は防戦一方で外には出す余裕がなかったので心配ない。思いっきりやってくれ」

 

「オレとアイリは問題ない。ではいくぞー!!」

 

 

 こうしてオレたちの10日にも渡る激戦が始まったんだなー。

 

 

「先手はリオだな。思いっきりやってくれ!とりあえず魔力が空っぽになるまでな!」

 

「ちょっとーー!?オレがぶっ倒れてしまうだろー!?」

 

「倒れたらすぐに寝ればいいのですわ!その間に私たちが蹂躙するので。私たちが疲れたら、休んでる間にリオがまた倒してくれたらいいですわ」

 

「魔獣の数的には見えるだけ(・・・・・)で5万以上はいそうだよな~。見えない部分にあとどれだけいるかが問題だよなぁ~」

 

「少なくとも倍は覚悟しないといけないわね~。これは長期戦になりそうよ~」

 

「では、適宜休みながら応戦しよう!では、リオ、よろしく頼むぞ!」

 

「なんだか竜使い(・・・)が荒い気がするけど、じゃー始めるぞー!!」

 

 

 オレは竜モードになって外壁から飛び立ち、魔獣の中に突っ込んだ!そして伏せる恰好でブレスを吐きまくったぞー!こうしないと背が高いからわずかに撃ち下ろす形になって射程が短くなるからなー!

 

 ブレスを吐きつつも、横に薙ぐ事で扇状の範囲の敵を殲滅できるぞー!でも、なかなか魔獣たちが集まりすぎて有効範囲が短いぞー。100m先ぐらいまでしか倒せてないなー。

 

 ···これは骨が折れそうだぞー!?

 

 

 ヤッバイなー!?魔力が枯渇寸前なのにまだまだ···、まだまだやってくるぞー!?

 

 オレだけでもう2000以上は倒してると思うんだけどなー!

 

 そう思って倒しまくっていると、

 

 

「リオ!交代だ!!ゆっくりと休め!」

 

「おう!カーネ、2000ぐらいは倒したから、あとは頼むぞー!」

 

「今回ばかりは寝坊助厳禁ですわ!回復したらすぐに交代ですわよ!?」

 

「おう!気をつけろよー!」

 

 

 外壁の上に戻ったオレは人型に戻り、兵士から食堂に案内されたぞー!んー、あんまりおいしくない料理だったけど、そんな状況じゃないよなー。さっさと食べて事前に聞いてた部屋ですぐに寝たんだぞー。

 

 ···すぐに起きたぞー。4時間も寝てないんじゃないかなー?

 

 魔力は8割ぐらいまで回復してるけど、完全じゃーないけど、もう交代した方がいいだろうなー。

 

 そうしてオレが外に出ると···!結構押され始めてるぞ!?これはマズいなー!

 

 

「カーネ!交代するぞー!だいぶ押され始めてるなー!?」

 

「おお!リオ、すまんな!かなり強力な魔獣が集団で攻めてきてな!」

 

「おーし!ここからはオレに任せろー!!」

 

「すまんな!あとは頼む!」

 

「気をつけろよ!」

 

「思ったより手強いわよ~!」

 

「周辺にデバフをかけまくりましたわ!弱体化してる今がチャンスですわ!」

 

 

 寝てる間に結構潰してるなー!オレも頑張るぞー!

 このお話は本編第13章第27話と第14章第1話でリオくんが話していたスタンピード戦ですね。

 戦時中のイスピさんが登場しました!話し方が全然違いますが、これは前線で指揮を執って兵士たちに強気であることを見せつけるためです。

 今回はロ-テーションで無双することになりました。こうしないと休憩中に一気に押し寄せてくるためですね。まずはリオくん一人でブレスや広域殲滅魔法を駆使して数を減らす作戦です。1対多数の場合はこの方法でないと数で圧し潰されてしまいますからね。


 さて次回予告ですが、やはり数の暴力は圧倒的でした!いくら整調者とはいえ、どんどん押されて劣勢に立たされます。そこでリオくんはとある秘策を実行して互角に持ち込もうとします。


 明日も朝と夜に1話ずつ投稿します。お楽しみに~!

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