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世界でただ一人の種族はチートだった  作者: どんぺった
第2章 ダンジョン都市ヘリスト
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閑話 ヴァルマとスヴィ

この話は、シロウが外に出ている間のヴァルマとスヴィの会話です。

シロウは頭を冷やすと言って宿の外に出た。







「・・・・・・ぐぁぁぁ~。オレは。」


「ヴァル、恥ずかしい?」


「!?・・・。おぅ、ちょっと。」


「惚れた?」


「!?・・・、や、止めてくれ。まだ言うつもりじゃ無かったんだよ。」


「でも、言わないと。」


「・・・はぁ、分かってる。シロウは鈍感だからな。オレだっていつか言わないと、とは思ってたんだ。」


「ヴァルは、シロ、好き?」


「・・・ああ。」


「抱かれたい?」


「!?・・・・・・ぁぁ。」


「わたしも。」


「!?へっ、・・・そ、そうなのか?」


「シロ、暖かい、安心、好き。」


「そりゃ、オレだって、シロウに抱きしめられると安心するし、帰って来る場所だって思えるよ。」


「撫で撫で?」


「うっ、そうだな、撫でられると、嬉しいな。」


「ちゅ~、したい?」


「・・・。スヴィはどこでそんな事を覚えて来たんだ?」


「お父さん。お母さん。」


「あぁ、そうか、そうだったな。ごめん、思い出させたな。」


「ううん。大丈夫、シロ、ヴァル、いる。」


「そうか。オレ達はもう1人じゃ無いんだもんな。」


「うん。家族、一緒。」


「家族・・・か。なあ、スヴィはシロウの子供が欲しいか?」


「子供。・・・うん。」


「・・・オレも欲しい。シロウが好きだから。シロウと子供と一緒に・・・。オレは本当はそんな事を望んじゃいけないんだと思う。けど。」


「大丈夫。シロ、分かってくれる。」


「・・・。そうだと良いな。」


「ふふ、だいじょうぶ。」






「はぁ~。まあ、オレ達の事は別として。シロウの事も心配なんだよ。」


「心配?」


「ああ、シロウはこの世界でただ1人の種族って事を気にしてるだろ?」


「うん。」


「けど、オレ達が子供を産めば、シロウは1人じゃ無くなるかも知れないんだ。」


「真人?」


「そうだ、オレ達が産んだ子がシロウと同じ種族になるかも知れない。」


「おお。」


「獣人族だって人族との間で子供ができるだろ?」


「うん。お父さん、人族。」


「そうなのか、お父さんが人族でお母さんが獣人族?」


「うん。」


「まあ、絶対にシロウと同じ種族になる分けじゃないけど、可能性はあるんだ。」


「・・・。増やす?」


「スヴィはそれで良いのか?」


「分かんない。」


「まぁ、それはオレも分からないけど、オレ達と一緒にシロウを支えてくれるなら、増やしても良いと思う。」


「ふふ、ヴァル、シロ好き。」


「うっ、ぁあ、す、好きだ。」


「攻める?」


「ぶはっ!?お、お、お前は、なんて事を!」


「でも、シロ、ヘタレ?」


「・・・。あぁ、それは、まぁな。でもな、どうすれば。」


「シロ、襲う、無い?」


「おぅ、確かに、シロウは襲っては来ないだろうな。」


「攻める?」


「・・・。はぁ、それしか無いか。」


「怖い?」


「いや、怖くは無いんだよ。ただ。」


「恥ずかしい?」


「・・・。分かってるなら聞かないで。」


「おお、デレ?」


「デレて無いから!」





「あ、あぁ。コホン、良いかスヴィ、今のはシロウには内緒だ。」


「ぶぅ~。可愛い。」


「・・・。もう、その手には乗らないぞ。」


「ぶぅ~。ぶぅ~。」


「はぁ~。もう良い!寝る!」






ベッドに入るとスヴィも入って来た。



「シロ、遅い?」


「すぐ帰ってくるさ。」









それから、暫くしてシロウが帰って来た。





「・・・。まぁ、良いか。」





そのまま、シロウもベッドに入った。














やっぱり、襲っては来ないみたいだ。














(ヘタレ。)(ヘタレ。)


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