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世界でただ一人の種族はチートだった  作者: どんぺった
第1章 不如意なる人生
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第18話 種族スキル発覚

第17話を飛ばした方への簡単な説明です。


町を出発した日の夜にオスカリとタルヴォが手下を2人連れて襲いに来て、シロウが返り討ちにしたと言うお話しでした。


そしてオスクの正体がギルドの調査員でオスカリ達の動向を調査していました。

翌朝、オスクは死亡したオスカリ達4人のギルドカードを持って、ヴァーラの町に戻って行った、ギルドマスターに報告するらしい。




「さて、村までは徒歩であと4日か。昨日は確認している暇が無かったからな、今の内に確認しておこう。」



昨日は町を出てからずっと後をつけてられていたので、スキルの確認ができなかった。



「よし、それじゃ、”ステータスオープン”」



ステータスを表示した状態で”真人”に魔力を流す。


------------------------

[シロウ・ホウライ] 真人族 男性 26才

■固有スキル

なし

■種族スキル

【真人】

[飛翔]:空を飛ぶ。

[水行動]:水上水中行動。

[千里眼]:遠距離を見通す。

[炎無効]:火・熱に焼かれない。

[隠形]:全ての気配を消して姿を隠す。

[暗視]:暗闇であっても物体を視認する。

[威圧]:生物を怯ませる。

[仙境]:隔離居住空間。


■特殊スキル

【身体再生】・【言語理解】・【周辺感知】

■汎用スキル

【身体強化・並】・【魔力操作・初】・【剣術・並】

【格闘術・初】

■技

【飛剣】

------------------------



「・・・・・・は?・・・なんじゃこりゃぁぁぁ!」



複合スキルと同じやり方で種族スキル”真人”に魔力を流したら内容を見る事ができた。


つまりこのスキルも複合スキルだと言う事だ。



「いやいやいや、まて、落ち着け俺!・・・すぅ、はぁ、すぅ、はぁ・・・。突っ込みどころ満載だな!?」



最初の問題はスキルの内容よりも、このスキルが複合スキルである事とその内容を知る機能がある事だ。


以前ユグドラシルに聞いた時は”名称以外は分からない”と言っていた、それにこの様な使い方も説明されていない。


もし知っていたのなら”分からない”などとは言わなかっただろう。



「う~ん。元々は無かったが、最近できたって事か?しかもこの1ヵ月で?」



そうなると考えられるのは、自分が所持しているスキル”真人”の事だ。


このスキルが複合スキルだった為にシステムを変更した。


そう考えるのが無難だがユグドラシルは”神様は個人に対して過度な干渉をしてはいけない”とも言っていた。



「つまり、俺に関する事では無い?」



そもそも、スキル”真人”が使えなくとも、神様も管理者であるユグドラシルにとっても何の不都合も無い。


それにも関わらずシステムが変わったと言う事は、他に何か不測の事態が起きた、もしくは起きる可能性がある。



「う~ん、そう考えると不穏な感じがするんだが。魔王出現!とか?世界に危機が!とか?」



いくら考えても結論は出ないので、”危険があるかも?”程度で意識しておく事にした。



「どれだけ考えても情報が無いんじゃ分からないしな。」





次の問題は複合スキルについてだ。



この複合スキルについて、パーヴォは”初めて発見された”と言っていたので詳しい事までは分からない。


しかし、この種族スキルが複合スキルとしての普通であれば、帝国で発見された複合スキルも同様に8つの効果を持つ、かなり強力なスキルだと言う事だ。



「しかもスキル名が”騎士”だったよな?」



そうなると分からないのは、”何故ユグドラシルがこんなに危険なスキルをダンジョンに出したのか?”だ。


ダンジョンの管理もユグドラシルの仕事なのだから、このスキルカードもユグドラシルが配置した事になる。



「それとも種族スキルと複合スキルでは内容が違うのか?」



情報が不足しているので信憑性は無いが、現状をまとめると。



「危険があるから複合スキルを作って使えるようにした?」



この考えが当たっていた場合は、自分にも何かしらの危険があるかもしれないが、外れていれば、ただ過度に警戒していただけで危険はない。



「であれば、自分の身は自分で守る必要がある。と言う事か?」



最終的な結論は出ないが、今後の立ち回りをある程度は決めた。


まずは自衛のための戦力アップだ、これからダンジョンに向かうので、まずはそこで修行をする。


そして”騎士”の複合スキルが発見された”メルキース帝国”に行ってみる。



「結局やる事は”修行”と”旅”になるのか。」





最後は種族スキル真人の効果についてだ。



内包されている効果は”飛翔・水行動・千里眼・炎無効・隠形・暗視・威圧・仙境”の8つがある。



飛翔(ひしょう)]は空を飛ぶ事ができるスキルだ、試しに少しばかり飛んでみたが速度は時速50km程度で、高度は300m程度だろうそれ以上は行けなかった。


それと、飛んでいる最中は足場がないので安定性が無く剣を振ったりはできない。



水行動(みずこうどう)]は水上や水中で行動できるスキルらしいが、ここには水場が無いので今は検証ができない。



千里眼(せんりがん)]は遠距離を見通す事ができる。スキルを使って町の方を見ると、既に肉眼では見えなくなっているオスクが町に戻る様子が見えた、このスキルは望遠鏡と同じで見える直線距離を伸ばすものであって、遮蔽物の先をを透過して見たりはできない。



炎無効(ほのおむこう)]は火・熱に焼かれる事が無く熱も感じない。



隠形(おんぎょう)]は全ての気配を消して姿を隠すらしい。使ってみたが自分では分からなかった。



暗視(あんし)]は暗闇であっても物体を視認できるスキルらしいが、今は朝でこれも検証できない。



威圧(いあつ)]は生物を怯ませるスキルだが、相手がいないのでこれも検証できない。



仙境(せんきょう)]は隔離された居住空間に入れるスキルみたいだ。


仙境スキルを発動したら扉のような黒い影が現れたので、手を触れてみたら通り抜けて中に入る事ができた。


内部は地面が土になっていて壁と天井は白い、広さは1辺が30m程でかなりの広さだ、振り返って入って来た所を見ると、そこには入って来た時と同じ黒い影が壁にある、おそらくこれが出口だろう。


そしてその隣りに高さ1mの台座があり、その上に直径20cm程の丸い水晶が1つとその手前に1辺が5cm程の黒くて四角い箱が3つ置いてあった。


水晶に触れると文字が浮かび上がり【環境設定[景観][天候][空調][植生][構造物]】と表示された。


景観の文字に触れたら幾つかの候補が出た”平原・森・山・・・”など、試しに平原に触れたら周囲の白い壁が平原に変わった、壁際に移動して確認するとそこには壁があってこの景観は映像らしい。


天候は景観の天候が変わるだけで、実際に雨が降ったりはしなかった。


空調は空間内の気温と湿度が変更できるだけだ。


植生と構造物については”材料がありません。回収ボックスを使用して回収してください。”と表示された。


回収ボックスとは水晶の手前にある黒い箱の事だろう。



「他はともかく”仙境”については意味が分からん。・・・これは本当にスキルか?」



仙境の説明文には”隔離居住空間”とのみ書かれている。


本来のスキルは発動する事で効果を発揮するはずだが、このスキルは発動を終了してもこの空間にいる事ができる。


つまり、このスキルは入る時のみスキルを発動すれば良いと言う事だ。


これではまるで”隔離居住空間に移動する為のスキル”と言った方が正しい気がする、もしそうだとするならばこの空間は何なのだろうか?


そもそも隔離空間とはこの世界から切り離された空間で、ユグドラシルがいた場所も隔離空間だったはずだ、そこに”居住”が付いてあの水晶を使って環境を整える、と言う事だろう。







隔離された空間にそこを管理する水晶・・・








「これじゃ、まるで1ルームのダンジョン・・・ダンジョン!?」


ようやく種族スキルが使えるようになりました。

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