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世界でただ一人の種族はチートだった  作者: どんぺった
第1章 不如意なる人生
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第15話 情報収集

本日の2話目です。

ベアを狩って1人で運ぶ事もできたのだが、そのままギルドまで運ぶのは、見た目も重さも問題だった。


結局のところ、ポーターには森の入口で待っていて貰い、1人で狩りに行った方が効率が良いと分かったので、今後はそうする事にした。


その後荷車を引いて、昼前には城外の解体所に戻ってこられた。



「お~い、パーヴォ!いるか~!」


「ああ、いるぞ~!」


「ベアを狩ってきたぞ!処理とか、これで良いか確認してくれ!」



パーヴォに確認してもらった所、これで問題ないと言われた。


狩った状態そのまま、血抜きをせずに持って来る冒険者もいるらしいが、そうすると肉が臭くなるらしい。



「おう、問題ないぞ!今日はもう終りにするのか?」


「いや、もう一度行くさ、うまく行けば更にもう一度かな?」


「お前なぁ、ベアを狩りつくす気か?」



ベアは数が少なく”森に行けば見つかる”などと言った事は無い、1日中探しても見つからない事がほとんどだ。


肉採取依頼とはボアが基本で、見つからなければ他の獲物を狩るのが普通らしい。


そして依頼中にベアを見つけた場合に、駆除も兼ねて討伐させる為に、肉採取依頼にベアも入っている。


それを2時間かそこらで狩ってくる事が異常なのだ。



「あぁ、そうなのか。じゃあ、次はボアでも狩ってくるか!」


「はぁ、まぁ、良いけどな。」





そして昼食をギルドで食べてから、もう一度狩りに行っのだが、パーヴォの言う通りで、午後は1時間以上探したがベアを見つけられなかった、仕方なくボアを狩って終わりにした。


城外の解体所でボアを渡して受領書を貰うとオスクと別れて町に戻る、そのまま城内の冒険者ギルドで清算と食事を済ませてから宿に戻り今後の事を考える。



「う~ん、それなりの収入にはなったかな?」



今日狩ったベアとボアで銀貨5枚から諸経費を引いて、今日の収入は[銀貨4・銅貨6・青銅貨8]になり、残金が[銀貨6・銅貨2・青銅貨7]になった。


しかし通常の冒険者はこれをパーティで割るため、1人あたりの収入は銀貨1枚程度になるのが普通である。



「う~ん、この町で活動するにしても、まだ情報が足りない。」



この町に来てから生活の事で精一杯だったので、知らない事が多い。


今日の収入で暫らくは無収入でも生活ができる、それならば・・・と、明日は情報収集をする事にした。



「図書館か資料館か分からないが、明日にでも探してみるか。」






▽▽▽






翌日は朝から情報がありそうな場所を探す事にした。



まず始めに冒険者ギルドに行き食事をする、その際に2階に資料室が有ると聞いたので行って見る事にした。




資料室には魔物の分布やダンジョンなど、冒険者に必要な情報についての書籍があった。


大陸の北部全てをリザード平原と言うらしく、狂暴なリザード種が多数住んでいて、現在は調査以上の事はできていない。


また、この町はリザード平原に隣接しているため、町の近くの森までリザード種がやってくる。


その所為なのかは不明だが、この町周辺では大陸南部から中央に出没する様な魔物はそれ程いないらしい。



そして魔物の種類は、主に2種に分類される。



動物や昆虫などが魔力に侵されて魔物化したものを総じて”狂化種(きょうかしゅ)”と呼ぶ、この狂化種とは元がどの様な生物であれ、大型化したり狂暴化してしまうのでそう呼ばれる。


もう1つは、姿が人に似ていて額に角が有り、人種族を好んで襲い殺し犯す”悪鬼種(あっきしゅ)”と呼ばれる魔物がいる。


この魔物はダンジョンから溢れた魔物が繁殖した為と言われている。


ちなみに、元が食べられる種であれば狂化種となっても食べる事ができるが、悪鬼種は全て食べる事はできない。



「やっぱりいるのか、・・・ゴブリン。つまりこの町周辺が特殊だったんだな。そんで俺が転移して来た場所が、この町とリザード平原との間だったのか。」





次にダンジョンについてだが、これはユグドラシルに聞いていたので、存在自体は知っていた。


訓練が目的らしいので、ダンジョンに入る目的を作り、魔物と戦う事で強くする事を目指しているのだろう。


内部は階層構造になっていて、各階層は迷宮であったり洞窟であったりと様々で、階層は5階層毎に守護者がいる、そして守護者を倒して部屋を抜けると転移ポータルがある。


守護者の部屋には最大で6人までしか入る事ができない、そのためダンジョンを探索する冒険者は3人から6人でパーティ組むのが主流である。


そしてダンジョンの最深部は辿り着いた者がいないので、何処まで階層があるのかは不明だそうだ。



ダンジョンで得られるのは、倒した魔物の魔石が一番多いが、他にも宝箱が有り特殊な武器や様々なアイテムを得られる。


中でも”スキルカード”と呼ばれ、使用する事で”スキル”を取得できるカードがある、これは通常取得できないようなスキルも取得できるので人気が高い。



「何ともゲーム的でよくある作りだな、まぁ訓練の為なんだから当たり前か?しかもマジックバッグもダンジョンで見つかるらしいし、スキルカードも気になる、ダンジョンは”有り”だな、この国にもあるみたいだしな。」






魔物とダンジョンについては、ある程度理解できたので、次は魔法について知る為に魔法ギルドに向かった。




魔法ギルドの役割は、魔法の教育をしてその能力を認定する、そして仕事を斡旋する事、他にも魔法関連の素材や道具の販売などを行っている。


ざっくり言うと、魔法に関する教育・斡旋・生産・販売を行っているギルドだ。



「こちらの”魔法基礎”の本で宜しいのですか?」


「ああ、それで良い。」



教育を受ける事を勧められたが、既に魔力操作を持っているので、今は情報だけで良いかと、この本を購入する事にした。


本の内容は魔力操作ができる事を前提としていて、各属性の基本となる魔法陣の形と詠唱文が記載されている。


値段は銀貨2枚で、高いとも安いとも言い難い値段だった。


ここにも資料室はあるが閲覧はギルド会員限定らしく、会員登録しなければ閲覧はできない。


魔法の使い方はユグドラシルに聞いていたので、魔法陣の型と詠唱文が分かれば使うのはそれほど難しくは無い。


ただ攻撃魔法に関する書は、初級の魔法書ですら高額でまだ買えない。




「結局はお金か、世知辛いな~・・・はぁ。」




その後図書館に行ったのだが、こちらは期待したものとは違って”娯楽”がほとんどだった。


そもそも、技術書などの専門書はそれぞれのギルドが管理している、政治に関しては国民が知る必要も無く、地理は戦略情報になるので置いてない。



「ほとんど無駄足だったな。でも一応どんな国があるかぐらいは分かった。」



結局分かったのは何処にどんな国があるか程度だった。



大陸の北部全域が”リザード平原”と呼ばれるリザード種の生息域になっており、人種族の生息域はリザード平原より南になる。


大陸西部は北に”エクルース王国”、南に”フォルトヴァー王国”、西端に宗教国家”リフキンド聖皇国”がある。


大陸東部は北に”メルキース帝国”があり、龍種が住むと言われる”大龍の森”を挟んで南に”シュラド獣王国”がある。


そして、この大陸は赤道から南にかけて存在していて、北が暑く南が寒いらしい。


他にも、布教活動の一環であろう本もあった、あまり褒められた内容では無かったが。


その本によると、”獣人族などの種族は人族に獣の血を混ぜた穢れた種である、なので崇高なる神の子である人族が穢れを祓う必要がある。”らしい。


ただ幸いにも、この話しはあまり一般的では無い。




「教会関係者は要注意かな?・・・俺も”人族”じゃないからな。」




これで大体の情報は手に入った、これからの目的としては、まずはお金を稼ぐ事、そしてダンジョンに挑戦する事にした。




「あぁ、情報と言えば自分の事を忘れてた。・・・ステータスオープン!」


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[シロウ・ホウライ] 真人族 男性 26才

■固有スキル

なし

■種族スキル

【真人】

■特殊スキル

【身体再生】・【言語理解】・【周辺感知】

■汎用スキル

【身体強化・並】・【魔力操作・初】・【剣術・初】

【格闘術・初】

------------------------


「お!身体強化が並になってる、他にも剣術と格闘術が増えてる!」


金銭の表現が見づらいので変更しました。

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