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今日も私の旦那様はずるい。

本日2話同時に更新しております。


番外編モーリー視点です。


今日も私の旦那様はずるい。

結婚してもうすぐ1年経つけれど、先に惚れた弱みだ。どうしても旦那様に勝てない。今朝だって


「モーリー、すまないが今日は帰りが遅くなりそうなんだ。だから夕食は先にとっていてくれるかい?」


「そんなに遅くなりますの?昨日も遅かったのに…。」


「そうは言っても、仕事に一生懸命な私の方が好きでしょう?」

そう言って頭にキスされた。


「…そんなこと言われたら頑張ってくださいとしか言えないじゃない。」


私がクリスには強く出られないことをわかっていてこういうことばかり言ってくる。

これまでのことがあるから私がきつい言葉を吐いても、照れているがゆえ、好きだからゆえとバレてしまっている。


今日は久しぶりにアリーさんとお茶を楽しむ予定だから気持ちを切り替えよう。


「あー…確かに先輩最近お忙しいですね。でも全員が全員忙しいわけではないですよ。私は最近仕事をお休みすることも多いので詳しいことはわかりませんが。」


アリーさんはもう間も無く出産を控えているため仕事は休みつつ続けていくつもりらしい。


「そういえば、モーリーさんたちって…。」


「あぁ、クリスがもう少し二人だけの時間を楽しみたいっていうから…。」


「素敵じゃないですか!」


___楽しい時間はあっという間に過ぎていった。


__________


アリーさんのお家から帰宅し、夕食の時間になってもクリスは戻らず、私がベッドに入る頃ようやく帰ってきた。


「本当に最近忙しいのね。無理はしていませんか?」


「大丈夫ですよ。でも今日はもう寝ましょう。明日も早いですから。」


少し寂しい。


翌朝、いつもの様に目を覚ますとクリスが既に着替えを済ませていた。


「え!?今日は早く出るんですか!?言ってください!」


笑うクリスは薔薇の花束を私に向けた


「今日はモーリーと結婚して1年です。休みを取っているに決まっているでしょう?その為に最近仕事を頑張っていたんですよ。」


「覚えていて下さったんですか?」


「当たり前じゃないですか。私だってモーリーを大切に思っているんですから。」


優しげな笑顔で私を抱きしめるクリス。


「ずっと私のことを一途に愛してくれてありがとうございます。今こうして思い返せば以前の口の悪い貴女も愛おしく感じます。私はまだまだ思いの長さでは貴女には勝てないかもしれませんが、これから先は一生貴女を大切にします。愛していますよ、モーリー。」


あぁ、やっぱり私の旦那様は今日もずるい!


ありがとうございました!

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