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鬱病とGID  作者: 東雲
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その42.久々にショートヘアにして感じたこと

こんにちは。東雲です。

毎日、ほんとに暑いですよね…(-_-;)


4月末ごろからしばらくは、鬱が酷い期間がずっと続いていたのですが、仕事も減る時期が来たりすると、積極的に休みを取って、映画を観に行ったり、ショッピングをしたりして発散することができました。

おかげで、今回のどん底からは抜けられたのだと思います。


で、髪型は、ずっとここ1,2か月はイライラしていました。

ずっとボブのまま頑張っていたんですが、朝にアイロンをかけても、昼には髪はうねってるし、何より暑い……!


湿気って、こんなに大敵なんだ、と改めて感じました……!

もうそんな状態なので、アイロンかけてもダメならもう切るしかない。


なので、インナー刈り上げショートにしてきました。

以前と同じく、左を長めにしたアシンメトリーなツーブロックのショートです。

ただ、前回よりは長い部分と短い部分を強調させた感じでしょうか。


仕上がりは……久々にショートの自分を見ましたが、結構いい感じに仕上げてくれました。

耳が見えるから、イヤリングが映える!

小さめのイヤリングも付けられるようになるから楽しみですね。


勤務校の生徒からも割と好評で、「素敵ですね!」と言ってくれるのが可愛い。いい子たちです、ほんと。


今回、ショートにして思ったのは、長さにこだわる必要なんかなかった、ってことでした。

前までは、長い髪(今でもそれなりに長いのですが…)にこだわってましたし、ボブくらいの長さにどうしても憧れて、いざボブにしてもらった後は、それをなんとか守ろうとしていました。


でも、当たり前ですけど、季節によって長さなんか変えてしまってもいいんですよね。

極端に、たとえば昔のように、男性の髪形に戻す、となると、それは「話が全く違う!」となるのですが、私がずっと続けてる、女性の髪形の枠内であれば、そして、それが私にそれなりに似合う範囲内であれば……その中で、自由にしてもいいんだと気づいたような感じです。


異性の髪形にするのって、結構ハードルが高いですよね。

ただ伸ばすだけなら、男性でもそういう方は結構います。


でもそうじゃない。

ただ伸ばすんじゃなくて、「可愛い」「きれい」とカテゴライズされるような髪型にしてほしい。

そうずっと思っていました。


男性が、そういう髪型をするのは、抵抗があります。自分に対するものというよりも、周囲からの圧力というか、「変な目でみられる(かもしれない)」という恐怖です。


また、いざ実行したとしても、本当にその髪型が自分に似合うのかどうかは、分からない。

せっかく勇気を出したのに、自分には全く似合ってない!と、自分で思ってしまう可能性も、あります。


それは、とてもとても残念なことです。


だから、勇気は必要だけど、ちゃんとスタイリストさんと相談して、いきなりじゃなくて、少しずつ移行していった方がいいんだと思います。


そのほうが、周りも受け入れるためのゆとりが生まれる。


私は、冬になったらまたボブに戻すつもりです。

伸ばしても、もうたぶん嫌味は言われたりしないから。


少し、気楽になった気がします。


服だって、今年の夏服は、もう全部レディースブランドのFサイズです。

家族の前で着ていても、ギリギリ、まぁアウトよりのセーフかな(じゃあダメじゃん(苦笑))、と思えるようなトップスとボトムスを割とたくさん買いました。


やっぱり、メンズの服をずっと着てても、気分は上がらない。

それなら、メンズ寄りのデザインをしたレディースアイテムの方が、着ていて満足感があります。

ちょっとしたところが、ほんのりフェミニンで、それが何とも言えず私を満たしてくれます。


特に買ってよかったのは、前をチャックで締めるタイプの、ノースリーブの襟付きシャツ。上手く脇の部分が開いているので、腋が綺麗に見えて楽しい。……脇の脱毛、しておいてよかったよ……

生地も薄めで、夏にぴったりです。

グレーを買ったのですが、色違いでもう一つ買いたいくらい気に入っています。


こういう、お気に入りのアイテムができると、そのシーズンが楽しくなるんだと思います。

……きっと、去年かったメンズアイテムは、このままお蔵入りだろうなぁ……オシャレじゃないんだもんなぁ……


レディースアイテムを着ている自分。

メンズを着ている自分。


どちらも私ですが、やっぱり、好きな服を着ている自分の方が気分がいいです。


実店舗だとサイズがないから、あまりショップの中には入ったりはしないのですが、そういうのももっと周囲の目を気にせず、自由に手に取ったり眺めたりできればいいんですが……今は、オンラインで探して、いいのがあったら買う、ということの繰り返しです。


やっと、性自認の揺れのような感覚が落ち着いてきたような気がします。

女性を自認しているわけでもないし、男を自認しているわけでもない。

いや、身体は男だから、そこは従うしかない部分があったりするので、それは自分の男性性を容認しているのか、というとどうも違う気もするんですが……


私の中では、どちらでもない、が今はしっくりくるような気がします。

綺麗な服を着こなしていたり、スカートやパンプス、ヒールを普通に、ごく自然に身に着けている女性を見ると、やっぱり羨ましく感じます。嫉妬というか……。


でも、私は私なりの着こなし方もあるし、服装を楽しめている、とちゃんと思えていると言えます。

少し、そういった自信のようなものが、ついてきたのかな。




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