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鬱病とGID  作者: 東雲
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その36.自分の中の男性性の容認

昨年あたりから、ショートヘアに変えたことがきっかけで、それまでのフェミニンよりの好みが、ちょっとずつ真ん中に寄ってきている気がしています。


服装の話だけでなく、きっとそれは、自分自身の中の、身体の性別=男性性を、何周もした後に、ようやく認める気持ちになった、ということなのかもしれない、と最近は思うようになりました。


以前はもっと頑なだったし、服装もフェミニンじゃないと嫌でした。自宅ではメンズで我慢して、職場では異性装を許してもらえてるのもあり、余計にそう思っていた気がします。


ちょうど鬱が酷かった頃と時期が重なっているのですが、鬱が軽くなり始めたこの頃になって、「思考の偏り」というか、鬱独特の、「強力な思い込み」のことを振り返っています。


去年の3月くらいまで、2年間くらい、池袋にあるジェンクリで女性ホルモンを打ってもらっていましたが、あまり良い医者ではなかったり、費用や2週間おきに時間の都合をつけなければならないことが負担になり、あれだけ望んでいた女性ホルモンの注射に対して、「もうどうでもいい」と思うようになってしまいました。それが、去年の3月でした。


それ以降、プエラリアのサプリ(国産メーカーのを注文してます)は継続していますが、これは気休め程度だと分かっていてやっています。安心のためというか、まったく摂取しなくなると不安なので今も続けています。でももう注射はしていないし、女性ホルモンの個人輸入なんかも考えていません。


職場では、異性装はしているものの、最近はなるべくユニセックスなもの(でもほんのりフェミニンな要素があるもの)を好むようにもなってて、スカートを履く回数も激減しています。

靴だけは毎日ヒールやパンプスに履き替えてますが、レディースのカジュアルなパンツを何着か着まわしている感じが、今の自分にはちょうどいい気がしています。


そんな自分は、やっぱり女性の中にいると自分に対して異物感を強く感じますし、どっちでもないけど、やっぱり身体は男だな、と納得している部分も出てきた気がします。


きっと、自分は結局は身体は男なんだ(かといってSRSを望むほどの身体への違和感が無い)、という事実を、以前よりも受け入れているんだと思っています。


多少なりとも膨らんだ胸は、まだしぼんではいません。

変化して戻らない部分もあるけれど、それはそれで、私の一部だし、膨らんだ胸は、やっぱりうれしく思っています。


ただ、とはいうものの、女性ホルモンを止めてから、戻ってしまった男性としての性欲に対しても、あまり悩まないようになりました。無理に紛らわそうとしても気が変になりそうですし……。


今の私自身が100点満点だとは思えませんが、昔よりは、今のほうが、ほんの少し息がしやすくなった気がしています。女性に生まれたかった、という気持ちは消えませんけどね(-_-;)そいいう、自分の中の「女性への羨望」という気持ちは、靴や服を買うことで昇華している気がします。この間もアンクルストラップ付のサンダルをマルイで買って、気持ちが上がっています。


結局、自分の中に燻る、そういう気持ちを、何かの行為で紛らわせたり、気持ちを逸らしたりし続けるのかもしれません。

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