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鬱病とGID  作者: 東雲
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その34.女性ホルモンの代替品を探して

女性ホルモンの注射を止めて、もうそろそろ1年が経とうとしています。

そんなになるんですね……。


注射を自分の意思で止めたのですが、やっぱり少しは男性化というか、元に戻った部分はあります。


1.ひげがちょびっとだけ生える

もともと髭の脱毛は銀座のクリニックに2年間くらい通っていたので、すでに完了していました。

でも、ちょっと残っている部分もあるようで、ちょっとだけ、毎日生え続けているのが面倒ですね。


2.おっぱいが張らない

女性ホルモンの投与を止めたので、これは当然だと思います。

ただ、私の場合はですが、止めた後でも大きさは変化していないと思います。しぼんでない、と思う。

乳輪が大きくならなかったりと、思うようには膨らまなかった私のおっぱいですが、それでも両手で揉める程度には膨らんだままです。

張ることはないのですが、縮まないのであればいいか、と思うようにしています。


3.気持ちの変化(中性を目指すようになった)

これがたぶん、一番大きな影響だと思います。

ホルモンを打っている最中は、なるべく女性に近づきたいと思っていました。

職場でも、毎日ブラをちゃんとつけていましたし(ユニクロのブラがちょうどいいサイズでした)、トップスもボトムスも、フェミニンなもので統一していました。そうするのが好きでした。


ただ、ホルモンを止めてから、服装面で、かなりメンズを併用することが多くなりました。

最初は抵抗があったのですが、メンズも合わせて、中性的な恰好をすることが、少しずつ楽しくなってきたように思えます。


今でも職場では、かならずパンプスに履き替えるのですが、スカートは、本当に時々です。トップスは変えないことのほうが多くなりました(職場のロッカーに異性装用の服を置いています)。


髪型も、今はアシンメトリーのショートです。もう一度ボブにしたいとは思うんですが、その時は内側を刈り込んでツーブロックにしたボブで行きたいなぁ。でもボブ自体、家族にいい顔をされないので半分以上諦めています。


そんな感じで、きっと自分の中の男という特性を忌避していた段階から、それを認めてもいい、という段階へと変化してきたのだと思います。


幸いなのか不幸なのかわかりませんが、約2年間女性ホルモン治療を行っても男性機能が消失してくれなかったので、そこは複雑な気持ちはあります。


ただ、前みたいに、肩ひじを張らなくなったかも、とは自分に対して思っています。

良い変化なのかな、きっと。


もし女性ホルモンを打ちたいと思っている方に伝えたいことは、「ずっと続ける必要はない」ってことですかね。

人による、っていうのが一番の理由です。

SRSを目指してたり、身体への違和感が私なんかよりもはるかに強い、っていう場合は、ずっと納得いくまで続けていくべきなんだと思いますし。


結局、いつ辞めたらいいのかっていう事に、正解がないことこそ、治療を自費で受け続けている私たち当事者には一番のネックになってるんですよね。


年間、たぶん20万円くらいは飛んで行っていたからなぁ。


今は、代替品として、イソフラボンのサプリを飲んでいます。

国産のもので、1回2錠の服用で、30日分あります。


効いてるかどうかは分かんないし、ほんとに気休めだと思っていますが、何も飲まないよりは自分の気持ちが違うのは確かですし。


ということで、止めた後のあれこれをまとめました。

参考に……なるかなぁ。

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