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鬱病とGID  作者: 東雲
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その24.脱・鬱病を目指す気持ちと念願のインナーカラー

2022年5月14日


鬱は一旦落ち着いてきていたけど、仕事が始まって少し圧迫感を感じ始めています。減薬を自己調整でしているけど、きっとその反動もあるんだと思います。


みなさんはゴールデンウィークはどうお過ごしでしたか?

うちは中学生の子どもの、中間テストに向けての提出物の整理やら、ノートづくりやら、そういうものに振り回された感じでした。やっと本人も自覚できたようで、時間がかかりましたが自分で課題に取り組むようになってきました。


前は、こういうことからは目を背けてきました。

鬱に逃げていたのかもしれません。

鬱病だから、子どもが宿題をせずにいても(本当はやり方がわからずに本人なりに混乱していた、というところなんだと思います)見てみぬふりをしてきました。言い訳をしていました。


確かに、本当にダメ(受け付けない、圧迫感や焦燥感が酷くて子供の相手ができない)な時はあります。

でも、いつまでもそのままだと、良くないのもだんだんと自分で分かってきました。


案外、鬱病にかかっている自分が、自分のことを病気と切り離す(鬱病のせいにしない)というのは、難しい考え方でしたし、受け入れがたいものがありました。


でも、いつまでも薬に依存したまま生きていく姿も、想像して楽しいものではありません。まぁ、そもそも老後のことを考える意味、意義を見出しづらいのですが、そうは言っても、ずっと薬を飲み続ける、副作用に耐えながら生きていく、というのは、ちょっと「違うんじゃないかな」と違和感を持てるようになった、と言えるでしょうか。


一歩進んで休憩して、もう一歩進んで二歩下がる。つまり前進できないことが多いですが、それでも、少しでも鬱病から抜け出す意志を大切にしなければいけないな、と思った時期でした。


とはいえ、些細なことがトリガーとなり、気分が急に落ち込んだりすることもまだ少なくありません。この記事を書いている前日がまさにそうで、食べ終わったあとの積み上がった食器の山を見て、また洗うのかと虚しさ、悲しさ、苛立ちを感じて飲まれそうになったり。まだまだですね。この出来事と同じ日にちょうど心療内科の通院で、「調子が安定している」と主治医に言って薬を少し減らしてもらったばかりでした。薬のあまりがあるので、どうしても辛いときは薬を一時的に増やして乗り過ごすことは可能なので、何とか1ヶ月を乗り越えたいものです。


ジェンダークリニックでのホルモン治療は順調で、この間、半年に1回の検査(ホルモンの値と肝臓の値をみる)の検査結果を伝えてもらったんですが、順調だよ、と言ってもらえました。コロナで不規則になっていた頃から改善したみたいです。


あとゴールデンウィーク中の5月6日の仕事帰りに、美容院を予約してインナーカラーを入れてきました。

内容としては「ブリーチ+カラー+カット」のセットなのですが、時間と手間がものすごくかかりました……!

でも、インナーの色をブリーチで落とした後に赤紫をいれてもらって、その後に外側は茶+赤を、前回よりもう1段階色を強く入れてもらいました。おかげですごく色が綺麗になってテンション爆上がりでした!


やっぱりやってよかったと思いました。ファッション(服や靴)もそうですけど、やりたいと思った瞬間が一番若いですし、私ももういい年になっています。年齢を考えてしまい躊躇することだって当然ありますが、それを理由に後に遅らせてばかりいると、どんどん年をとるばかり。だから、ファッションには私なりのこだわりがあるというか、そんな気がします。


鬱のことも、ジェンダーのことも、順風満帆とは言い難い状況ではあります。でも、たとえ鬱やジェンダーの問題を抱えていなかったとしても、きっと別のことで悩んでいたのだと思います。人生ってそういうものだと思うから。だから、他人を羨むよりも、自分の今を生きて、少しでも「楽しい」「自分らしい」と思える時間を増やしていきたいなと思っています。


東雲でした。

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