表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
鬱病とGID  作者: 東雲
13/43

その13.自認する性別と性器との関係?

注意!性の話に触れています。

2020年11月26日


こんにち東雲です。


ちょっとタイトルがあれな感じなんですが……一応、真剣なお話のつもりです。

というのも、私の周り(といってもネッ友ですが)で、Mtの方で、「造膣なしのSRS」を受けた方、またはこれから受けられる方が思ったよりいらっしゃって……。


それで、ちょっとモヤモヤしたので、記事にしようと思い立ちました。


これと関係するかもしれないんですが、私はプエラリアミリフィカのサプリメント(含有量300mg)を半年間くらい服用を続けました。が、いろいろとあって、考えた結果、服用を止めることにしました。


プエラリアの効果が予想以上に強くて、2ヶ月位まえから乳腺がかなり張って痛くなってきて、ほんとに痛くて、ジェンダークリニックに相談したり、そこで言われたとおり乳腺外科で診察してもらったりして……。


そんなことがあり、家人の目もあることが理由で、一旦服用をストップしました。かなり迷ったんですが…ほんとは続けたかったですし、ジェンダークリニックを変えて、自己負担でホルモン注射をしてくれる病院も探したんですが……


今は乳頭の痛みも引いて、今後は少し膨らんだ乳房が小さくなることはある、とは聞いていますが、それ次第でまた再開するかもしれないです。注射してくれる病院にひとまず相談だけでも行くかもしれません。


今回は、そんな私のゆらゆらと揺らぐジェンダーと、性欲や性指向について、少しばかり書きたいと思いました。



人によるとは思うんですが、自分の体の性器を嫌悪するかどうかと、反対の性別の性器への帰属感がどれだけ強いのかは、本当にまちまちだと思っています。

私は自分の性器への嫌悪感はほとんどありません。後述しますが、自分の性指向と関係しているはずです。


だからなのですが……私自身は、造膣なしでも造膣ありでも、SRS自体を本心では望んでいない気がします。

ホルモン治療自体は望んでいるのは変わらないのですが……。


これってどうしてだろう、といろいろ考えました。

私が入っているXジェンダーのサークルの会員の人たちの活動報告を視ていても、同じXジェンダーの枠組みのなかでも、十人十色だなー、とつくづく思います。


だからこそ、同じMtの中でも、自分の体への感じ方(捉え方)は、本当にそれぞれなんだなぁ、と痛感したのが、冒頭の出来事だったんです。



私は、Xジェンダーの枠には入っていると思うんですが、「Xジェンダーだ」と名乗るつもりは実はあまりありません。名乗るなら、「女性寄りの中性です」と言うようにしています。


理由としては……実は自分でもはっきりしていません。ただ、「私はXジェンダーで、Xジェンダーっていうのは……」っていうのはしっくりこないな、と思っていることだけはハッキリとしています。


まぁ、日本だけじゃないですけど、外見主義の傾向がひどく強いこの島国で、反対の性別だ、と堂々と、ふつうのコトのように言える時代が来るのは、まだまだ当分先だな―、と感じていることも一つにはあると思います。あとはやっぱり男女二元論がとても強力な価値観であり、その強固な壁を破るのは並大抵の変化ではありえないだろうな、と思っているからでもありますが……。


そんな小難しいことをならべてはみましたが、よくよく考えてみると、私の、性指向が関係していそうだな、と感じています。


私は、体(男性として)の性欲自体は、今は受け入れられています。これはMtの方の中でも意見は割れると思いますし、むしろ私のように、女性寄りの帰属感を持ちながら、自身の体の性欲を好意的に捉えている人は珍しいのかも……と思ったりもしています。


前の記事に書いたかもしれませんが、私はいわゆるバイセクシャルです。だから、エッチな動画を視ているときも(今もうつ症状がひどくないときは楽しめます)どうしても女性に同一視してしまいますし、男性(器)にも欲情します…言い方が変ですが…。逆に、女性同士の動画、となるとピンと来ないというか、食指が動かない感じです。小説やアニメ、漫画ならすごく好きなんですが……


私自身、女性同士の恋愛小説をたくさん書いていますが、それはそれ、これはこれ、という感じです。


じゃあ体の上で異性間となっているときはどうなんだ、と言われると……答えるのは難しいですね、言語化しかねる気がします。もちろん性生活をすることは可能ですけどね。


そもそも相手(女性)から、私が男性として映っているのかどうか、が気になりますし、例えば「いくら女性を装ってもあなたは男でしょ」、と言われると傷つきます。でも、女性と性生活と持つっていうのは、形としては男女の性愛の形なんですよねー……体(というより性器、と言うべきなのかもしれませんが)で考えると。


性のことって言いづらいですし、ここ(「なろう:全年齢版」)だと、書ける範囲にも限界がありますが、きっと私にとってだけじゃない問題なんだと思います。性指向と性自認って、別々ではあるけれど、互いに関与しあっている気がしています。だからこそ、性指向を切り離して性自認のことを考えるのは、やっぱり無理があるんじゃないかな、と思います。


私には、人によっては煩わしい「性欲」が、生きていくには欠かせられない気がしています。バイセクシャルの私にとっての性欲、っていうところがややこしいと自分でも感じていますが……少なくとも、私にはバイセクシャルであることは、私が女性よりの中性であることと同じくらい重要だな、と感じています。


下の話で申し訳ありませんでした。

でも、ちょっとモヤモヤしてイライラしていたので、言語化によって、ちょっと晴れた気がします。


ではまた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] いつも感じるところですけれども、悩んでいる事、直面している事、考えられている事が率直に綴られていて好感が持てます。 私もですけれども、GIDの人って典型例に当てはまる人は存外多くなくて、千…
2020/11/27 08:11 退会済み
管理
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ