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実習を重ねて

実習はどれだけ先生と仲良くなれるか…という部分があると思う。ぶっちゃけ。

先生1人に対して数十人の生徒という現実ではどれだけ仲良くなって気軽に質問できるか、というのは結構重要で、先生は見回りはすれどアドバイスはしない。自分から行動出来なければいつまでもアドバイスは貰えず、成長できない。


きっとどこの学校もそうだろう。

そう思いたい、というのが本音だった。


先生はサボっていないか、眠っていないかという確認はすれど、生徒一人一人の作品はその日の進行状況を報告するまで見ることはない…と言うと語弊はあるけど、先生側から生徒へ話しかけるのは稀だ。


先生側にも迂闊にアドバイス出来ない訳がある。

生徒一人一人の個性を潰さないようにすること。これは先生にとってとても大切なことらしい。


これは画力の無さの現れなのか、それとも個性なのか。


明らかな描写で無い限り、判断するのにはリスクが伴う。ここを理解しているかが今後の成長の分かれ目だった。


教える立場上、相手に対してリスクが伴うならば…生徒側(自分)から行動すればいい。

具体的に質問すれば、具体的なアドバイスが返ってくる。相手は先生と呼べどプロなのだ。


「先生、質問があるので私のデスクまで来ていただけませんか?」

「勿論。いいよ」

「ありがとうございます!」


この時点で周りとの差が開く。

積極的に質問する子、質問せずに黙々と描き続ける子。


絵が上手い子はいい。黙々と課題をこなし、いつの間にか趣味の絵を描き始めるような子が殆どで、先生がそれに対して興味を示す。そこから会話が広がる。


逆に絵が下手で質問をしない子は…数年経っても多少の成長は見られるものの、到底食べていける画力が身についたとは言えなかった。


私は丁度その中間で、質問をしつつ着実に成長してる!と感じられるような画力を身につけていった。それでもまだまだ、中の中…いや、中の上くらいには成長出来てはいるが、デザイン力など別の方面で困難に見舞われることになる。

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