システム
おっと!ここで国枝がリバースカードを伏せた!
国枝 手札3 場 執念の剣をつけた仮面魔道士と伏せ1
さらに死のデッキ破壊ウイルスの効果があと2ターン残っている。
国枝がこのタイミングでカードを伏せた・・・!
今じっと見ていたが、国枝は仮面魔道士の効果で引いたカードをそのまま伏せた。
ということは、罠である可能性が非常に高い。
ヂェミナイ・エルフを出しても破壊される可能性が・・・!
じわりじわりと追い詰められる川野。
川野のデッキにはヂェミナイ・エルフが2枚入っている。
これが川野が集めうる限界だった。
ヂェミナイ・エルフは1枚入手するだけで骨が折れる。
トーナメントクラスでは必須カードなので誰も彼もが欲しがる。
ここでヂェミナイ・エルフがもし国枝の落とし穴で破壊されてもまだ1枚あるが・・・
「俺のターンは終わりだ。次は君のターンだ」
エンド宣言する国枝。
余裕かましやがって・・・・!
「国枝ってもっと派手な戦いするかと思ったが、案外地味だな」
観戦していた加藤がそう漏らした。
「おめぇは国枝にどんなイメージもってたんだ?」
と村野。
「大型モンスターばんばん出してくるのかとよ」
「あぁ、そうかい。高杉はどっちが勝つと思う?」
「エースモンスターを潰されて不利なのは川野の方だ。しかし国枝の方にも攻め手となるモンスターがいない。まだわからないな」
川野がデッキに手をかけた。
「俺のターン、ドロー!」
死のデッキ破壊ウイルスの効果でドローしたカードを国枝に見せる川野。
引いたカードは振り子刃の拷問機械。攻撃力1750。
よって墓地に送られる。
「俺はさっきサーチしたヂェミナイ・エルフを攻撃表示で召喚!」
国枝が待ち構えていたかのようにリバースカードを開いた。
「落とし穴発動!ヂェミナイ・エルフは破壊される」
やはりか!
これで俺がこのターンに行動できる事はなくなった。
「俺はこのままターンエンドだ」
国枝のターン。
国枝は守備封じを使った。
表になる川野のセットモンスター。
スケルエンジェル。
リバース効果で1ドロー。
またしても攻撃力1500以上のシーザリオン。
次々に主力を潰される川野。
国枝は2体目の仮面魔道士を出した。
「剣を持った方の仮面魔道士で川野のスケルエンジェルを攻撃だ」
川野 LP 6700 → 6200
仮面魔道士がダメージを与えた事で国枝は1ドロー。
残すもう1体の直接攻撃。
川野 LP 6700 → 6200
そして1ドロー。
国枝の手札はいまや5枚にまで膨れ上がっていた。
かたや川野の手札は1枚。
場には伏せカードが1枚のみ。
バトルフェイズ後のメインフェイズ2で伏せカードを2枚伏せる国枝。
さっき引いたカードか。
エンド宣言する国枝。
次のドローで死のデッキ破壊ウイルスの効果は最後・・・!
川野が引いたカードは・・・!
「死者蘇生・・・」
川野は思わずつぶやいた。
ノータイムで発動した。
双頭の龍がふたたびフィールドに現れた。
攻撃力低い方の仮面魔道士に攻撃宣言した川野。
しかし、悪夢再び。
「仮面魔道士を媒体に死のデッキ破壊ウイルスを発動」
あの地獄が再び3ターン。
続く。
力なくエンド宣言する川野。
国枝のターン。
「ムカムカを召喚。こいつは自分の手札1枚につき攻守300ずつ上げるカードだ。俺の手札は今3枚、よってムカムカの攻撃力は1500だ」
ムカムカ 攻撃力1500
「まずは仮面魔道士でダイレクトアタック」
川野 LP 6200 → 4800
「トラップ発動!」
マジシャンでダメージを与えた直後に国枝は自分の罠を発動した。
「永続トラップ、追い剥ぎゴブリン発動!!自分モンスターが戦闘ダメージを与えた時、相手は手札をランダムに1枚捨てる」
川野の手札は1枚。ランダムもくそもなかった。
「同時に仮面魔道士の効果で1ドローだ」
国枝は引いた。
「分かるよな?今手札が増えた。ムカムカの攻撃力は更に300上がる」
ムカムカ 攻撃力1800
「ムカムカでダイレクトアタック」
川野 LP 4800 → 3000
「ダメージ与えたから追い剥ぎゴブリン発動・・・といきたい所だがもう君に手札はなかったね」
強化した仮面魔道士で1ドローを続け、ムカムカの攻撃力を上げる。
ダメージ入れたら追い剥ぎゴブリンで手札破壊。
そしてダメージを与えるための舞台を作りために死のデッキ破壊ウイルスで相手の主力を根こそぎ破壊する。
国枝のデッキは非常に考えられていた。
この一見完璧なシステムに穴はないのか・・・!




