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「すごい戦いだった」

その戦いを見た者は口を揃えてそういった。

すべてお見せできなかったのが残念でならない。

それでも勝敗だけは報告させてもらう。

勝ったのは風間。僅差だったが。

これで残り11人。


高杉、加藤、松本、風間、白川、川野、井出に加え

企画した氏名不詳の生徒におかっぱヘアーとこれまた氏名不詳の二人組。

しかし妙だと、白川は思った。

企画男とおかっぱヘアーとあと二人はデュエルをあまり注意深くみていない。

参加者なら少しでも相手の情報を得ようと見ようとするはずだ。

しかし、それがない。

ただここに来ただけでやる気のない参加者なのか。

それとも別の意図が・・・?

あまり頭を使うのは得意じゃない白川の考えはそこまでだった。

そしてついに川野が勝負に出た。

風間にデュエルを申し込んだのだ。

これはまずいと思うデュエリストたち。

今4枚の参加証を持つ川野が勝ってもみろ。

5枚になって決勝トーナメントにあがってしまう!

数少ない枠をやつに奪われるわけにはいかない・・・!

その考えが一致したため、一斉にデュエリストは動き出した。

井出は松本と、そして白川は高杉と・・・

早急に決着をつけるべくすぐに終わるゲーム内容を考えることにした高杉。

ここまで来てもあの4人は動かない。

相手がおらず一人余った加藤は考えた。

動かないその理由とは・・・

分からない。

しかし、何かあるはずだ。

「ルールは簡単。ライフポイント4000の真っ向勝負」

提案者は白川。

口は悪いが、彼は正々堂々としたデュエリストである。

「高杉、おめぇと一度戦ってみたかった!その願いが今叶う時だ!」

「望むところよ!!お前と全力を俺にぶつけてこい!!!」

熱血少年漫画のようなやり取りのあと、戦いは始まった。

先攻は高杉。

「格闘戦士アルティメーターを攻撃表示で召喚。カードを伏せて、ターンエンド」

明らかに攻撃を誘う罠。

「見え見えだなぁ、高杉」

そんなんで騙せるか・・・!

そもそも罠をはるならバレないようにするのが自然。

適当なモンスターを裏守備だけでするだけですむことであろう。

あえて戦闘ダメージを被る可能性の攻撃表示で出すとは。

単に敵を煽りたいという舐めプレイかもしれない。

しかし、時間稼ぎが見え見えだ・・・・!

「俺のターン、ドロー」

このカードが来たか。

このカードで攻撃されるとはよもや高杉も思うまい。

「ホーリー・エルフを攻撃表示で召喚!」

「な、なにっ!!」

レベル4で守備力2000を誇るホーリー・エルフを攻撃表示で出すだと・・・・

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