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王国内部情勢
大陸世紀312年:春の第2月の12の日
♢オルトメルガ王国♢
『内部情勢』
現在オルトメルガ王国は派閥争いが起こっており主な三大派閥が日夜争っている。
【貴族派】【王権派】【伝統派】の3つだ。
この内【王権派】には第一王子(王太子)と第一王女、第二王女が所属している。
【伝統派】には第二王子が所属している。
【貴族派】には王族は参加していないが公爵家などの上流貴族が多数所属している。
他に王族は【穏健派】に第三王女が【好戦派】に第三王子が所属している。
そして今魔の森の遠征の失敗で【貴族派】は窮地に立たされている。
そしてこれを機会に他の派閥は貴族派の粛清を開始した。
聡い何人かの貴族は他国へ亡命したが逃げ遅れた大多数の者は連行され今は牢獄の中だ。
他にも少数の捕まらなかった者は各地で潜伏していると思われ捜索が行われている。
ある王宮に勤めている文官の手記から抜粋した。




