39話〜準備〜
ステータスの表示を少し変えました。
「うん、どうやら寝てた様だな」
身体を起こし硬くなった身体を解す
自身の目の前には人型ゴーレムと馬型ゴーレムが、整然と並んでいる。
その内68体のゴーレムにアイテムボックスから出した、木材で強化しビッグウッドアーマーゴーレムにした。
今回武器は一人では取り扱いのできない、破城槌が置かれていたのでそれを使う。
何故この場に破城槌があるかというと、何でも硬い岩などを破壊する為に用意したが、結局魔法で何とかなったので使わずに、倉庫にしまったままだったらしい。
そして馬型100体と人型100体のゴーレムを合わせて新たにケンタウロスゴーレムを作成した。
ケンタウロスゴーレムには弓を持たせる。
残った通常の人型ゴーレム200体には騎士団の装備を着させる。
これで戦力の補充は完了だ。
その時力が湧く感覚があったのでステータスを確認する。
ーステータスー
名前:ユウマ
職業:1使役師・2剣士・3未設定
レベル:26
種族:人族
性別:男
年齢:19
体力:5649/5643
魔力:9654/9654
筋力:3249
耐久:2354
敏捷:2043
精神:2693
器用:2145
-スキル-
魔眼Lv2 魔力回復率Lv4
隠蔽Lv4 アイテムボックスLv5
剣術Lv7 生活魔法Lv3
マップLv2 軍団指揮Lv7
鍛治Lv2 氷魔法Lv1
略式呪文 模倣Lv2
-固有スキル-
幸運Lv7 使役Lv8
-称号-
異世界人 小鬼殺し 軍団長
統べる者
レベルが上がりスキルなども上がって更に称号も増えていた。
「よし、後はそうだな使える魔法も増やした方がいいよな。騎士団の魔法士に聞くかな」
「それかデリアさんかな?両方に聞いてみるか」
ここにあるゴーレム、ビッグウッドアーマーゴーレム、ケンタウロスゴーレム、残った武器防具それと矢をアイテムボックスにいれ医薬品と食料も念の為拝借した。
デリアさんを見つけ早速魔法を教えてもらう。
「デリアさんすいませんが魔法を教えて貰えないでしょうか?今は少しでも手札を増やしたいので」
デリアは一瞬驚いた顔をしたがすぐに呆れた顔になった。
「そうすぐに覚えられたら苦労しないわよ。まあユウマは何とかしそうで怖いけどね」
「わかった。教えるわよ」
「前に言ったと思うけど私は、精霊魔法と風魔法を使えるわ」
「前者の精霊魔法はまずは精霊と契約しないと駄目だから、此処じゃそもそも精霊は居ないから無理そうね」
この魔の森は瘴気が立ち込めている為、精霊は殆ど寄り付かない。
その為此処では精霊と契約するのは難しい為省く。
「では後者の風魔法を教えるわよ。まずは私がユウマに風属性の魔力を流すからそれを感じてみて」
デリアはそういうとユウマの手を握りそこから魔力を流す。
手からデリアの魔力を感じそれが全身を巡る。
何となく風の魔力がわかる。
草原の上で風が吹く様なそんな心地の良い魔力だ。
「その様子だと感じたようね、良かったわこれで第一段階はクリアね」
「次は実際に私が風魔法を使うからそれを見ていて」
そう言いデリアは呪文を唱えた。
「我が敵を打ち抜く力となる一筋の風矢となりて打ち抜け《ウィンドアロー》」
デリアの周りに風で出来た矢が1つ出来て正面の木に放たれる。
それを俺は魔眼を起動させて見ると頭の中に、情報が流れ込んで自然と使えると確信を得れた。
ステータスを見てみると
ーステータスー
名前:ユウマ
職業:1使役師・2剣士・3未設定
レベル:26
種族:人族
性別:男
年齢:19
体力:5649/5643
魔力:9654/9654
筋力:3249
耐久:2354
敏捷:2043
精神:2693
器用:2145
-スキル-
魔眼Lv2 魔力回復率Lv4
隠蔽Lv4 アイテムボックスLv5
剣術Lv7 生活魔法Lv3
マップLv2 軍団指揮Lv7
鍛治Lv2 氷魔法Lv1
風魔法Lv1
略式呪文 模倣Lv2
-固有スキル-
幸運Lv7 使役Lv8
-称号-
異世界人 小鬼殺し 軍団長
統べる者
となっていた。
「どうこれが《ウィンドアロー》よ熟練すれば矢の数ももっと増やせるわよ」
「ありがとうございます。参考になりました」
「良いのよ、私は他にもまだする事が残ってるから、ごめんなさいね」
デリアは申し訳なさそうな顔をする
「いえ、こちらが無理を言って頼んだので構いません、ありがとうございました」
お礼を言いその場を後にする。
次に向かうのは騎士団の元だ。
どうやら会議が終わったところでばったりと騎士団長のエトワール団長に出会った。
「ん?ユウマだなどうした?」
そうだな先にゴーレムの事を話すか
「提供して貰いました。ゴーレムを全て強化し終わりました」
「そうか、わかったでは、明日は期待しているぞ」
「あのそれでゴーレムの事なんですが、出来れば他言無用でお願いいたします」
「うむ、わかった我が騎士道にかけて」
「ありがとうございます」
頭を深々と下げる
「それと大変恐縮ですが騎士団の魔法士の方の訓練を見学しても、宜しいでしょうか?」
騎士団の魔法士は確か10名前後だったはずだな
「うむ、まあ貴様なら良かろう案内してやるからついて来い」
「はい、ありがとうございます」
まさか騎士団長閣下直々の、案内とは恐れ入る。
その後騎士団長に案内された、砦の一角では騎士団の魔法士が訓練を行っていた。
魔法士に騎士団長が「この者が見学したいというので連れてきたので見学させてやれ」
「「「ハッ!」」」
その後騎士団の魔法士の訓練を魔眼を発動させ見学し、時には質問なども挟んだ後礼を言い、その場を後にする。
人気のない場所を探し歩き、結局は見つからないのでどうしようか悩んでいると
「そうだ、さっきまでゴーレムを置いていた、倉庫があるじゃあないか」
倉庫は結構な大きさがあり、締め切れば中の様子がわからないので、訓練をするにはもってこいの場所だ。
早速移動し、様々な魔法を時間が許す限りした。
もうそろそろ日が沈む頃合いで切り上げる事にする。
ステータスを確認すると
ーステータスー
名前:ユウマ
職業:1使役師・2剣士・3魔法士
レベル:26
種族:人族
性別:男
年齢:19
体力:5649/5643
魔力:2150/9654
筋力:3249
耐久:2354
敏捷:2043
精神:2693
器用:2145
-スキル-
魔眼Lv8 魔力回復率Lv5
隠蔽Lv4 アイテムボックスLv5
剣術Lv7 生活魔法Lv3
マップLv2 軍団指揮Lv8
鍛治Lv2 氷魔法Lv8
風魔法Lv7 雷魔法Lv8
土木魔法Lv7 水魔法Lv5
火魔法Lv6 回復魔法Lv9
付与魔法Lv3 召喚魔法Lv7
略式呪文 模倣Lv11
-固有スキル-
幸運Lv16 使役Lv8
-称号-
異世界人 小鬼殺し 軍団長
統べる者
となっていた。
召喚魔法は有難い。流石に一人ではあの数のゴーレムを操作するのは骨が折れる。
なので召喚した使い魔に司令塔となってもらい、負担を減らす事にした。
それにしても流石に魔力をこんなに消耗したのは初めてなので、とても疲れた。
その後倉庫を後にして【緑の風】のメンバーと合流し、夕食をとり就寝した。
本日の夜間の警備のシフトから外れていて助かった。
多分騎士団長が気を利かせてくれたのだろう。
ありがたい
その後テントからは規則の良い寝息が聞こえてきた。




