28話
それからあっという間に二週間がたった。
Dランクに、上がる為の昇格試験の資格を満たしたが遠征がある為受けれなかった。
残念だ受けて上がれたら報酬が上がったのにまあ、その分危険度も上がるけど
装備もなんとか揃えられ食料も3週間分アイテムボックスに入れたので大丈夫だろう。
集合場所は朝方に魔の森方面の東門に集合になっていたので行くとそこには約300名程の騎士団と200名近い冒険者がいた。
王国軍は少し離れた場所で待機しておりその数は千名近い、その近くには開拓団とおもしき作業着に身を包んだ一団が500名近く待機していた。
大規模な遠征なんだなと改めて思った。
俺は冒険者の一団が待機している場所へ足を運んだ。
暫く待っていると騎士団長とおもしき立派な鎧にマントそして見事なカイゼル髭を携えた偉丈夫が馬上から「これより魔の森に遠征に出発する!構成は我々ウラカ辺境騎士団300名と王国軍1200名、開拓団500名そして諸君ら冒険者246名の計2246名だ!この一団を遠征軍と呼称する!では、まずは諸君らにはDランク以上と以下に分かれてもらいたい!Dランク以上は右手側へ、他は左手側へ移動して貰いたい」
言われた通りに分かれると、Dランク以上は96名以下は150名に分かれた。
Dランク以上はその後三つのグループに分かれてそれぞれ32名ずつ以下は、五つのグループに分かれて30名ずつに、なった呼称はAグループ、Bグループと呼ばれる事になった。
まあ、殆どがクランかパーティーでの参加なので連携は大丈夫だと思いたいが俺みたいにソロの冒険者は連携に難がありそうで肩身が狭そうだな。
「よし、分かれたな以後グループごとに、役割分担がされるのでグループから離れないように」
「出発の順番は王国軍を先頭に、その次を開拓団と冒険者のA.B.Cグループが護衛につき第二陣に、その次をD〜Hグループの第3陣、最後に我々騎士団がつく!何か質問はあるか!」
騎士は辺りを見渡したが質問はなかった。
「よし、ああそうだ私はウラカ辺境騎士団団長のエトワール・ド・ラインバックである!では諸君らの健闘を祈る、出発!」
魔の森までは、徒歩でウラカから3日の距離にある、この第軍団だ最低でも5日はかかるだろう。
こうして第一次魔の森遠征軍は出立した。